断熱

UA値(ゆーえーち)とQ値(きゅーち)

いよいよ経産省ZEHの募集要件が発表され、

平成28年度の家作りが始まるなぁと実感する季節になりました。

10年前は、家を作って100万円単位の補助金がもらえるなんて

予想もしませんでしたが、200年住宅構想などが持ち上がり、

あれよあれよという間に、補助金を使って家を建てるのが

当たり前の時代になってしまいました。

経産省のロードマップによりますと、2018年までは、

ZEH普及の為に補助金は出す予定だそうですが、

毎年金額も少なくなって行きますので、

いつ建てるのかは難しい問題ですね。

断熱の良さを表す数字とは?

HEAT20のグレードやWEB算定プログラム、色々な基準があり、

家の性能を出すための数字も様々ですが、

最近は断熱の良さを表す数字はUA値を使われることが多く、

UA値を重視した記事やプレゼンを見ることも多いです。

ひと昔前はQ値という指標が使われておりました。

(指標に用いる記号の読み方がだんだん難しくなっていきますね。

アルファベット以外の文字も使われ始めてますので、、)

Q値とUA値の違いは何?

両社の違いは逃げる熱を床面積で割るか、床壁天井合計の面積で割るかの違いです。

604-1.gif

(画像はNiceさんのHPより)

家に住まう人にとって、UA値か、Q値かは、

おそらくどうでも良い問題だと思います。

それよりも実際の光熱費がいくらくらいになるのか、

家の温度を何度くらいに保てるのか、

そちらの方がよりリアルな生活を想像できるのではないかと思います。

Q値とUA値、どちらの数字を見ればいいの?

ちなみに私個人としては、家の性能をUA値だけで表記する事には実は反対です。

理由はかんたん、建築会社や設計者が楽をできるからです。

実際に設計をしてみれば分りますが、

UA値は、断熱仕様の選定と窓の選定さえ済ませてしまえば、

ほぼ決まってきます。それ以上何も努力することがなくなってしまいます。

どんなくちゃくちゃなプランを作ろうが、UA値はそうそう変わりません。

しかし、Q値は違います。断熱仕様と窓の選定と同時に、

間取りの努力をしていかなくてはQ値は下がりません。

如何に無駄な外皮面積を減らし、そのうえでデザインを整えて行くのか、

言い換えると家に住まう方の快適性、経済性をどこまで追い求めて行くのか

という事まで考えないと、Q値は下がりません。

総合的な熱損失は無視して、とにかく壁や屋根の性能数値だけを

良く見せかけたいという為にはUA値はもってこいです。

省エネ設計をする知識や能力の無い

設計士さんや営業マンさんはとてもありがたいと思います。

うちの家、性能値はすごくいいはずなのに、光熱費、そんなに安くないよね。

性能いいはずなのに、寒いよね。隙間風あるよね。

そんな声をいっぱい聞きます。

本当に住みやすい家にはQ値が必要

結局は本当に暖かく、涼しく、

そして光熱費が掛からない家を作れるかどうかだと思います。

だから、UA値と併用して、私は今もQ値を大事にしております。

Q値が正確に出ていれば、家の冷暖房費も出しやすいです。

UA値だけでは、なかなか計算は大変です。

表面積を算出しないといけないので、、

ちょっと前にご紹介しました、

家の燃費をシミュレートする、おそらく日本初のソフト

でも、Q値を家の指標にしております。

300.jpg

UA値も勿論大切ですが、そればかりに囚われると、

本当の省エネな家にはつながりません。

是非本当に住みやすい、家を目指して家づくりをしてくださいませ。

 

さて、今回は性能数値のお話しでしたが、

家づくりにはまだまだたくさんの落とし穴があります。

家づくり失敗したなぁと思う人を一人でも減らせたらと思い、

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森 亨介(こうすけ)

国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。 生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。 凰建設株式会社専務取締役 一般社団法人ミライの住宅代表理事 一般社団法人パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー

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