MAGAZINE 湿気と戦える設計士かどうか
凰建設の森です。
昨日は名古屋にて湿気対策講座。
夏の除湿、冬の加湿は、
住宅の実務者さんをいつも
悩ませる厄介な敵です。
エアコンを運転させると
空気の冷却と除湿が両方できますが
それを数字で押さえている人は
結構少ないです。
建築設備の教科書にはその辺の事が
書かれているのですが、基本的に
ビル用を想定して書かれているため
住宅ではスペース的にも予算的にも
採用できない設備が殆ど。
ビルの空調設計者と違い
住宅実務者に与えられた
湿気と戦う為の武器は少ない。
であるならば、それぞれの設備の
特徴を100%生かせるように
知識を持たねばなりません。
ところが、住宅に特化してそういう
勉強会を開催したり本を書いている
人というのはゼロに近いです。
だから、除湿加湿については、
私も含めて住宅の設計者は
なんとなくでやってきました。
しかし、なんとなくでやると、
もし問題が起こった時に、何を
どうしたらいいのか分かりません。
家が乾燥するから加湿器を付ける。
果たしてどのくらいの加湿器を
何台くらい置けばいいのか。
梅雨時に除湿が上手くいかない。
どんなエアコンを付ければいいの?
うるるとさららは良いらしいけど
高いので費用対効果はどうなの?
実はその辺の問題に対しては、
作り手と住まい手の知識レベルは
殆ど変わらなかったのですね。
なので、誰もやっていないなら
自分がやってみるかと、今回の
講座開催に至ったわけです。
講座後にアンケートをお願い
したのですが、思いのほか
自由記述欄もしっかり書かれてて
私もすごく嬉しいです。
まだ全員分集まっては居ませんが
作り手の皆さんの感想は
↓ ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202019-08-29%2016.19.30.png}
こんな感じ。
温度と湿度は物理の話です。
物理の話であれば、計算が可能。
計算した結果、必要な能力に
最も近い設備を選ぶ。
当たり前の話ですよね。
全ての作り手がその当たり前を
設計できるようになればいいな。
ちなみにですね。
自分の設計士がその計算出来るか?
見抜くための質問としては、
冬に任意の温湿度にしたい時、
我が家は一日に何Lの水が
あればいいんでしょうか?
みたいなことを聞くと良いかと。
昨日はこのメルマガを読んでいる
プロの方もお越しになられました。
設計士を見抜くためにコレを聞け
シリーズはやめて~
と冗談交じりに言われました。
業界の裏、そこまで言っちゃう?
とも。
はい、全部言っちゃいます。
言えば言うほど、実は自分の
首も絞める事になります。
だから、自分も成長しなきゃと
頑張る事が出来るんですよね。
全部言っちゃって住まい手が
賢くなれば、ちゃんとした作り手が
正しく評価されるようになります。
そうしないと日本の家は
良くならないですし、
住んでいる地域は良くなりません。