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【日刊】夏の暑さの原因は?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は東京の空調講座、、、
を静岡で開催しております。

参加していただく方の物件を
実測しながら講座を進めるので
東京回でも静岡に行ったり
高知に行ったりという事が発生します。

今日もまた一段と暑かったですね。
北海道で40℃の予報が出る日が
とうとう来てしまいましたね。

毎年夏は暑くなり続けます。
どうぞ熱中症に気を付けて。

さて、今日は夏に家がなんで
暑くなるかという話をしたいと思います。

夏に暑くなる原因は、当然ながら
一日の中でも時刻によって変わります。

昼間は気温も高いし日射もある。
夜間は気温が低くなるし日射は無い。

なので、時間で分けて考える必要が。

まず、日射遮蔽ですが、断熱等級に
関係なく、日射遮蔽を失敗していると、
とんでもない熱量が入ってくることになる。

西側にノーガードの窓が3㎡程度
あったとします。昼以降だと
300W/㎡程度の日射熱が窓を通して
入ってきますので、900W程度
家の中が温められます。

こたつをずっとつけているくらい、
家の中が温められてしまうんですね。

この窓に外付けシェードを付けると、
日射熱は9割近くカットできます。
900Wが90Wまで減るんです。

日射遮蔽は最も簡単にできる暑さ対策。
まずはこれをやらねば話になりません。

次に、断熱はどうでしょうか。
日射熱を効果的に遮ることが出来たとします。

すると断熱等級が5程度までであれば、
外皮からの熱流入が最も家の中を
暑くする原因になります。

夏場を考えたとしても断熱等級5以下の
家では話にならないという事になります。

まずは断熱等級は6を確保して
おいたほうが良いとなります。

日射もきちんとして、断熱等級も6を
確保したとすると、いよいよ換気に
取り組むことになります。換気のうち
温度として入ってくる熱(顕熱)は
実は全然大したことはありません。

夏の換気は湿度として入ってくる、
潜熱と呼ばれるものが、家を暑くする。

温度が高くて暑いという感覚と、
湿度が高くて暑いという感覚は、
微妙に違ってきますので、
高断熱に住んでいる人が感じる暑さと
低断熱に住んでいる人が感じる暑さは
質がちょっと違うんですね。

潜熱は非常に厄介でして、
最も効果的に潜熱を取り除ける、
所謂除湿を行えるのはエアコン。

しかし、エアコンが動き続けるためには
家の中にある程度顕熱が必要なんです。
日射遮蔽も断熱も頑張った家だと、
顕熱負荷の量が足りずに、あっという間に
設定温度まで冷えてしまい、エアコンが休む。

エアコンは休むときに、その体の中に
蓄えた湿気を再放出したりします。
温度は下がるけど異様にしっとりしている
空間ができやすいという事になります。

空調に精通していない設計者に
家づくりを依頼するのであれば、
断熱等級は6を大きく超えないように
した方が夏は快適に過ごせる可能性が
あるという事ですね。

断熱等級7の家でも家の中が
蒸し蒸ししないようにするには
空調をしっかり設計する必要がある。

でも、ここのハードルが高いので、
なんだか湿度が下がらないなあと
思いながら高断熱に住んでいる人は
一定数おられるんですね。

夏の暑さはまず日射遮蔽。
そして断熱等級6。
そのあとは空調の工夫。

どうぞ、良い依頼先を見つけて
頂ければと思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー