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【日刊】太陽熱温水✕エコキュート?

エネルギーと暮らし

凰建設の森です。

本日はリノベ案件の構造内覧会。
なかなかレアなイベントですね。
リノベの家がどのように
耐震補強や断熱補強を
行なっていくのかを見ていただく
良い機会になりました。

今現在打ち合わせが進んでいる
お客様がメインでしたが、
様々な方にお越しいただけて
良かったです。

さて、そんな本日のイベントで
出たお話の中から、話題を
選定させていただきました。

住宅の中でも沢山のエネルギーを
使うのが給湯になります。
だからこそ、給湯には再生可能
エネルギーを用いた省エネが
ものすごく相性がいい事に。

今現在、日本において組み合わせが
一般的なのが、

①太陽熱温水器+ガス(灯油)給湯器

もう一つが

②太陽光発電+エコキュート

もうこの2つのどちらかだと言っても
過言ではないかと思います。

どちらかでも十分なのですが、

例えば太陽熱温水器と太陽光発電を
比較すると、太陽熱温水器の方が
倍ほど、熱効率が良い設備です。

そして、ガス給湯器とエコキュートを
比べると、やはりエコキュートの方が
2割ほど高率の良い設備になります。

という事はですね。
太陽熱温水器とエコキュートを
組み合わせた商品というものが
世の中にあると、給湯の省エネは
もっと進む可能性があるという事です。

聡い方であれば、今の時点で
「あ、そりゃ無理だ」と
思われたかと存じますが、
まあ、最後まで話を聞いていただければ。

実は、もう震災前の話になりますが、
太陽熱温水✕エコキュート
の組み合わせの商品というものが
企画されたことがあったんですね。https://www.tepco.co.jp/cc/press/09072702-j.html

上記のプレスリリースからしばらくして
いざ本商品も発売されました。
↓     ↓
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.yazaki-group.com/pdf/news100319.pdf

図中にもあるようにエコキュート単体の
商品と比べて30%程度省エネに。

私、いいじゃないかと思ったんです。
しかし、その結果はどうかと言うと、
今、この文章を読んでいる方の殆どが
そんなのがあるの知らなかった、、、
と思われたことが物語っているように
歴史の渦の中に消えていきました。

その設計思想を継ぐ商品が、https://www.chofu.co.jp/products/solar/supply/enewaiter03.php

もう一つが
↓     ↓
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://omclass.net/life_style/wp-content/uploads/2021/12/c504595ac6c33219f3ed58c05dfe339c.pdf

いいとは思うのですが、どちらも
余計なオプションが付いてしまって
ちょっと使いづらい感じの商品に。

太陽熱温水✕エコキュートの問題点は2つ。
エコキュートのお湯は前日の夜に沸かし
太陽熱温水のお湯は当日の昼に沸かす。
そして使うのが当日の夜だというのが
日本の暮らしに当てはめると、
順当な使われ方になります。

本当は当てにならない方の太陽熱温水を
先に使っておき、そのあとでエコキュートが
足りない分を沸かすという順番だと、
効率が良いんですね。

そもそもエコキュートというのは、
JISで「夜にお湯を沸かすもの」
と決まっている商品になります。

だから、おひさまエコキュートが
できる際は新たにJISを設けて、
辻褄が合うようにしています。

まずはお湯を作る順番のミスマッチが
大きすぎるという事が起きるんですね。

もう一つが、天候予測機能。
当時の天候予測機能は、
おそらくエコキュート本体内で
明日はどうかな??みたいな
事を予測する感じの機能でした。

おそらく余計なセンサーなどもついて
高価格化していたのではないかと想像します。

なので
①湯を沸かす時間のミスマッチ
②天候予測の高精度化

が改善されれば、一度は
息絶えた太陽熱温水エコキュートは
もう一度日の目を見る可能性がある。

そう私は考えています。
翻って2026年の日本。

おひさまエコキュートという、
昼間に全量を沸かす規格の
給湯機は作ることができるように。

そして、IOTの普及により、
天候予測はエコキュートの
本体でやるのではなく、
ネットにつながれば簡単に
かなり正確な天気予報に
アクセスできる時代に。

東面から南面の外壁に
太陽熱温水器をひっかけて、
午前中から12時くらいまでに
創れるだけのお湯を作っておく。
天気予報と、お湯の溜まり具合を鑑みて、
11時くらいからヒートポンプを
稼働させ16時くらいまでに、
その日必要なお湯を作っておく。

そんな感じの仕組みは、
今の日本であればさほど
難しい話ではありません。

太陽熱温水器を屋根ではなく
壁に取り付ける理由としては、
既に太陽光が載っている家に
取りつけることも多いでしょうから
最初から割り切って壁付に
してしまった方が汎用性が高い。

もう一つ、給湯需要が高まるのは
夏じゃなくて冬になります。
太陽の角度が低い冬においては、
屋根に乗せるよりも壁に掛けた方が
集熱効率が上がるんですね。

外気温が高いと給湯効率の
上がるエコキュートに組み合わせるなら
夏よりも冬の事を考えて作った方が
良いという事です。

課題は、外壁に想定外の荷重が
掛かるわけですから構造的な
検討が必要になる事でしょうか。

ただ、それはどこに取り付けても
同じなので何とか出来るはず。

以前開発された商品は、エコキュート
単体よりも30%ほど省エネだった。
その割合が、60%近くになれば、
つまり従来のエコキュートの4割程度の
光熱費で給湯コストを賄えるようになれば
太陽熱温水器を組み合わせるコストが
40万円ほど高くなっても、こちらを
選ぶ理由が出てきます。

当然、どこの企業様でもそんな研究は
されているかと思いますが、私としては
おそらく5年以内くらいに再度、
太陽熱温水✕エコキュートという
商品はどこかが発売するのではと
にらんでおります。

だから、朝から昼にかけて、
陽の良く当たる壁面をまとめて
3㎡分くらい作っておくことは
そういう商品が出てきた時の為の
備えとして良いのではないかと
思っております。

私の妄想だけで終わるかもしれないけど
この2つがきちんと組み合わされば、
給湯の省エネはとっても進みます。

ミライに期待。ですね。

#エネルギー自立

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー