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【日刊】熱交換換気の有効換気率

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は、胃カメラ。
冬に人間ドッグ系の
イベントを色々入れますが
飲み会との調整が大変です。

昨年大変苦しかったので、
今年は麻酔をお願いしての
胃カメラになりました。

いや、快適快適、
こんなに楽なら来年も。

と思っていたのですが、
意外と麻酔が切れない。
バスで帰ってくるときも
ずーっとぼーっとしており
あれ、結局一日使い物に
ならない感じ??

と、悩ましい事になりました。

さて、本日の話題は、
隔離部屋の提案をした
メルマガに質問を
頂きましたのでそのお答えを。

RDKRという換気があります。
私も使ったことがあります。

ロータリー式という非常に
贅沢な仕様の熱交換換気です。https://livingscandinavia.com/wp-content/uploads/2023/12/RDKRKSカタログWeb用.pdf

こちらの換気を使っていると
ロータリーの中に入ったまま
回転中に室内に戻る風向に
なった際には汚れた空気が
戻ってきてしまうのでは?
という質問をいただきました。

隔離の為の排気部屋は、
熱交換換気に戻る排気なのか?
それとも熱交換機を介さずに
そのまま外に出す排気なのか?

どちらの事を指すのでしょうか?
ともご質問をいただきました。

そちらの質問にお答えを
していきたいと思います。

まず、ロータリー式熱交換換気の
空気戻りが発生するのか?
という質問についてですが、
実はこちら、発生します。

当然と言えば当然ですけども。
で、JISにも、有効換気量率
という試験項目の設定があり、
熱交換換気がどの程度、
しっかり換気として働くのか
という事は調べないといけません。
↓     ↓
/https://www.jraia.or.jp/product/file/e3.pdf

うわ、もう8年前になるんですね。
なので、RDKRにも有効換気量率が
記載されておりまして、95%という
事になっております。

スッカスカに外部漏れを起こす日本の
換気扇と違って、しっかりしたスウェーデン製の
換気製品はほぼ内部漏れになりますので、
空気の5%は外に排出されずに
家の中に戻ってきているという事に。

これ、ロータリー式熱交換換気の
宿命と言える弱点なんですよね。
対向式の熱交換換気の場合は
戻り空気は5%以下に抑えることは
容易にできるのですが、
ロータリー式の場合はどうしても
戻り空気が発生してしまう。

じゃあ、それで隔離部屋を作る
換気扇としては不向きなのか?
という事ですが、そこは5%の
空気の戻りがどのくらい危険なのか
という事は我々建築側では
なかなか判別することが難しい。

5%でも確実に感染してしまう
細菌やウイルスもあるかもしれないし
それくらいなら問題ないという
細菌やウイルスもあるだろうし。

ちなみに内部の空気が熱交換機に
入っていく際にはフィルターが
設置されていることがほどんどなので
そこにHEPAフィルターなどが
使われていればいいのですが、
一般的には内部から外部へのフィルターは
もっと簡易的な、ロータリーを守る
為の最低限しかついてないので、
ウイルスをそこでからめとる
という所までは行きません。

ただ、その5%の戻り空気で、
家庭において大きな問題が
発生したという事例は、
私が知る限りではありませんので、
私が設計する家でも、
熱交換換気に向けた排気を
設ける隔離部屋というのは
ちょくちょく設計したりします。

パンデミックの為だけに、
熱交換を通さない排気の
部屋を作るのはもったいない。

RDKRは冬の国スウェーデンで
作られた、高級換気扇になります。
冬にずっと家に閉じこもる暮らしを
しても問題ないように作られてるので
そこは信頼して使っていただいても
良いのではと思います。

じゃあ、夏は??

という事なんですよね。
私も使ったことがありますと
お伝えしましたが今はメインで
使っているわけではありません。

なぜか、RDKRの基盤制御は
温度センサーだけになりまして、
内外気の温度差が少なくなると、
ロータリーの回転が
止まっちゃうんです。

夏の夜とか、温暖地でも27度くらいまで
温度が下がるじゃないですか。

その時に湿度交換が止まっちゃう、、、
ガデリウスさんには5年以上前に
冬はその制御でもいいから夏は
ずっと動くように基盤の制御を
書き換えてほしいとお願いを
したまま、先方からは梨の礫。

私が熱交換換気を使う理由の
9割以上は夏の湿度交換の為。
そこで止まる熱交換は、
使う意味が無くなってしまう。

つまり、RDKRは夏の除湿の
役には立ってくれない事が多い。

おそらく殆どの人は気づいてない。
だって、今まで住んでいた家よりは
遥かに快適ですから。

だけど、測ればわかる。
あ、こいつ仕事してないや。って。

だから、空調計画においては
実測がすごく大事なんです。

もし、既に制御が書き換わって
今は大丈夫という事でしたら
ごめんなさい。

だけど、私は数年間、ガデリウスの
方に会うたびに改善されたかどうか
確認を致しました。
改善されたら使うから教えてねと。

改善されたら真っ先に私の耳に
届けていただいても良いと思うんです。

早く改善してくれないかなと思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー