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減築は未来の為

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

弊社、いつも感謝祭が終わると
一気に年末モードな雰囲気に。

クリスマスとか色々ありますが、
年の瀬を感じますね。

本日は色々溜まっている事を、、、
と思いきやなかなかうまく時間が
取れず、リノベの相談のお客様を
お待たせしているものがうまく
片付きませんでした。

リノベの相談が山積みで、
来年3月の着工が大変な事に。

さて、本日の話題はリノベの中でも
「減築」という選択について
お話をさせていただければと。

家が足りない時代は増築が多かった。
平屋を2階建てにしたり、小さな家に
部屋を継ぎ足したり。

苦し紛れなこういう商品開発も
盛んにされておりました。

時代が過ぎ、少子高齢化時代。
現在の平均世帯人数は2人台。

かつて求められた大きな家、
部屋数の多い家というのは、
全くもって要らなくなりました。

しかし、家は寒い、何とかして
暖かくしたいというご相談は
近年増えてきております。

①部分的に部屋を暖かくする
②家全体を暖かくする
③減築して全体を暖かくする

みたいな選択肢がありますが、
今の事だけを考えるのであれば
イニシャルコスト的には

①<<<②≦③
という感じになります。

①はさておいて、②と③で、
イニシャルコストは変わらないか
③の方が高くなる可能性が
あるのであれば、②でいいや
という選択をされる方は多い。

勿論、それも有りだと思います。

しかし、その後のランニングコストを
考えると、②と③は早々に逆転する。

70坪の家を70坪分断熱するのと、
70坪の家を40坪に減らして40坪分
断熱するとしますと、後に残るのは
70坪の家と40坪の家。

その家の光熱費やランニングコストが
同じだとは口が裂けても言えません。

確実に40坪の家の方が、後でお金の
掛からない家になっていきます。

また、部分的に断熱をする、というのは
あまりお勧めしませんが、逆に
部分的に断熱をしない空間を作る
というのは大いに有り、だと思います。

40坪のうち、2坪分だけ断熱せずに、
敢えて夏暑く冬寒い空間にする。

夏の暑さはあまり使い道は無いですが、
冬に寒い空間は、冷たい場所に
置いておきたいものの保管に役立つ。

じゃがいも、みかん、などなど、
常温だと良くないものを置く場所
というのは高断熱住宅の中には
作りにくい。

そういう物の置き場所が出来るんですね。

話がそれましたが、
大きな家を減築して、将来の
家族数に合った広さの、
暖かい家にするというのは、
その家を受け継ぐ誰かの
事も含めると、最適解になる
可能性が高くなります。

愛知県北部の尾張地方から岐阜県南部の
美濃地方と呼ばれる地域には、
築年数の古い、80坪越えの、
いわゆる古民家的な建物が多く残ります。

それらの多くは、持て余された結果
解体という選択をされることになる。

私に相談いただき、残す事を
模索してきた建物も、半分以上は
解体という運命になってきました。

何回か書いておりますが、それらの
建物には、もう今の時代では
手に入らない素材がふんだんに
使われていたりします。

それらが捨てられてしまうのは
余りにももったいない。

でも、家全部を今回直したとして
また同じような金額が将来
掛かるのであればもう壊そう。

って考えられちゃうんですね。

だから、減築。

今回大きく手を入れた後は、
もうお金が掛からないようにする。

減築をせずに家全体を断熱と耐震で
補強したとして、6000万円かかる。
その後の維持管理費は年間100万円。

減築をしたうえで小さくなった家を
断熱耐震改修をしたとして6500万円。
その後の維持管理費は年間60万円。

15年後には後者の選択肢の方が
掛かるお金が少なくなる計算。

そんな感じの事を考えて、
減築というのは選択されます。

減築というのは未来の為。

大きなご実家を持て余している
というあなたにはぴったりの
選択だと思いますが、
いかがでしょうか?

#本質的な家づくり #温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー