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【日刊】実家どうするか問題

日本人の暮らし

凰建設の森です。

本日は事務所内での会議や
インスタライブなど。

基本的にはデスクワークでした。

明日からまた3日ほど出張に
なりますのでやれるところは
やっておかないと、、、

さて、本日の話題は、
実家をどうするか問題。

インスタライブのテーマでしたね。https://www.instagram.com/reel/DZT5B6Ikv9M/

弊社にご相談に来られる方には
ほぼ全員お聞きするのが、
将来的に相続をする予定の
土地や建物は有りますか?

です。

体感的には半分以上の方が、
「ある」と答えられます。

では、その相続する予定の
土地や建物をどうするか
決まっていますか?と聞くと、
7割程度の方が、決まってない。

漠然と「売るんじゃない?」
みたいに考えている方が多い。

しかし、その流れを実行に
移すためにはいくつもの
ハードルを超えなければならない。

まずは親の家の片付けです。
残置物が山ほどある家に
なっている事が多いので、
遺品整理を行います。

これ、根を詰めて毎週末やっても
数か月かかる作業になります。

親の物だけならまだしも、
親の兄弟や自分の兄弟の荷物が
混じっていたりしますので、
これは捨ててよいのかどうか、
方々に確認を取らなければならない。

面倒くさくなって、えいやと
捨ててしまう事も可能ですが、
業者に頼めば100万円以上かかる
という事も少なくありません。

更に、なんで捨てたんだと、外野から
文句を言われたりすることもしばしば。

数十万円、ややもすると百万円以上の
お金を掛けて片づけが終わりました。
次は建物になります。

建物はそのままの状態で売れるか?

弊社の立場だと、そのままの状態で
売り買いしてほしいものですが、
実際の市場では片付けだけが終わっている
状態の家というのはなかなか値が付かない。

リフォーム済みにするか解体して
更地で売るかという選択に。

リフォームだと500万円。
解体だと300万円程度の初期投資が。

売値はリフォーム済みの古家の方が
付きがちですが売れやすいのは更地。

既に片付けで100万円かけている。
更に300万円や500万円を掛けて売って
回収できるお金が1000万円以上なら
元が取れるので頑張れますが、
地方の場合、土地の価格が500万円
行くかどうかみたいな場所もあるので
そうなると売った税金を払ったら
何も残らないという事も。

相続したら早めに片づけて売ることで
税金が安くなる制度もありますが、
それを知らない人も多い。https://uchida.or.jp/8317/

この制度、非常に人気で優れた
ものではあるのですが、
これを知らずに適用期限を超えた場合、
一気にやる気が無くなるという側面も。

あれ、あと1年早く動いてれば、
手取りがもっと多かったのか、、、
今から動いても放っておいても
変わらないなら放っておくか。

みたいな事もよく起きます。

そうやって今まで相続した実家は
放っておかれることも多かった。

じゃあ、これからも放っておけば
いいんじゃないのかな?と思う人も
いるかと思いますが、15年後には
3軒に1軒が空き家になるのでは
みたいに言われている時代です。

国としても当然対策を考えている。
空き家対策法ですね。

立法当初は、特定空き家の指定を
受けたら土地の固定資産税が
1/6になる特例が外れるという
ものでしたが、だんだん厳しく
なってきており、管理不全空き家
というカテゴリも新設され、
空き家を持っているリスクが
更に上昇しました。

京都市などは活用されていない
空き家があれば市が勧告したり
介入したりできるという条例を
設けております。

おそらく京都をモデルにした
空き家への行政の介入は、
全国に広がっていくと
私は予想しております。

2050年くらいには、住民票が
設定されていない空き家は、
全部1/6ルールが外れるという
所まで行くのではと思います。

プラスアルファのペナルティ的な
税金が課される事もあり得る。

そうじゃないと、空き家は
日本からなくなっていかない。

30年前に、親の家を放っておいて
新しく土地を買って家を建てた人が
今、空き家問題で苦しみ始めていますが
今から、親の家を放っておいて、
その扱いについて何も考えずに
土地を買って家を建てる人は、
将来もっと苦しい状況に置かれます。

家を建てる前にまず、自分が将来的に
相続をしなければならない土地や建物が
どの程度あるのかという事を拾い出す。

建物が建っている土地の場合、その土地の
固定資産税が今の6倍になっても、
自分は払っていけそうなのかどうかを
考えておく。

それらの判定を全部クリアできるなら、
家を建てるために土地を探しても
いいのではないかと思います。

空き家相続の怖いのは、大体が
自分が収入が無くなったくらいで
相続になるという事です。

さて、子供も独立して退職もして、
悠々自適だと思ったくらいで、
親の家を相続するんですね。

高齢化社会ですから。

どうぞ、他人事だと思わずに、
あなたの30年後を想像して、
親の家問題に取り組んでいただけたら。

ぜひ、参考にしてくださいませ。

#流行より普遍性

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー