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家づくりと男の度量

日本人の暮らし

凰建設の森です。

本日は新築の打合せ。
そして新築のご契約。

契約の途中にお施主様より、
「森さんは沢山契約してるから
慣れているだろうけど、
私たちは初めての契約ですからね」
という言葉を聞いて、
はたと気づきました。

あれ、このご契約、
私が社長になって初めての
契約じゃないか。

思わず、「私も社長になって
生まれて初めての契約です!」
と答えてしまいました。

お施主様の言葉が無ければ、
意識しなかったかもしれない。
おかげで大変思い出に残る
ご契約となりました。

図面を描く前のヒアリングの
段階から非常に頭を悩ませた
計画となりました。

ご夫婦で好きなテイストが違う。

共通点を見いだせるレベルの
違いではなく、それこそ
全く違うお好みを持つご夫婦。

同じ家の中で好みを同居させるのは
かなり無理のある計画でしたので、
とても思い切って割り切ったプランを
提示させていただきました。

ご主人が、契約が終わって
お帰りになられるその時まで、
「この家は妻の要望が90%、
私の要望が10%くらいの
比率で出来ていますから。」
と仰っておられました。

そうなんですね、割り切りの中身は、
奥様の要望にほぼ振り切った提案。

色々言い訳はありますが、
すみません、私の好みと、
奥様の好みが非常に合ってた。

例え没になったとしても、
私自身が、奥様の(そして私の)
大好きな感じのデザインを
提案しなかったとしたら
後悔すると思ってしまいました。

この提案で、夫婦喧嘩が
起きてしまうようであれば、
大人しく折衷案を提案しなおそうと
思ってのプラン提示でした。

奥様、思った通り、
喜んでいただけた。
ご主人、思った通り、
ええええ?という感じ。

さて、どうなるか。

もう正直に、今回のプランは、
奥様の要望をほぼ100%入れ、
ご主人の要望は殆ど無いですと
お伝えしてお二人の反応を
見させていただきました。

きっと、悩まれたと思います。
今まで働いてきて、これからも
働いて、自分が理想としていた
住まいとはかなり違う空間で
この先の人生を過ごす事になる。

自分の好きなテイストの小物や
家具なども、ほぼ確実に
合わない家になるだろう。

悩んだ末に出された答えが、
奥様の好きな感じで行こう。
というものでした。

女性であれば分かると思うけど、
その決断をした瞬間、ご主人の
好感度は爆上がりです。

家づくりという一生を左右する
決断の場において、奥様の要望を
100%優先する事が出来るのは、
物凄い愛を感じますよね。

基本的に、男というのは、
連れ添った伴侶を喜ばせて
あげたいと思うものです。

しかし、自分のやりたい事を
曲げてまでそれが出来るかというと
出来る人はなかなかいない。

だからこその好感度爆上がり。

この決断は将来後悔するか。
というと、ほぼ間違いなく、
これで良かったと思えるはず。

だって、そんな旦那さんを
嫌いになる奥さんはいません。

これは、世の男性であれば、
同意していただけると思いますが、
奥さんがご機嫌で居る事、
奥さんが自分を好きでいて
くれる事って、人生で言うと
登りエスカレーターに
乗っている状況と同じ。

逆だと下りエスカレーター。

幸せになるための努力の
必要量が違い過ぎてきます。

「今まで頑張ってくれたから
妻の為の家を建てます」

度量の大きさが、
巡り巡って自分の幸せに
なることを知っているから
こそ、言える言葉だと思います。

家づくりにおいて、ご夫婦の
意見が食い違う事は多々あるはず。
そんな時こそ、度量の大きさを
ご家族に見せる大きなチャンス。

是非、家づくりを通して、
夫婦の絆を深めていただければ。

家づくりをする男性の皆さん。
頑張りましょう。

#家族の距離感 #本質的な家づくり

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー