凰建設の森です。
本日は朝から共同墓地の
環境整備になります。
男手の中では私が一番若手。
後は60歳越えの人ばかり。
こういう地域の行事の場に行くと
社会の高齢化と衰退を感じます。
田舎を捨てて都会に出るという
選択をする人もおられるかと
思いますが、田舎にある家や土地、
そしてお墓どうしますか?
手放すにもお金が掛かります。
私の家のお墓がある墓地も、
今年、墓じまいをした家がある。
電話一本で全部やってくれる
という訳ではありませんので、
色々大変そうです。
お昼からは新築のご契約。
終の棲家となる建て替えです。
寒い冬を越すのは今年まで。
来年からは全然違う暮らしを
楽しんで頂けます。
今から完成が楽しみですね。
さて、本日の話題は、
私の好きな薪ストーブに付いて。
自宅でもモデルハウスでも、
12月になると、薪ストーブの
運用が始まります。
よく誤解されている事が
ありますので、毎年の事では
ありますが、薪ストーブが、
環境に与える影響について、
今年も触れてみたいと思います。
薪ストーブは、エコじゃない。
CO2を排出しまくるんだ。
みたいな意見について。
・灯油解放式ストーブ
・エアコン(COP3.5)
・薪ストーブ
で比べてみたいと思います。
灯油の場合、
10.9kWh/Lの発熱量。
2490g/LのCO2発生量。
燃焼効率が86%だとすると
265.6g-CO2/kWh
電気の場合555g/kWhの
CO2発生量ですが、
COPが3.5のエアコンなら、
158.6g-CO2/kWh
灯油解放式ストーブよりも
環境負荷が少ない事が
分かりますね。
では、薪はどうでしょう。
一般的な広葉樹の場合、
4.41kWh/kgの発熱量。
17.8g/kgのCO2発生量。
エネルギー密度は
灯油の半分くらいしか
ないのですが、
CO2を出す量は、
灯油の1/112。
(灯油の比重が0.8として)
100倍以上違うんですね。
薪ストーブの燃焼効率が
75%だとした場合は、
5.3g-CO2/kWh
同じ熱量を取り出した場合の
CO2発生量の比は、
灯油:AC:薪=50:30:1
という事になります。
薪の調達方法によっては、
エアコンとは30倍も
違わない事になりますが、
いずれにしても圧倒的に
地球を傷めないのは、
薪ストーブだという事に。
しかし、薪ストーブが、
沢山CO2を出すという
誤解をしている人は、
とても多いです。
何故かというと、
煙が出るから。
そこにあった木が、
燃えて煙になるという
見える化効果により、
薪ストーブはCO2が
沢山出ていると
思い込んでしまう。
ちょっとした物理の
知識があれば、
調べて薪ストーブが
環境性能の高い物だと
分かるのですが、
煙=悪い物という
固定観念で考えると
薪ストーブはCO2を
沢山出している!
みたいな事を思ってしまう。
また、薪ストーブから出るCO2は
地球の大気中にある炭素が
植物によって固定化されたもの。
また大気中に放出されても
地球の表面で循環している
ものになります。
しかし、電気や灯油を使う事に
より排出されるCO2というのは、
遠い外国の地面の下に埋まっていた
石油やガス、石炭といったものから
出ているんですね。
地球の内部に固定化されていたものを
わざわざ掘り返して燃やすんです。
植物由来のCO2はまた植物に
還るのに、50年程度で済みますが、
石油やガス、石炭が出来るまで
待とうと思うと、数千万年~数億年。
今から作り始めても、人類の歴史が
そこまで持つかどうかは怪しい。
エアコンは太陽光発電由来の電力を
使う事で、薪ストーブに迫る
環境性能を出すことができるのですが、
冬に暖房を使いたいのは、夜です。
再生可能エネルギーの恩恵を
受けにくいんですね。
昼の太陽光で家を暖めておき、
夜は無暖房で過ごす事が出来る
家の性能にすれば、非常に
環境への負担は少なく済みますが、
厳冬期でもそんな生活をするなら
パッシブハウスプレミアムくらいの
性能が必要になってきます。
パッシブハウスプレミアムか、
薪ストーブか、であれば、
薪ストーブの方が安く済む。
なので、環境の事を考えるなら
薪ストーブは非常に優秀な暖房。
どうぞ、偏見だけで物を言う人に
騙されないでいただけたらと。
さて、今日も、楽しい薪ストーブ
ライフを送りましょうか。
