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【日刊】花粉にも強い訳

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は内覧会2日目。
外がすっかり暖かくなった
代わりに、外は花粉がすごい。
お昼を外のデッキで食べたのですが
そのわずかな時間で、森島ちゃんは
涙が止まらなくなってしまい
大変な目に遭っていました。

なので、本日の内覧会は、暖かさ
もさる事ながら、花粉症に対して
弊社の家が有効な事も、
体験いただける機会になりました。

花粉に強い家にするためには、
まずは何よりも花粉を中に
入れないことが大事になります。

高気密高断熱の家は、その気密性が
高まるほどに、給気口から入ってくる
外気の割合が増えて行きます。

給気口から入ってくる以外の外気は
窓の隙間や壁と床、壁と天井の
隙間から入ってくるのですが、
給気口にはフィルターがあるのに対し
隙間にはフィルターはない。

フィルターがないという事は、
花粉はノーガードで入ってくる。
C値1.0の家で、給気口から
入ってくる外気の割合は50%。
C値0.5でも30%は給気口以外。

フィルターに花粉の捕集率が
80%のものが使われていた場合。

C値0.0の家だと、
花粉の量は20%で済む。

C値0.5の家だと、
70%×20%+30%=44%。

C値1.0の家だと
50%×20%+50%=60%。

給気口のフィルターを
高性能化すれば、花粉の
流入量が減ると思っている
人も居たりしますが、
実はそれ、逆効果。

高性能なフィルターを
つければつけるほど、
給気口部分の抵抗が増えるので
漏気量が増えてしまいます。

C値1.0の家で高性能な
フィルターを設置した場合

50%×10%+50%=55%。
みたいなことにはならず、
40%×10%+60%=64%。
みたいな感じになるということですね。

だから、花粉対策をしたかったら
まずは気密が大事。

高性能なフィルターを付けても
給気口から入ってくる空気の
割合が変わらないところ。

つまりC値0.0を目指す。

気密の次に大事なのが、
断熱と空調になります。

家の中に入ってくる花粉を
ゼロにすることは難しい。

入ってきてしまった花粉が
鼻に入ってこないようにする。

実はそんなに難しいことでもなく、
花粉は空気よりも重いので、
放っておけば床に溜まります。

それをクイックルワイパーで
掃除すれば大丈夫なんですが、
放っておくのが難しい。

なぜならば、空調が動いているから。
壁掛けエアコンや床下エアコンが、
せっかく床に落ちた花粉を
容赦なく舞い上がらせる。

なぜ、空調が動くかというと、
家が寒いからですね。

実は3月4月の花粉の時期に、
空調を切ることができるくらい
暖かい家であることというのが、
実は家の中で花粉を感じなく
させるためには重要なんです。

高気密高断熱の家は花粉に強い。

昔から経験則的に言われてきましたが
・花粉の流入を減らす。
・屋内の花粉を落ち着かせる。
この2つが大きいです。

あとは、玄関ドアの開け閉めや、
洗濯物の屋外干しなど、花粉を
家の中に取り込む行為を
なるべく減らしたりすることで
更なる花粉対策が可能になります。

第一種換気にするのであれば、
高性能なフィルターがついて来ることが
多いのでもう少し有利になりますが、
それでも断熱気密が優先です。

花粉症がひどい方にこそ、
基本的な断熱気密性能を
高いレベルで備えた家を
お勧めしたいと思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー