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【日刊】全部は絡みあっている。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は一日に3件の打ち合わせ。

弊社、というより私、打ち合わせの
時間が長いです。

1回当たりの打ち合わせは、
平均3時間ほどになります。

という事で、3件の打ち合わせが
入りますとそれだけで9時間ほど
打ち合わせをしていることになります。

これ、他の業界の人にいうと、
商談でそんなに話すことなんてあるの?
ってびっくりされることも。

商談って大体1時間くらいですよね。
でも、家づくりって、話すことが
沢山ありすぎて3時間なんて、
あっという間に過ぎていきます。

お越しいただいた皆様、
ありがとうございました。

さて、本日の話題は、
家づくりの要素はいろんなものが
絡みあっているというお話です。

例えば耐震等級の話。
耐震等級3は何のため?
という問いには、地震でつぶれないため、
地震が来た後も住み続けられるため、
という答えが返ってくるのが一般的かと。

しかし、別の面からみると、
耐震等級3には違う効果が出てきます。
耐震等級を上げるという事は、
家を硬く、歪みにくくする事でもある。

家が歪むと、せっかくの気密性能が
少し落ちてしまいます。

3mの階高の家が揺れたとします。
層間変形角が1/60だと柱頭で50mm
1/120だと25mm
1/200だと15mm
それだけの隙間が瞬間的でも
開いてしまいます。
900mmの防湿フィルムが
950mmに伸ばされたとき、
果たして破れずに耐えられるか?

結構きわどいところです。

25mmはどうか?15mmなら??
いずれにせよ、家を硬く、歪みにくく
することは、大事な気密性能を守ることに
つながっていくのは間違いない。

だから、高気密高断熱の家であるほど
耐震等級を上げていかねば意味が無い。

断熱等級7、耐震等級1では、その性能が
落ちるのは時間の問題、ならぬ、
地震の問題、という事になるんです。

他にも、床下エアコン。
家の床下をまんべんなく温めることで
家の中から寒さを取り除く。

というのが一般的な考えだと
思いますが、床下エアコンを
稼働させた基礎空間というのは
相対湿度が10%台になることも。

床下空間がカラカラに乾きます。
そこに設置されている土台や大引きなどの
床組もカラカラに乾いてしまいます。

木材がカラカラに乾くというのは、
シロアリ対策にとっては、
非常に有利に働くものになる。

たとえ夏の間に木材が少し
湿ることが起きたとしても、
冬が来るたびに含水率が
リセットされるような
感じになれば、シロアリは
非常に住みにくい空間になる。

床下エアコンは家の耐久性も
上げる効果があるという事です。

温めるというのは湿気を飛ばす
という事になりますからね。

家づくりは様々なものが複雑に
絡みあってなされています。

いろんな面からいろんな事を
考えてみると、面白い。

弊社、初回の打ち合わせは主に
お客様からの質問会になることが
多いです。

基本的な質問でもうれしいですが、
沢山勉強してこられたことが分かる
通な質問、マニアックな質問も大歓迎。

是非、いろいろ質問していただけると
嬉しいなと思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー