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【日刊】街並みは連鎖する

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は大阪です。
BISという北海道独自の
住宅建築の為の規格と資格が
ありまして、その資格試験が
大阪で行われます。

で、取得に行く側じゃなくて、
試験監督側での参加です。

北海道の事をよく知っている、
本州の実務者という位置に
おりますのでこういう時に
お声がけをいただくことが
あったりします。有難い。

不正に目を光らせて、、、
となりますがBISの試験を
本州で受ける人はほぼ100%
かなり勉強熱心な人ばかり。

会社に言われていやいや行くとか
カンニングしてやろうとか
そういうレベルの人はいません。

純粋に知識を得たいと思って
受験する人ばかりなので
凄く油断しながら試験監督を
していました。

さて、本日の話題は、
街並みについてになります。

私が新築住宅を建てる時に
気を付けて見ているのが、
隣地にある建物です。

古い建物が建っている場合は
色々思いを馳せます。

この建物はそう遠くない内に
建て替わるかもしれない、、、
という事を予想したりします。

実際、古い建物が2件並んでいると
お互い全く売れないのですが、
片方がきれいに建て替わったりすると
早々にもう一軒も売れて建て替わる。

そんなことがよく起きます。
なので、設計する際に、
古い家が建っていたならば、
この建物、建て替わるんじゃないかな?
という前提で設計を進めます。

東西北方向であればそこまで
気を使いませんが問題は南。
パッシブ設計の根幹になる
方角ですので、南に平屋が
建っていたとしてもそれが
古い建物であればものすごく警戒。

そう遠くない内に建て替わるだろう
という想定で平屋をあてにした
日射取得は行わない。

こちらの建物のこの窓の設定https://youtu.be/JnKmcDPH7dA?si=2s_f5LniVlcB-iNI&t=447

南側隣地が建て替わる前は
こんな感じだったんですね。

地窓じゃなかったら、
隣のエコキュートや室外機を
見ながら過ごす家になっていた。

そして1階からは陽が入らないので
そこまで明るくない家だった。

そう遠くないうちに隣は建て替わるだろう。
そう思って設計しましたが、
家が完成してから隣が売れるまで
僅か数か月です。

数年売れていなかった建物が、
隣がきれいになるだけで売れちゃう。

お施主様が引っ越してから1年後には
隣の家は新しくなっていました。

流石にそこまで早く建て替わるとは
思っていなかったので私もびっくり。

家がきれいになると、連鎖して
廻りがきれいになっていく。

そうやって町全体がきれいに
なっていったりするんですね。

町全体がきれいになると、
町全体の価値も上がります。

だから、家を新築したり、
リノベをしたりするのであれば、
街並みに良い影響を与えるような
工事を心掛けておきたいし、
隣の古い家は自分がきれいになると
つられてきれいになると思って
設計を行うのが望ましい。

どうぞ参考にしていただくと、
こんなはずじゃなかった。
というのを防げるかと思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー