凰建設の森です。
本日は学校。
岐阜県立国際たくみアカデミー
設備システム科の授業です。
今年度の授業はこれでおしまい。
毎年同じ時間話しますが、
今年は特に長く感じました。
学校の講師を始めた6年前は
設備の職人さんの就職は、
随分苦戦していました。
ところがこの3年くらいで
状況が激変。
県内のどこの会社も、
若い職人さん候補を
取り合ってたいへん。
学生さんたちは再び
売り手市場での就活です。
羨ましいですね。
私が就職をしたのが
2001年になります。
同時期に就活をしていた人は
随分と大変だったかと。
幸い、高専という学校は、
どんなに不況であっても
就活で困ることはなく、
私の同級生も、就職浪人
みたいな子はいませんでした。
地元の大卒の子たちは
本当に大変そうでした。
数年すると、羨ましいくらいの
状況になりましたが、
またリーマンショックで、
内定取り消し騒ぎが。
波に乗れた世代と、
乗れなかった世代の差は
大きいような気がします。
あなたの就活は、
どんな感じでしたでしょうか?
さて、本日の話題は
最近何かと騒がれている
こどもみらい住宅支援事業が
予算一杯で終了になった件。
11/18に75%という発表から
僅か10日で100%に。
滑り込めた人も、
そうじゃない人もいるかと。
業界団体でも、陳情に走ったり
抗議をしたりと様々です。
こどもエコすまい支援事業に
切り替えられる人はセーフ。
ダメだった人はアウト。
という事になりそうです。
住宅は大きな予算の買い物です。
補助金が使えるのであれば、
使いたいものですよね。
だから滑り込めた人は、
おめでとうございます。
と、言っても良いのか?
というお話です。
この短期間での予算消化状況を
見ると、日本全国各地で、
補助金に間に合わせるために
打合せを急いだ人が、
沢山いる事が容易に想像できる。
また、着工を急いだ現場が
沢山あることも容易に想像できる。
注文住宅の品質というのは、
急げば急ぐほど低下します。
建売等の品質が低いのは、
工期が無いからであり、
何故工期が無いのかというと、
原価を抑えたいがためです。
日本全国、どんな建築会社の
職人さんに聞いても、
同じ答えが返ってくるはず。
急ぐと品質が落ちると。
ゆったりと打合せを行い、
ゆったりと着工をしたうえで
こどもみらいを使えたのなら
余計な心配はいりません。
しかし、もし、あなたが、
もしくは建築会社が、
補助金を間に合わせるために、
焦って打ち合わせをしたり、
着工したりしていたとしたら、
60万円~100万円などでは
到底カバーできない手落ちが
存在している可能性もある。
家づくりは決して急いではダメ。
おかしいと思ったらいつでも
振り出しに戻って考えて。
いつも申し上げております。
しかし、建築会社は、あなたを
あの手この手で急がせてくる。
補助金の期限を利用して、
いついつまでに契約しないと
この補助金が貰えません!
というのは営業の常套手段です。
あなた自身の仕事に置き換えて
考えてみてもそうだと思いますが、
急がなきゃと思いながらやる
仕事や作業って、ミスが出やすい。
注文住宅なんて、些細な変更でも
計画への影響がびっくりするほど
大きかったりすることもあります。
計画はとにかく慎重に。
補助金に向かって日本全国の
建築会社と施主が急いだ。
そのしわ寄せは何処かで起きる。
世の中は、早い人と逆張りの人が
得することが多いです。
情報をいち早く受け取り行動する人、
多くの人が進む方向と逆をやる人。
投資の世界などでも同じかと。
これは家づくりでも同じです。
2020年。コロナで住宅を作るのを
みんなが控えた時期があった。
しかしその時に家づくりをした人は
ウッドショックも無く、職人さん達も
手が余っているから急ぐこともなく、
品質の高い物になっていることが多い。
1年待った人との差は歴然です。
お金は人を狂わせるって、よく
言われたりしますが、普通の人からしたら
100万円というのは大きな金額です。
判断が狂いやすくなるんです。
家づくりは、自分がしたいときにする。
補助金に家づくりをさせられるんじゃない。
補助金は使えるのであればラッキー
使えなくて当たり前。
そう思っていないと、
あなたの心は乱れます。
焦って家づくりをしても
本当にいい事はありません。
最終的に、補助金なんて
目指さなければよかった。
となってしまっては
本末転倒になります。
家づくりは焦らず心穏やかに。
判断を焦らされてるなと
思ったら絶対に進まない。
どうぞお気を付けください。
