凰建設の森です。
本日は新築の打ち合わせ。
1件は間取りの打ち合わせ。
もう1件は内装の打ち合わせ。
間取りを初めて見ていただくのは
私もドキドキですが、お施主様も
同じくらいドキドキだと思います。
ヒアリングをさせていただき、
お施主様の好みを把握し、
その人になりきって、住みたい
家を具現化していくのが設計。
100%の要望を入れ込むのは
難しくても、優先度の高い
要望から組み込んでいく。
構造のバランスも良く、
使い勝手も良く、
土地の特性を十分に
生かした形になるよう。
本日のお施主様も、
今日の時点で大きな
手落ちがあるという事もなく、
微調整の上見積もりに進むことに。
そして、最近の間取りの
打合せであえて意識している事が、
本日のタイトルにもある、
「家の面積を教えてあげない」
教えてあげないというと、
ちょっと意地悪に聞こえるかも
しれませんが、打ち合わせの中で
家のトータル面積について何も
触れないまま打ち合わせが進むと
お施主様の方からそのうち
聴いてこられます。
「ところでこの家の面積は?」って。
それに至るまでに、各室の広さや
やりたいことが全部やれる
間取りになっているかを説明
しておりますので、トータル面積が
どうであれ、お施主様の要望は
全部入った状態であることは
お互いに確認しております。
そのうえで、面積をお伝えします。
本日の場合は、最初のうちに
お施主様と話していた面積より
15%程度少ない面積で要望が
納まっている図面でした。
そこで面積をお伝えすると、
その面積で要望が全部
納まるんだ!?って
驚いていただけます。
住宅の間取りって、
設計がヘタだと果てしなく
廊下スペースなどが伸びていき
面積はそれなりに取っているけど
使える部分が何だか少ないね、、、
みたいな家が出来上がります。
元々私は横浜で設計の仕事を
しておりましたので、限りある
面積の中で最大限広さを確保する
設計というのは得意分野です。
こんなに広さが確保できてるのに
思っていた面積よりも少なく済む。
面積が少なく済むという事は
予算も少なくて済むという事。
このインフレの時代において、
コンパクトに家を設計できるのは
強みになると言っても良いかと。
例えば35坪で資金計画をしたけど
色々要望を詰め込んだ結果、
40坪の家が設計されたとなると、
お施主様も設計者も、
「あ、予算オーバーするだろうな」
というのが頭をよぎります。
見積をするとやっぱり
予算オーバーなので、
結局何かを諦めて家を小さく、、、
という事になっていきます。
ただでさえ、値上がり基調の世の中。
面積を想定内に納めてもまた更に
小さくするという打ち合わせが
当たり前になっているのですから、
面積オーバーは極力避けたい。
逆に、面積が予定よりも少なく
済んでいるのであれば、
あえて聞かれるまで面積については
触れずにいて、お伝えした際に
安堵していただくというのは、
家づくりのプロセスとしては、
お施主様に優しいと思います。
逆に、うまく要望が納まりきらず
面積がオーバーしたのであれば、
間取りの説明の前に開口一番
「納まっていません」って
お伝えするのが誠実さだとも思います。
色んな設計者さんがおられますが、
私の場合は、面積については
そんな感じで考えております。
例え畳半畳分であったとしても、
予定より小さい面積で納めて
行こうとする。
それがいいと思いますが、
いかがでしょうか?
