QUESTION Q&A

よくある質問
- 長期優良住宅認定と性能評価認定は取得していますか?
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長期優良住宅と建設性能評価は標準で全棟採用しております。
- 自己資金はどれくらい必要ですか?
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設計申込の際に50万円(税抜)をお預かりします。住宅ローンを組むには自己資金が1割程度は必要だと言われますが、資金についてのご相談も無料住宅相談で承っております。
お申し込みはこちら→https://www.ohtori.net/reserve/
- 凰建設で建築した場合、構造計算の計算書を頂くことは可能でしょうか。
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はい、可能です。構造計算や断熱計算など、全ての書類は引き渡し時に住まい手にお渡ししております。許容応力度計算の書式などは数百ページに及びますので、けっこう嵩張ります。しっかり保管していただければと思います。
- 土地は探してもらえますか?
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ご希望であれば、不動産部門の担当が土地探しから買付けまでお手伝いさせていただきます。ご希望の土地をお探し致しますのでご相談ください。
- 打ち合わせに子供を連れて行っても大丈夫ですか?
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キッズコーナーもご用意しておりますので、ぜひご家族でお越しください。
これまでにいただいた質問
- シャッターでの日射遮蔽は有効でしょうか?日射はほぼ完全に遮蔽できる気がしますが、金属のシャッターが熱くなったらシャッターからの輻射熱で結局暑くなるでしょうか?
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結論だけ言えば有効です。
シャッターが火傷するくらいに熱くなるエネルギーが室内やガラスに入って来るよりははるかに省エネです。
夏には日射熱と共に、1㎡あたり300W程度の熱量が窓から入ってきます。普通の掃き出し窓からは約1000W程の熱が入ってくると思ってください。掃き出し窓が3つ程あった場合、エアコンがその熱を相殺する為だけに一つ必要になります。
シャッターを閉めますと、シャッターの裏側の温度は50℃程度になります。シャッターと窓ガラスの間の空気の温度は40℃以上になりますが、その場合にガラスから入ってくる熱量は、掃き出し窓1つあたり100W程度ですので、シャッターが無い場合の1/10ほどまで軽減できます。詳しい計算式は割愛しましたが、そういう事になります。ただ、おっしゃるように、シャッターが熱くなった分の輻射熱が入ってくるのもまた正解ですので、シャッターよりは、熱容量が軽く熱くなりにくいもので遮蔽をする方がより効果的です。
- 私は自然素材の簾の雰囲気が好きなのですが、日射遮蔽をする際にYKKのアウターシェードなどと比べて遮蔽率など大きく変わるものなのでしょうか?
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すだれの評価に関しては、実は定まっているとは言い難いです。
例えば日本の研究チームの評価では、すだれは外付けスクリーンよりも性能が高いという評価をされていますが、海外の研究チームの報告ですと、すだれよりもスクリーンタイプの物の方が遮蔽性能が良いという評価になります。これは実験する環境によって評価が大きく異なるという捉え方も出来るかと思います。光の透過量という点では、隙間のあるすだれよりも隙間の無いスクリーンの方が優れているのは間違いありませんが、すだれは竹や葦といった細い中空パイプの植物で作られておりますので、素材裏面の温度はスクリーンよりも低いです。そこから放射される輻射熱の影響を考慮すると、すだれの方が高性能という結果もあり得る話です。
様々な条件によって前後しますが、窓から極力離して取り付けるスクリーンが85%程度の遮蔽率、すだれが75%程度の遮蔽率というのが現実的な数字ではないかと考えております。ではこの10%の数字がどの程度の差につながるかという事ですが、冷房期で東西南面の窓が20㎡あり、300W/㎡の日射が300時間続くとします。すると、20×300×300÷1000(最後の÷1000はWh→kWh)=1800kWhというのが窓に当たる日射のエネルギーになります。ガラスの遮蔽性能が50%だったとして900kWh、更に85%カットのスクリーンだと135kWh、75%のすだれだったとすると225kWhがそれぞれ室内に入ってくる日射エネルギーになります。
COP3.0のエアコンで冷房をした場合、スクリーンの場合45kWh、すだれの場合67.5kWhが日射熱を打ち消すための消費電力となります。電気代が28円/kWhの場合、スクリーンは1260円/冷房期、すだれは1890円/冷房期という計算になります。ちなみにスクリーンもすだれもない場合ですと、8400円/冷房期という数字になりますので、やはり日射遮蔽の工夫は必須と言えます。すだれにするかスクリーンにするかは、好みで決めて頂いても良いかと思います。
- 土地購入、真南向きが理想でしたが、希望の土地では存在せず、若干巽(南東)向きの土地で決めようと思っています。窓は南南西と東南東に広めに取る予定ですが、この比率はどのように考えますか?
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周囲の建物の影響や間取り、建物自身が作る日陰が大きく影響しますが、南南西の方角9:東南東の方角1くらいで考えます。真南に対して、22.5℃が南南西、真南に対して67.5℃が東南東ですので、一年を通した集熱効率は全く違うものになります。
いずれにしても日射遮蔽の工夫はしっかりしておきたいところです。
- 名古屋圏でC値が0.5、UA値0.46の場合、窓をペアガラスからトリプルガラスに変えても費用対効果有りますか?
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何を持って費用対効果とするかにもよります。例えば、光熱費と初期コストの2点だけを考慮すると、ペアガラスの方が割安になる可能性も十分にあります。
しかし、ペアガラスでは窓のそばで冷気を感じる為、その近くには寄りたくないなと思ってしまうと、窓の周囲が使えない空間となり、家が実際より狭い事になってしまいます。
ハニカムサーモスクリーンの様に断熱を更に補強する部材を取り付けた際、ペアガラスでは雫が垂れるほどの結露が起こる可能性もあります。結露を起こさずスクリーンを使える430+スクリーンの断熱性能vs結露が起こる為サッシだけのペアガラスの断熱性能となると、光熱費、快適性が更に変わってきます。
直接的なコストの他に、間接的に変わって来る部分もありますので、いただいた条件で、可能であれば窓はトリプルガラスにしておくことをお勧めします。
予算が無ければ、洗面や浴室、など、温度が低く湿度が高い水回りだけでも変えておかれると結露の量はてきめんに少なくなります。10年後、周囲の家でトリプルガラスが当たり前になった時、自分もこうしておけばよかったと思わないと言い切れるならペアガラスでも良いかと思います。
- 耐震等級3、高気密高断熱にしたら一階の南側窓面積が小さくなると聞いた事が有りますが本当ですか?
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一般的には本当です。
窓は断熱的にも耐震的にも弱点になります。無制限に窓を付けて耐震等級も3が取れるという事はありません。特に、南北に長い建物になる場合は、1階の南側の窓は思うように取れない場合が多くなります。
高気密高断熱にする事と、窓が小さくなることは関係がなく、耐震等級3を取ることだけが窓の大きさに関係してきます。