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【日刊】Whという不思議な単位

エネルギーと暮らし

凰建設の森です。

本日はリノベの打ち合わせと
新築の打ち合わせが1件ずつ。

平日にお越しいただけるのは
本当にありがたい事です。

最近はEVの相談をいただく事も
増えてきまして、充電設備や、
運用の仕方などについて、
アドバイスをすることもあります。

で、その際少なくない人が混乱する
考え方があるのですが、
それがWとWhという二つの単位。
それぞれW(ワット)Wh(ワットアワー)
と読みます。

ワットというのは時間当たりのエネルギー
出力の事を指します。
1秒間に1ジュールのエネルギーを
出す何かがあればそれは1ワットの出力。

1ジュールは1ニュートンの質量の
物質を1メートル動かすことができる
エネルギー量になります。

イベント等で配られる100ミリリットルの
ペットボトルを床から腰くらいまで、
1メートル持ち上げる時に使う
エネルギーが1ジュールですね。

床から1メートル持ち上げる動作を
1秒で行いますと、それは1Wの
出力(仕事率)だと言えます。
それが1J/s=1Wになります。

2秒かかるなら0.5W、
0.5秒で持ち上げられるなら
2Wの出力だという事です。

1秒でペットボトルを1メートル
持ち上げる出力を1時間続けると
ペットボトルは60秒✕60分で
3600メートル上空まで
持ち上げられることになります。

これが1Whというエネルギー量。
3600ジュールと言ってもOK。

1Whのエネルギーが1000個
集まると1000Wh=1kWhに。

1kWhのエネルギーが100%の
効率で稼働すればペットボトルは
上空3万6000メートルまで
持ち上げられてしまいます。

おお、成層圏まで行けますね。

エネルギーは色んな状態で
存在することができます。

先ほどのペットボトルのように
位置エネルギーの状態であったり、
中身を温めて熱の状態であったり。

電気の状態のエネルギーもあります。
100mLペットボトルを成層圏まで
持ち上げるエネルギーを電気の
形で購入することもできます。

その時は1kWhあたり30円くらいで
私たちは購入します。

30円あればペットボトルを
成層圏まで持ち上げられる。

夢のある話ですね。

それが1kWhというエネルギー量。

電気自動車には40~80kWh程度の
電力を蓄えられる蓄電池が載ってます。

80kWhの蓄電池をフル充電して、
10kWの出力でドライブをすると
8時間で電池切れを起こす計算に。

私がテスラを満充電にして、
香川まで行ったときは岐阜-香川を
60kWh程度のエネルギーで
移動しました。
それで移動距離は400km程度。

そのくらいなら余裕で途中充電
無しで移動できました。

で、WとWhの関係になりますが、
Wに時間を掛ければWhになります。

Wというのはkm/hに時間(h)を
掛ければ距離(km)が出るのと同じ。

時給2000円/hに時間(h)を掛ければ
給料額(円)が出るのと同じ。

J/sという、既に時間当たりのエネルギー
というものを一文字でWにしたから、
分かりにくいのですが、、

80kWのバッテリーを満充電にするのに、
6kWの充電器を使えば13.3時間かかる。
3kWの充電器を使えば26.6時間かかる。
家庭ですぐに使える1.5kW(1500W)の
コンセントで充電しようと思うと、
53.3時間かかるわけですね。

だから、EVを買うのであれば、自分が
毎日どれくらいの電気を使うのかを
事前に把握しておかないとダメ。

1日に通勤の為に10kWh程度の電気を
使うのであれば、夜の間に10kWhの
充電を終えておかねば毎日少しずつ
電気の残量が減っていく事に。
3kWの充電出力なら3時間20分。
1.5kWの出力なら6時間40分。

電費が150Wh/kmの車で、毎日20kmの
移動をするのであれば毎日3kWhの
電気を使う事になります。

そんな感じで、買おうとしている車の
性能と必要な電力量を把握する。

本当にそうなるかどうかはわかりませんが
将来的にはエネルギーこそが真に価値のある
物として取引がなされるという説もある。https://news.yahoo.co.jp/articles/ac67a04323cb4026e474de933794148308f24daa#:~:text=%E9%80%9A%E7%9F%A5%E6%95%B0%EF%BC%9Ai%20*%20Yahoo!%20%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%20*%20%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2%20*,%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%20*%20Facebook.%20*%20%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%20*%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%82%B7%E3%83%BC

そういう時代が来た時の為にも、
WとWhの概念は小学校でお金の
数え方を教えるのと同じくらいの
感覚で知っておきたいものですね。

私も、現金を持っているよりも、
エネルギーを生み出す装置を
沢山持っている人の方が、
将来の世界においては
有利になるのではと思います。

もしよければ、
心に留めておいてくださいませ。

#エネルギー自立

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー