凰建設の森です。
本日は新築の打ち合わせ。
の中でも見積もりの提示。
新築をするというのは基本的には
楽しい事になりますが、2回だけ
お施主様にとっては楽しくない
イベントがあります。
それが、資金計画の時と、
見積提示の時になります。
例えば資金計画の時に、
5000万円くらいで出来るでしょう
って言われて、ギリギリ行けるかなと
判断したうえで建築を申し込み、
色々プランを考えていった。
家づくりの流れの中で否応なしに
色んな知識が身についていきますので
あれもやりたいこれもやりたいという
要望が出てきたりするものです。
プランが完成していざ本番の見積もり
ってなった時に5500万円~6000万円
という金額が出てくるんですね。
資金計画の時にも清水の舞台から
飛び降りる覚悟で会社に申し込んだのに
そこから更に1~2割高くなると、きつい。
かなりきつい事になります。
それでも払えるか、払えないかで
言えば払えない額ではないので、
もう一度清水の舞台から飛び降りて、
両手両足開放骨折みたいな感じで
家づくりが進んでいったりします。
家づくりを終えた方であれば、
大なり小なり身に覚えがあるかと。
資金計画の時にもドキッとして、
見積の時にもドキッとさせられると
これからもどんどん高くなるんだろう
って、思ってしまいますよね。
プライベートでも仕事でも、
終わりの見えない苦しみって、
人はなかなか耐えられません。
そうなると家づくりは楽しくなくなる。
逆に言えば、最初の資金計画で
出てきた金額の中で最後まで進めば
あまりストレスを感じることなく
家づくりを進めることができます。
そりゃそうだ、誰だってそれがいい。
しかし、殆どの人がそういう流れに
なりません。なぜかというと、
資金計画時に最終的な値段を出して
くれる会社というのは、最も高い
資金計画を出してきた会社だからです。
お施主様自身がその会社を選ばないから
後で高くなるのが当たり前になるんです。
建築会社は入り口を低くするのに必死。
見積が出たと思っても、
様々な項目が「別途」と書いてあり、
どの金額を合計したらトータルの額に
なるのか初見では非常に分かりづらいし、
なんとか合計を計算してみたと思ったら、
更に消費税が別になっていたりします。
あれ、5000万円って、税抜きの事だった??
みたいな勘違いも多々あります。
ちょっと待って、価格表示って、
消費税を含んだ総額表示が
義務化じゃなかったっけ??
と思われた方、鋭いです。https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/210107leaflet_sougaku.pdf
チラシやお店で掲示してある金額は
不特定多数の人に向けて
あらかじめ決められた価格という扱いに
なるため、消費税も含めた総額表示
というものが義務化されております。
個別に作成する見積書というものには
総額表示義務のルールは適用されないhttps://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6902_qa.htm#q1
これも、仕事で普段見積書を
見慣れている人であれば、
税込みか税抜きかをチェックする
習慣がついていると思いますし、
個人での買い物でも、オーダーメイドの
物を買い慣れている人は、
税込みかどうかをチェックするのは
当たり前だと納得するでしょう。
しかし、出来合いの物しか
買ったことが無い人からすると
住宅のように高い商品が
税抜き表示になっているのは
非常に不親切に映るはず。
私もそこは不親切だと思います。
だから、弊社は全ての見積もりが
税込み表示になっております。
他の会社の方が安かったからと
断られた仕事が、他の会社は
税抜き表示だったみたいな事も
実際起きたりしております。
でも、それでいいんです。
税抜き表示をすることで、
要らぬトラブルや説明の手間が
かかるくらいなら税込み表示で
そのまま行った方が良い。
結果として弊社の方が安かったとか
そんなに変わらなかったという事が
あったとしても、そういう見落としを
する方とのお仕事はトラブルに
つながるリスクも高まります。
世の中に、税抜き表示の方が
フェアな金額提示方法だと思っている
消費者はいないと思います。
なのに家のような高額商品で
税抜き表示見積もりがOKというのは
おかしいですよね。
そこは直したほうが業界全体として
良いのではと思いますが、
それを直そうという言葉が全く
出ておりませんので、まだまだ
ずっとこの見積もりの表示方法は
続いていくはずです。
どうぞお気をつけて。
