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【日刊】最重要項目が判明

日本人の暮らし

凰建設の森です。

本日は忙しかった。
午前中は間取りの相談。
お昼から年金事務所に行って
社内の現場検査、その後
社内会議やその他の会議。

息つく暇もなく一日が
終わった感じがします。

溜まっている連絡事項等、
まだできていないものもあり
ご迷惑をおかけしております。

北海道の余韻に浸っては
いられませんね。

さて、本日の話題は、
統計調査からになります。

5年に一度の、全国住宅の
満足度調査の速報値が
国交省より発表されています。https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001860008.pdf

全国各地より様々な住宅
7万件分もの調査を行った
非常に力の入った住宅の
満足度調査になります。

速報値とのことですので、
まだ結果が変動する可能性は
ありますが、ざっと見たところ
めちゃくちゃ面白い結果が
出ておりますので、
解説をしたいと思います。

国交省さんが出している
通り一遍の解説はこちらからどうぞhttps://www.mlit.go.jp/report/press/content/001860013.pdf

私が注目したのはこちらのデータhttps://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00600650&tstat=000001225522&cycle=0&tclass1=000001225531&stat_infid=000040246864&result_page=1&tclass2val=0

住宅の各要素の満足度と
家全体の満足度のデータを
クロス集計してくれている
エクセルシートになります。

例えば、広さや間取りに対して
満足している人のうち、
家全体も満足している人は55.1%

広さや間取りに対して満足して
いるけど家全体では不満だと
感じている人は0.9%いる。

みたいな事が分かります。

逆に、広さや間取りに対して
非常に不満を持っていても、
家全体に対しては満足している
という人も2.2%いることも分かる。

これを紐解いていくと、
住宅の各要素が、総合的な
満足度/不満度にどのくらい寄与するか
という事を推し量ることができる。

例えば項目満足/全体満足
の割合が高いほど、家全体の
満足度に寄与しているという
事になるのですが、

居室の採光という項目は、
満足寄与度が47.9%
エネルギー消費性能(光熱費)は
満足寄与度が68.5%

昼間に明るい家を作るよりも
光熱費の少ない家を作った方が
満足度は高いという事になる。

こちらの項目のベスト3を
抜き出してみると、
第一位がエネルギー消費性能68.5%
第二位が維持管理のし易さ66.7%
第三位が火災に対する安全性66.1%
と続きます。

光熱費や維持管理のしやすさは
ランニングコストそのもの。
後でお金の掛からない家は
満足度も高いし、火災に対して
安心な家も満足度が高い。

そして、項目満足/全体不満足
という数字を割り出していき、
これが小さい項目を探すと、
これさえ押さえて
おけば家づくりに不満を
感じることは少ないという
有難い要素が分かります。

皆さん、失敗したくないですよね。
じゃあ、先達が最も失敗したと
思わなかった項目、知りたいですよね。

という事で、そちらの発表になります。
第一位は断熱性能!

と言いたい所なんですが違います。
第一位は、維持管理のし易さ。

この項目が満足で、全体が不満だと
答えた人の割合はわずか0.3%。

維持管理がし易ければ家への不満は
起こりにくいという事ですね。

第二位、ここで断熱性能が来ます。
不満率は0.4%。僅差ですね。

第三位はいたみの少なさ。
不満率は0.5%になります。

これらが失敗したと思わない
為の家づくりに必要な要素という事に。

逆に、この項目が満足してても
家全体の不満率が高い、
ざんねんな項目ベスト3

第一位が外部からの騒音などに対する遮音性、
第二位が上下階や隣室からの騒音に対する遮音性、
第三位が広さや間取り

と続いていきます。
それぞれ不満率は1%程度です。
うるさいと感じても他の項目の
ポイントが高ければ総合的な
満足度は高くなるという事ですね。

じゃあ、これらは放っておけば
良いのかというとそうでもない。

この項目が不満だと全体の不満率も
高いというクリティカルな項目である
項目不満足/全体不満足の
ベスト3を挙げると、

第一位が広さや間取りで40.8%
第二位が水回りの広さや使い勝手31.2%
第三位が維持管理のし易さで31.1%

広さや間取りは最重要項目じゃないけど
軽んじると不満が高まりやすい。
という事になるかと思います。

いかがでしょう。この統計をまとめると
恐らく家づくりで最も重要視して
行かねばならないのは、維持管理のし易さ
だという事が分かるかと思います。

維持管理のし易い家は全体の満足度を
上げてくれる効果が高いし、
逆にないがしろにした際の、
満足度低下の影響も大きいんですね。

家づくりは長い目で見てください。
そうやっていつも言い続けております。

住宅は結婚生活と同じで、
あっという間に時間が経つものです。
私はまだ新婚気分でいますが、
それでも結婚してから15年の
歳月が経とうとしております。

家も同じです。あっという間に
10年20年が過ぎていきます。

最初は物珍しい設備などに
満足度を感じていたとしても、
時間が経てば、如何にマイナスが
少ないかというのが評価点に
なっていったりするものです。

是非、維持管理のしやすい
家を作っていただけたらと思います。

それが、家づくりの最重要項目。

ぜひ、参考にしてくださいませ。

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー