凰建設の森です。

もうそろそろ梅雨明けの時期です。

昨年の東海地方は7月上旬に
梅雨が明けてしまい、それに伴い
猛烈な熱波に襲われました。
熱波が湿気を呼び寄せ、
未曽有の豪雨もありました。

あと10日ほどは、梅雨前線に
頑張ってほしいなと思います。

さて、梅雨が明けるといよいよ
冷房フル稼働の時期になります。

梅雨時期はお勧めしていた
再熱除湿もあまり使わなくなり、
エアコンは冷房一辺倒になります。

ここで押さえておきたい、
冷房の仕組みと、ついやりがちな
増エネ行為について、
今日はお話をさせて頂きます。

エアコンを冷房に設定すると、
冷気を作ります。

暑い時期に家の中に冷たいものが
あると、それは周りの水蒸気を
冷やして結露を起こします。

その結露した水を外に捨てると、
それは除湿をしたという事になります。

空気を冷やして水蒸気を結露させる。
エアコンの冷却能力は、
その二つの仕事に割り振られます。

覚えておいていただきたいのは
その二つの仕事の割合は
どのくらいの比率かという事。

住宅の性能にもよりますが、
この割合は、性能の低い家で
冷却が2:除湿が1くらい。
性能の高い家ですと、
冷却が1:除湿が1くらい。

冷房能力のうち、半分くらいは
除湿に使われている感じです。

除湿の為のエネルギーというのが
なかなか理解しにくいですよね。

水などの物質が、気体や液体に
形状変化をする際、周りの熱を
奪ったり、周りに熱を与えたり。

それを潜熱と呼びます。
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予防接種の際、アルコールで
肌を消毒すると、冷たく感じます。
これはアルコールが蒸発する際
肌の熱を奪うからですね。

逆に、水やアルコールは、
結露を起こす際、周りの物を
暖めます。

あまり実感することはないのですが、
湿度の高い環境の方が、
ビールは早くぬるくなるんですね。

エアコンの内部で結露がおき、
その分エアコンの内部が暖められます。
代わりに冷たくなった結露水は
屋外に捨てられます。

冷たい水を屋外に捨ててるんです。
試しにエアコン室外機の裏に出ている
水を触ってみて下さい。
冷え冷えですから。
↓     ↓
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冷え冷えの水を作って外に捨てる。
この仕事のエネルギーが
無視できない量になるのです。

だからですね。
夜になって気温が下がったとき、
エアコンを止めて窓を開けて
外の冷気を導入するのは
よくある話だと思うのですが、
これは折角働いたエアコンの
除湿の部分の仕事を台無しに
する行為なんですね。

高性能な住宅であるほど、
窓を閉めたときの湿気の流入は
少なくなります。

折角除湿した空気をまた
湿気たっぷりの空気に入れ替えて
しまうと、エアコンは
一から除湿を行わねばなりません。

夜にエアコンを止めて窓を開けるのは
気象状況やエアコンの運転次第で
増エネになる可能性もあります。

夏はエアコンかけっぱなしでも
電気代が変わらなかったという
記事がここ数年出てきますが、
除湿の負荷も大きな要因です。

エアコンの運転をどのようにするか。
迷ったら、家の空調設計をした
設計士さんに相談です。