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自分の首を絞める家

日本人の暮らし

凰建設の森です。

本日は、地域の活動日です。
とはいえ緊急事態宣言下。

遠隔での参加になりました。

自分で言うのもアレですが、
PTAや消防団をはじめとする
地域の活動には比較的
積極的に参加している方かと。

こういう地域の活動を続けていると
年々地域が疲弊しているのを
どうしても感じてしまいます。

まず、どの団体も人がいない。
担い手の確保が大変です。

なんでかというと、絶対的に
地域から若い人が減っているから。

人口の全体だけ見ると、漸減。
しかし、どの地方も高齢者が
増え、若年人口が激減、
というのが現状です。

あなたは今、どこに住んでいる?

生まれた地元に住んでいる方。
小中学校の同級生は、
どのくらい地元に残っていますか?

地元を離れて住んでいる方。
地元に残らなかった、または
残れなかった理由は何でしょうか?

様々な理由があるはずですが、
恐らく仕事に関するものが
非常に大きなウエイトを
占めているかと思います。

地元で優秀だった人ほど、
その能力を生かす為に、
より都会の企業に就職します。

また、地元にはそもそも
公務員以外に若者を雇用できる
器が無いというパターンも。

国であろうが地元であろうが
景気を底支えするのは個人消費。

個人消費という需要が無ければ
そこには企業は存在できません。

そして経済が成熟停滞し、
給料が上がり続けない
今の日本において

個人消費の量を決めるのは
金融緩和でもなく株価でもなく
また国の借金の量でもなく、
単純に就労人口の数になります。
↓     ↓
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働かない人がたくさんいても
個人消費は伸びない。

地域の需要を作るのは、
地域で働く人になります。

どちらが先ではなく、

この2つを同時に上げていく。
それが、地域の経済対策。

地元に残っていない人に
お尋ねします。

恐らく地元で今と同水準の
給料をもらえる会社が
あったとしたら、
地元に残ってた可能性も
あったのでは?

で、それが家づくりと
何の関係があるのか?

家づくりは非常に大きな
お金の動く買い物です。

家づくりの為に払ったお金は
建築会社にその多くが
払われていきます。

建築会社に払うお金は
ざっくり半分が人件費、
残り半分が材料費になります。

まず、その建築材料の内
どのくらいが地域の物か。

材料費が地域はおろか
日本にすら払われないという
家づくりは沢山あります。

そして、人件費はどのくらい
地域の人に落ちるのか。

本社機能が地域に無い会社だと
地域への経済効果は半減。

あなたが建てる家は
あなたが地域で働いて稼いだ
お金によるものです。

あなたが稼いだお金が、
正しく地域に還元されたなら
地域で働く人や、地域で
建築材料を作る人に配分されます。

その人が行う消費行動で、
また地域に需要が生まれます。

地域の雇用と活性化につながる。
あなたの子ども達もまた、
地域で働いていける可能性が
高まることになります。

みんなが地域にお金の残らない
家を建てると、地域のお金は
どんどんなくなっていきます。

需要も仕事も同時に無くなる。

家だけが原因ではないけど
そうやって、日本の地方は、
ずっと衰退してきたんです。

家を建ててローンを組むと
お金で地域に縛られる。

地域が廃れて一番困るのが
そこで家を建てる人なんです。

他でもない、あなたです。

私くらい好きな会社で家を
建てたっていいじゃない。

って全員が思うと、
地域は滅ぶことに。

どんな消費行動でも同じですが
家は特に影響が大きい。

小さな町であればあるほど
あなたの建てる家が及ぼす
ウエイトが大きくなる。

可能な限り地域の会社を。
可能な限り地域の材料を。

衣食住の需要が、
地域で賄えなくなると、
それはもう生け花と同じ。

種を落として芽を出すという
サイクルは途切れています。

枯れるのを待つばかり。

家づくりは、自分と地域を
鎖で縛りつける行為です。

その決断の重みを、どうぞ
噛みしめていただければ。

#本質的な家づくり #設備より建築 #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー