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網戸は必要?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は午前中打合せ。
お昼からは現場の検査。

弊社施工範囲、西に目いっぱい。
これ以上西の現場はお請け出来ない。
という場所になります。

プリウス君の走行距離が
稼げる現場になります。

さて、本日の話題は、窓の網戸。

高断熱住宅には網戸は要らない。
という人も多いです。

実際、弊社のお施主様でも、
窓は全然開けていません、
という人も一定数おられる。

なんだ、やっぱり要らないじゃない。
と思う人も少なくないかと思います。

ただ、これもやはりケースバイケース。
絶対に要らないと言い切る前に、
少しだけ考えてみてください。

梅雨入り以降、秋分の日までは、
我が家でも窓はほぼ締め切り。

問題は今の時期と、秋分の日から
冬至を迎えるくらいまでの話です。

例えば昨日、岐阜市の日中は
29度まで上昇しました。

夕方過ぎると、家の中はさすがに
暑さを感じます。
高断熱の家とは言えども、
27℃位まで上昇する可能性がある。

そして夜を迎えると、
21時時点で24℃。
今朝は夜明け前で17℃。

60cm角の窓が1階と2階にあり、
1m/sの風速で空気がところてん
式に流れていたとします。
21時(24℃)~翌6時(17℃)
までそれが続いたとします。

細かい計算は省きますが、
大体6畳用のエアコンを
一晩中全力運転で回すくらいの
排熱をすることになります。

家の蓄熱量にもよりますが、
一晩で3~4℃程度、
家を冷やしてくれる計算です。

開口部が倍になれば冷え方も
もっと激しくなります。

27℃の室内が23~24℃まで
冷やされて、次の日を迎える。

日中は日差しを遮りしのぐ。
また夜に排熱をする。

それで夏至まで何とか
凌ぐことができれば、
春分の日~夏至までの、
無暖房無冷房チャレンジは
成功だと思います。

当然、エアコンを付けたほうが
温湿度のコントロールは、
やりやすいものになります。

しかし、エアコンを付ければ快適。
なのであれば、どんな家でも
難しい事はありません。

自然が生み出す温度差を、
有効に生かして、どこまで
文明の利器に肉薄できるか。

それが設計者の腕の見せ所
なんじゃないかなと思います。

家の窓を開けるのであれば、
やっぱり網戸は必須です。

この時期であっても、
蚊は入ってくるし、
灯に虫が寄ってきます。

大きな開口を全開にして、
夜眠るのは怖いですよね。

人間が入ってこれないサイズの
空き方をする窓を上手に使い、
中間期の快適な暮らしを作る。

通風をして暮らしたいという
人であれば、是非挑戦を
してみていただきたい。

無冷房の時期を、
まずはGWが終わるまで。
次に5月いっぱいまで。
そして梅雨入りまで。
夏至を過ぎるまで。
いけるところまで。

ギリギリまでやった後に
冷房を付けてみると分かる。

なんて便利な設備なんだと。

働いて喉がカラカラの時に
水を飲むと何よりも美味しく
感じるアレではありませんが、
エアコンのすばらしさを、
120%体感できます。

また、この方法が生きるのは
災害時になります。
太陽光発電の自立運転では、
エアコンは動かせないという
仕組みの家の方が多い。

設備が無い状態であっても、
夏冬に外よりは快適という
暮らしが出来る家を作るのは
エネルギーが途絶えた時に、
その真価を発揮します。

全部の窓に網戸を付ける必要は
ありませんが、必要な窓には、
有ってもいいんじゃないかと。

私はそう思います。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー