MAGAZINE 長期目線で考える事の大切さ
凰建設の森です。
本日は新しいお客様がご来場。
計画を聞くと、リフォームとの事。
築18年の家のLDKとキッチンを直す。
家はどんな感じですかと聞くと、
やっぱり「寒い」とのこと。
寒さを何とかしたいという事ですが、
実はこの築18年という時期は
最も微妙な時期なんですね。
水回り設備は傷んできたから替えたい。
床も一緒にやるといいけど、
そこまでは傷んでいない。
外壁はガルバリウムを選んでいたので、
全く痛んでいない。
でも、暖かくしたい。
という事は断熱材を入れる。
これ、一歩間違えば
同じ場所を定期的に掘り返す
道路工事の様に、お金が掛かり続ける
パターンです。
まずは今の家にどれだけ住むか。
一生なのか、将来建て替えるのか。
一生住むのであれば、
最終的にどれだけの性能に
していきたいのかを考える。
今回のご相談の家は、
耐震はまずまず。現在で言う
等級1は取れています。
しかし、断熱は図面を見ても
ヒアリングをしてみても、
恐らく全く足りていない状況。
家を改装する際、断熱とか
耐震というのは、最も構造に近い
部分を触る必要があります。
そこが足りてない家に対して、
内装をいいものにしたり、
外装をいいものにしたりというのは
全くお金の無駄遣いです。
35坪くらいの家だと
新築の時であれば、300万円で
十分な断熱と耐震が出来ます。
十分というのは、Q値が1.0程度。
耐震等級3程度です。
だけど、それをリフォームでやると
大体1000万円はかかります。
日本人は、家は新築の完成が
家の完成だと思いがちです。
後から手を加えるイメージは無い。
しかし、家を40年50年使うなら
最初に掛かるお金よりも、
後からかかるお金の方が多いです。
何にお金がかかるって、壁の奥
床の下を触る工事に掛かります。
だから、何かのついでにやれるなら
断熱と耐震の補強は絶対やるべき。
一番、何かのついでになる時期は
新築の時をおいてありません。
2050年には、日本の家は全部
ゼロエミッションになります。
住宅部門からのCO2排出量は
ゼロ以下になる予定です。
その為の法整備や社会制度の制定が
どんどん進んで行っております。
「断熱するかどうかは個人の自由」
全くその通りです。
CO2を好きなだけ出したければ
それだけのお金を払えばいい。
そういう仕組みになっていきます。
どう考えても、早いうちに断熱を
しておいた方が経済的に得。
そういう社会になっていくのです。
ものすごく可哀そうなのは、
割と築年数が浅くて、豪邸なのに
断熱や耐震にお金を掛けず、
内外装にお金を掛けた家。
その方の建てた家は、こだわりの
部分を全部はぎ取って、
建物の骨組みからやり直すのです。
断熱と構造さえしっかりしていれば
内装の張替は比較的簡単。
例えていえばこんなイメージ
↓ ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/compressed_thumbnail_square_large.jpg}
美味しいですよね。
お金が無いから断熱を薄く。
よく出るお話ですが、
それ、後で余計にお金がかかる
パターンです。
お金が無いのであれば、
上のイチゴは後からでもいい。
その方があとで掛かるお金は
ずっと少なく済みますから。
家は建ってからの方がお金がかかる
だから長期目線で考えましょう。