凰建設の森です。
本日もパッシブ技術研究会の
岐阜視察ツアーになります。
昨日の懇親会は1次会が
終わるころに家族に連絡し、
2次会にちょっとだけ顔を
出してお先に失礼を、、、
5日ぶりのお酒は、、
量も飲めずあまり酔えず。
食事も普通の量がきつい。
でも、会話は楽しく、
話題の尽きない懇親会でした。
私の体調が万全であったら
もっとお付き合いできたのに。
申し訳ありません。
さて、本日の話題は、
学ぶということに触れたいです。
私自身、いろんなところに行って
学ぶのは大好きですし、
学びを提供することも、自分の
仕事として取り組んでおります。
なので、様々な人の学ぶ姿を
他人様より少し多めに見てきました。
専門知識であれ、一般常識であれ、
本来、人は知らなかったことを知る
というのは楽しいことのはずです。
芸能人の不倫話などは多くの人が
飛びついて学ぼう(知ろう)としますよね。
知りたいという欲は人間が本来
持っているものだと思います。
で、今回も学びのツアーでした。
そして色々と思うこともありました。
本州でパッシブ換気をやっているという
実務者は非常に少数派になります。
それだけに、弊社の視察ツアーは、
自分で言うのも何ですが、
かなり有益なものだったのでは。
割と惜しみなくノウハウを曝け出し
パッシブ換気と相性の良い、
夏の換気空調方式なども教えた。
実は今、ここまで話すべきでは
なかったのではないかと、
ちょっと後悔しているくらいです。
様々な方に様々な質問をいただきました。
可能な限りは全部答えたつもり。
こういう際、受け入れ側は基本的に
どんな質問でも答える感じになります。
いつもお世話になっている北海道の
山本亜耕さんや、
新建新聞社さんがいつもツアーを
組んでいる鹿児島のシンケンさんなど
視察の受け入れをよくされている
設計者さんや工務店さんも、
可能な限り答えてくれています。
この時参加者の質問力、、というよりも、
常識力にはかなり大きな差が表れる。
あなた、それはこの場でこの相手に
聞くことじゃないでしょう?
みたいなことがしばしば起きる。
シンケンさんは南国鹿児島の会社。
山本亜耕さんは北国北海道のお方。
南国鹿児島の会社さんに、東京の人が
断熱の最適な厚みは?と聞いても、
東京の最適をわざわざ調べる
必要がないので、そりゃ分からないし、
そんなことは意味がないんです。
北国北海道の会社さんに、東京の人が
夏の対策はどう?と聞いても、
北海道における夏の対策と、
東京における夏の対策は同じじゃない。
特に現地視察をしての学びというのは、
その現地特有の事情や導き出された
最適解を学ぶ場になります。
なぜ、この場合はこういう
仕様になっているのか。
というケーススタディを学ぶんです。
そのケーススタディにコミットして
学びの姿勢を貫く人と、
そのケーススタディを自分の条件に
置き換えて学ぼうとする人が居ます。
どちらでもいいじゃないかと思われる
かと思いますが、この場合、学びの
質が高まるのは前者の方になります。
自分が作った家の事であれば、
そりゃなんでも聞いてもらえればいい。
なぜ、こういう仕様になっているのか
ということを事細かに話すこともできる。
むしろ話してて楽しい。
余計なことまでつい言ってしまう。
学びが上手い人は、そのつい言ってしまう
余計な一言を聞き出すのがすごく上手。
そしてその一言が、とても重要な
事柄だったりすることも珍しくない。
そのほかの100の事柄よりも、コアになる
一つのことを聞き出せたほうが良い、
という場合だって少なくありません。
しかし、学びが下手な人は自分勝手。
相手のやっていることを、すぐに自分の
環境に置き換えて質問してしまう。
南国で降雪対策を聞いたり、
北海道で台風対策を聞いたり、
およそ現地では考慮不要なものについて
答えを聞き出そうとしたりします。
そんな答えを聞いたって無駄。
だってその地域ではほとんど
必要のない知識や技術だから。
質問される側も考えたって
仕方のないことになります。
答えてても面白くありません。
すると、その人の質問には
だんだん適当に返事をすることになる。
北海道の人に、「鹿児島の人は
こんな断熱をやってましたが
どう思いますか?」
みたいな、土俵の違う相手同士を
喧嘩させるような質問をする
無礼な人もいたりします。
その土地土地で最適解が
違うんだからそんなこと聞いたって
何も意味がありません。
むしろ、余計な質問のせいで
誰かと誰かの仲が悪くなったり。
基本的に質問をすることは良い事、
講演会などでも、質問を遠慮する
人は多いのですが、講師側は
質問してくれたほうが嬉しい。
だけど、そこで学ぶことの下手な
人は下手な質問をしてしまう。
それはもったいないことだなと
いつも感じております。
多分、あなたも仕事上、
学ぶ機会というのはあるはず。
せっかくの学びの機会です。
どうぞうまく学ぶことを
心がけていただければと。
よろしくお願いいたします。
