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【日刊】欠陥住宅問題の始祖

長く住める家

凰建設の森です。

本日は昨日に引き続き
CRS研究会の全国大会。

どちらかといえば主催側で、
私は本日撮影係でした。
一日カメラ片手にうろうろして
夕方から消防団になります。

おお、仕事をしていない。
明日から頑張ります。

さて、本日の話題は、
欠陥住宅問題について。

今でこそ欠陥住宅という言葉は
一般的になりましたが、
私が生まれた頃はそんな言葉は
殆ど認知が進んでいませんでした。

今よりもたくさんの欠陥住宅が
建っていたんですけども、
まだまだ売り手市場の時代です。

そんなことで大工さんを訴えたら
今後の仕事をしてもらえなくなる。

そう思って口を噤んだ方も
多かったのではと思います。

欠陥住宅が世の中に認知され始めたのが
平成に入ったくらいです。

バブルが弾け、建築関係が
仕事余り、人余りになるにつれ、
テレビでも欠陥住宅などが
取り上げられるようになりました。

その中でも、特に大規模に
欠陥住宅が発生し、大々的に
訴訟が取り上げられ、今の
品確法ができるきっかけとなったのが
本日のタイトルの、始祖欠陥住宅群。

詳しくは調べてもらえたらと思いますが、
某県の第三セクターの建築会社が、
某首都圏で手がけた分譲住宅において、
地盤沈下をはじめとしたとんでもない量の
欠陥住宅が発見されました。

ブランドの木材を有する県が出資して
県知事が推薦の言葉を書いた住宅。

それならば安心だろうと思って
家を買ったらビー玉が転がる転がる。

湿地帯をいい加減な基礎工事で
済ませてしまっていましたので、
不動沈下が多くの建物で起きた。

基礎工事も木工事もいい加減。
他にもひどい建築会社や、
分譲住宅があったのでしょうが、
第三セクターの会社だという
看板との隔たりが大きい分、
社会に衝撃を与えました。

この辺りから、日本の住宅業界は
少し改心したと言っても良いのでは。

とはいえ、当時のプレイヤーで、
まだ現役という人も沢山います。
三つ子の魂百までではありませんが
当時のいい加減さを覚えている人から
したら今の住宅の品質に対する姿勢は
潔癖すぎて異常だと思えても仕方ない。

2000年代以降、新しく決まった
法律や仕様を基に図面を書いて渡すと

「うるせえ、俺はこのやり方でお前が
 生まれる前からこの仕事をしてるんだ
 お前の分かってない図面より俺の頭の方が
 しっかりした家を作れるんだ」

みたいなことを言われてなかなか
法改正に対応してもらえない。

みたいなのが、当時の若い設計者や
現場監督あるあるでした。

私も2002年から現場監督として
働き始めましたので、同様の経験を
させていただきました。

オメェみてぇな理屈ばっかりで
家がまともに建つか!

と言われていましたが、20年以上経ち
おかげさまで私の理屈を聞きたいと
おっしゃっていただける方もいる時代に。

今は、まともに家を建てたいと
思っている職人さんの方が多い。

本当にいい時代になったなと思います。
とはいえ、欠陥住宅が無くなったわけでは
ありません。どうぞ、信頼できる会社を
選ぶ目を養っていただき、
家づくりに臨んで頂ければ。

参考にしてくださいませ。

あ、ちなみに某訴訟はこんな感じの
ニュースになっておりました。https://youtu.be/NjKlis5mVW4?si=DNKxmB4rhJ2dhzT5

#未来コストを考える #長寿命住宅

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー