凰建設の森です。
本日は一日会議の日。
午前午後で別の会議。
会社の今後を占うものに。
調子のよい時ほど、次の手を
考えていかねばなりませんね。
さて、本日の話題は、
気密性能を上げる際の
差額についてになります。
高気密の住宅は良くないという
言説は昔からありましたが、
ようやく気密は大事だという事で
世の中の合意が取れそうな気配に
なってまいりました。
20年前なんて本当にひどかった。
なんせ私たち高気密高断熱を
やっている側の方がマイノリティ
だったので、散々に言われてました。
今は多くの実務者もお施主様も、
気密は大事だよねという事で、
ご納得いただいている感じです。
そうなると次のトピックになる。
高気密にするのは前提として、
数字をどこまで求めるのか?
という事になるんですね。
どうやらC値1.0程度は必須らしい。
でも、世の中にはC値0.1という
世界もあるらしい。
ここで面白いのが脳の構造。
C値0.1と1.0では、たかだか0.9の
違いしかないから大したことはない。
みたいな感じで受け取られることが多い。
じゃあ、実際の隙間の面積αAが、
36cm2と、361cm2の家があったら。
6cm角の隙間と19cm角の隙間。
だいたい手で作って見てみると、
あらら、結構違うのねと思うはず。
数字を普段扱い慣れている人でも、
整数と少数になるだけで、
受ける印象が随分違ってきます。
人間の脳って不思議ですね。
話が逸れましたが、C値は1.0を
目指すのか0.1を目指すのか。
それはどんな家を作りたいのかに
合わせてで良いのではと思いますが、
C値を1.0の段階から0.1のレベルまで
アップさせるのにどの程度の施工費が
かかるのかというのは気になるところでは
と思います。
これ、結論から言えば、その会社の
レベルにもよるというのが答えなので
一般的な金額だとは思わないでいただきたい。
弊社の場合、1.0であれば、
屋根・壁の構造用合板の処理で
取れてしまいます。それ以外の仕事は
なくても良いレベルになります。
そこからC値0.1を目指していくと、
上棟時の躯体の接合部、断熱材を
入れた後の各種処理、付加断熱に
行うテープ処理などの手間が
掛かってくることになります。
だいたい、大工さんが3日くらい、
気密処理のために動けばいいくらい。
金額にして、材工合わせて15万円
程度になるでしょうか。
そこまでやったらあとは窓の
性能次第になります。
造作窓などの割合が
増えていけば気密性能は
ちょっとずつ悪くなっていく。
そんなイメージで居ていただければ。
基本的には弊社、パッシブ換気の
案件が多いので、気密性能を出すことと
それを長期間保持する事には非常に
気を使っております。弱弱しい圧力で
きっちり空気を入れ替えるには、
ほんの少しの隙間でも惜しい。
給気口以外の場所からの漏気は、
冬は局所的な寒さの原因になるし、
夏は家の中の湿度が上がる原因になる。
気密処理は、必ずしもプロの人が
やらなくても良い場合があります。
テープ貼りとか、プロじゃなくても
初めてでもそれなりにできますから。
なので、プロに頼む手間が惜しい
と思うお施主様がおられましたら、
気密処理の工事はある程度
施主支給をしてしまうなんてのも
有りかもしれません。
気密テープを1箱とウレタンスプレーを
1箱用意してもらってそれを使い切るまで
家中の隙間らしき隙間を塞いで回る。
それを自分でやってC値が0.1出たら、
多分飛び上がるほどうれしいはず。
って書くと、本気で真似して
やりだす人が出てきたらどうするんですか
って怒られそうですが、
いや、本気でやってみてもいいんじゃないかな
と思っております。目に見える
漆喰を塗ってみたりという、
DIYも面白いですが、気密処理を
お施主さんが頑張るというの、
全然ありだと思います。
参考にしていただければと。
