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注文住宅、更に狭き門に。

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は名古屋の空調講座。
もう8回目です。早い。

残りは成果発表の準備に。
頑張っていただきたいなと。

さて、本日の話題は、
私が毎年楽しみにしている
国土交通省住宅局が発表する
住宅市場動向調査について。
↓     ↓
%url1%{https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000183.html}

来年の住宅業界を占う、
貴重な調査報告資料です。

国土交通省住宅局の皆さん
いつもありがとうございます。

で、今日はこの資料を、
解説してみたいと思います。

ちゃんと解説すると、
1日あっても話しきれない。

なので、私が注目する
トピックに絞ります。

簡単に予想出来ていた事では
ありましたが、値上げの影響は
それなりに。

ウッドショックの影響で、
注文住宅取得金額は1割上昇。

これ、2021.4~2022.3までの
話なので、2022.4~2023.3は
更に上がっているはずです。

そして注目すべき指標は、
住宅ローンの負担感という指標。

住宅取得金額が上がっている。
しかし、住宅ローンの負担感
については、下がっている。

高い家を買っているのに、
住宅ローンがきついと感じる
割合は下がっているという事。

いつも言っていますが、
注文住宅というのは、
余裕のある限られた人にしか
買えない買い物になってきている。

という事です。

30代後半で、
世帯年収800万円位の人が、
800万円位の現金を用意し、
毎月9万円弱の返済計画で
ローンを組んで建てるのが
2年前の注文住宅の平均。

土地を買うなら
現金は1200万円用意し、
ローンは毎月12万円強。
それが平均。

3大都市圏で家を建てる人、
こだわりの工務店、
大手量産メーカー、
設計事務所などに依頼して
家を建てる人は、

もっともっと高額な買い物をする。

あくまで平均像なので、
これに当てはまらないという
人も多いかと思いますが、
2年前の平均と比べ、自分は
予算が少ないな、と思ったら、
今の時代、ひょっとして
注文住宅を建てるのは、
厳しいのかもしれない。

じゃあ建売や分譲にするか?
確かに安いけど、
ペアガラス率半分以下。

普段高性能住宅を建てている
人としか付き合っていないので、
こういう統計は自分の目を
覚まさせてくれるいい機会ですが、

それでもシングルガラスが半分以上?

それ本当に?と言いたくなるのが
分譲住宅になります。
各種ショックで金額を抑えるために、
窓をシングルガラスに戻した。

というのが統計からみて取れますが、
そんな会社、潰れてしまえ。

この統計から2年が経ち、
注文住宅は更に狭き門になってます。

少なくとも2年前の先輩たちの
平均像よりは豊な暮らしを
していないと、ちょっと心配。

建築会社の営業マンというのは、
びびるお客さんを上手に乗せて、
金額を吊り上げていくのが仕事。

他の人もこのくらい払ってますよ。
あなたなら十分に払えますよ。

でも、2年前の人で住宅ローンの
平均返済負担率は18.1%。

世帯年収800万円の人なら
月の返済額は12万円。
世帯年収1000万円の人なら
月の返済額は15万円。

この割合を大幅に超えるローンは
危険信号が灯ります。

あなたの今の注文住宅の
資金計画はいかがでしょうか?

建築会社が出してきた
出典不明の統計などで、
安心していたりしませんか?

どうぞ、住宅計画は慎重に。
そしてデータを見るなら、
出来るだけ公の機関が出している
ものを参考にしてください。

#本質的な家づくり #未来コストを考える

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー