MAGAZINE 気候変動とエネルギー危機に備えよう
凰建設の森です。
本日は学校です。
昔で言う、職業訓練校。
↓ ↓
%url1%{https://www.takumi.ac.jp/category_list.php?frmCd=10-0-0-0-0}
未来の大工さんや
電気、水道の職人さんを
育てる学校です。
こちらで「住宅とエネルギー」
という科目を担当しております。
普通の非常勤講師は結構楽です。
決まった教科書があって、
毎年同じことをやれば良い感じです。
しかし、この学校のこの授業は
結構大変です。
なぜなら、エネルギーという物は、
毎年状況が変わるからです。
エネルギー問題と、地球環境問題と
軍事問題は、大体セットです。
当然経済問題もくっついてきます。
サウジアラビアの油田が攻撃され
ニュースになっておりますが、
こういうことが起きるたびに、
情勢が変わっていきます。
4年前の授業は、イスラム国と
地球環境問題とエネルギー問題。
今年の授業はホルムズ海峡
タンカー攻撃とエネルギー問題。
世界の動きと身近な話をどれだけ
リンクさせて学生さんに伝えるか。
興味のある子はすごく質問します。
興味のない子は、、、寝てます。
俺、大工だし、関係ないし。
という心の声が聞こえてきます。
まあ、若い子はそんなもんです。
毎年授業の資料を作り変えます。
毎年、日本のエネルギー事情を
私も勉強し直します。
定点観測をしていると、色々な
物が見えてきます。
今のままでは辻褄が合わない事が
沢山出てきます。
辻褄が合うようにしようとすると
社会はこう変わらねばという
将来像が見えてきます。
今、千葉で被災されている方が、
ライフラン断絶でとても苦しんで
おられます。
殆どの日本人は対岸の火事として
ニュースを見ております。
エネルギーが有限だという意識は
多分殆どの日本人にはありません。
お金を出せば、エネルギーは
買えるというのが共通認識。
でも、千葉の皆さんは
お金を出してもエネルギーが
買えない状態です。
当たり前に手元に届く電気が、
どれほどの費用を掛けて整備された
ありがたいインフラなのか、
実感されておられるのでは。
地球が一年間に生産できる
資源量は限りがあります。
その資源量以下で人類が
生活をするのであれば、
人類は未来永劫地球上で
暮らしていける事になります。
地球の一年間の生産資源量を
使い切った日の事を、その年の
アース・オーバーシュート・デー
と呼びます。
今年はこの日付です。
↓ ↓
%url2%{https://www.wwf.or.jp/activities/news/4032.html}
これ以降は暑かろうが寒かろうが
冷暖房を掛ける事はおろか、
お湯を沸かしたり調理をしたり、
車や電車に乗って出かけたり
何だったら漁をしたり木を切ったり
そういう事すらできないのです。
千葉の皆さんはアースオーバーシュートデーの
後を生きる仮想体験をしている
と言えるかもしれません。
如何にエネルギーを使わずに暮らすか、
如何に食品ロスを少なく過ごすか、
よく考えなくてはなりません。
話が横に逸れましたが、
この状態が変わらずに進むと、
将来はもっとひどいことに。
50年後でも住み続けられる環境を
今から整えて家づくりをしなくては
災害などに巻き込まれて、
あえなく宿無しに。
地震も来るでしょうし、
台風は毎年勢力を増していきます。
豪雨も増えて洪水も増えます。
心配だから家を建てずに現金貯金。
そう考える方もいらっしゃいます。
勿論それが正解になる可能性も。
ただ、もし、災害等で
国とその経済がガタガタになり
日本の通貨価値が下がって
インフレが起こったとしたら、
衣食住の現物を持っている事が
何よりの資産になります。
給料が月額3000万円になり、
お米一袋が10万円になったりしたら
今、せっせと貯めている100万円は
1回の外食でなくなる価値に。
逆に、清水の舞台から飛び降りる
思いで組んだローンは、3か月で
返済出来てしまう額になります。
この先50年の間に、そうならないと
誰が断言できるでしょうか。
勿論そうなると断言することも
出来ないのですが。
なる可能性とならない可能性、
どちらが高いと思います?
先の事は分かりません。
しかし、予測をしようとする努力は
続けたほうが良いです。
今はさっぱりわからなくても、
外れ続けても、その努力は必ず
予測精度の向上につながります。
家を建てるという事はこの先50年
自分の中で変えられない物が
出来るという事です。
しかも、そのためにする投資は
決して小さくないですよね。
50年先を占う努力は決して
無駄にはならないです。
家を建てた時点であなたは
50年先にそこに住むことが
ほぼ決まるわけですから。
こんな事、思いもよらなかったと
避難所で家族に謝っても遅いんです
だから、今だけの事ではなく、
将来の事を考えて家を建てねば。
息の長い商品である家を売る
建築会社は、本来、その家が
寿命を全うする時のことまでを
考えて家を建てるべきだと思います。
建築会社は建てて終わりですが、
住まい手は、その家の責任を
最後まで取らないといけないから。
「一生のお付き合い」
とよく言われます。しかし、将来
エネルギーコストが上昇したから
といって、上がった光熱費を
建築会社が負担してくれる訳では
ありません。
気候変動とエネルギー高騰に備えた
家を建てていかねばなりません。
あなたが住まい手として最大限
その備えをしようと思ったら、
自ら勉強することも大事ですが、
建築会社がそこまで考えているか
ちゃんと確認しておくことの方が
より現実的で実効性のある
備えになると思います。
今後、今年以上の災害が発生する
可能性は、残念ながら100%です。
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%url3%{https://youtu.be/_zrXPXRR_gg}
良い会社に巡り合えますように。