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お答えします!でも惜しい!

エネルギーと暮らし

凰建設の森です。

本日は社内のお仕事。
SAREXを経て、手を付けず
蓋をしていた部分を
やっぱりやっていかないと
と認識させられまして、
色々動いていくための準備。

さて、本日の話題は、
質問にお答えいたします。
というものになります。

質問を頂いたのが3日前
質問箱じゃなくて感想で
質問を頂くのは珍しいです。

ふむふむと読んでいくと、
思わずニヤッとしてしまいました
↓     ↓
%url1%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2024/03/d2d3f9419a1ba30088b3068671f79e3e.png}

あなたには聞いてません。
なのかもしれませんが、
折角の質問ですので、
私からもお答えをしようかと。

余計なお世話だったら
ごめんなさい。

家事の中でも洗濯乾燥
という部分については、
この20年で劇的に
変わったものの一つに
挙げられると思います。

私が住宅業界で仕事を
始めたのが2002年です。

日韓ワールドカップ。
決勝は横浜スタジアム。

私は隣の町田市に居ましたが
近くでワールドカップの決勝が
行われるなんて、なんて都会!

と喜んでいたものです。

その当時の家づくりは、
洗濯物を干すための外部空間が
あるのが当たり前でした。

ベランダ的なやつですね。

凰建設の家も、当時既に
高断熱住宅ではありましたが
それでも室内干しではなく、
ベランダを作って干すという
スタイルが一般的だった。

あれあれ、断熱すれば、
ベランダ無くてもいいんじゃない?

って気づくのはもう少し
先の話になります。

そして時は流れて2024年。

新築をする方にとって、
洗濯物を乾かすというのは、
そもそも干さずに設備を
使うというのがスタンダードに
なりつつあります。

洗濯乾燥機、食洗器、太陽光は
令和の時代における家電の
三種の神器と言えるかもですね。

洗濯乾燥機は大きく分けて、
ガス式か電気式のどちらか。

ガス式と言えば乾太くん。
ほぼそれ一択と言ってよいでしょう。

電気式は、国産品と海外品の
選択肢に分かれます。

海外製品と言えばミーレ。
今回の質問もミーレと乾太くんの
比較になっております。

なぜドイツ製品がいいのか?

必要は発明の母と言いますが、
日本よりも水の金額が高くて、
洗濯物を外に干すのは、
はしたない事だという意識が
人の中にある国においては、
水を節約できる食洗器や、
干す手間を省ける乾燥機が
発展するのは妥当な話です。

湿気が多くて除湿の需要が
高い日本が、冷房のHP技術で
世界をリードしているのも、
当然と言えば当然な話です。

洗濯物の乾燥を少し
数字で捉えてみます。

1Lの水を1℃上昇させるのに
1.16Whの熱量が要ります。
1Lの水が蒸発する際には
周りから約640Whの熱を
奪い去ります。

洗濯を終えた8kgの洗濯物は
約半分が水の重さです。

という事は4Lの水を
加熱して蒸発させるのが
乾燥機のお仕事になります。
洗濯物の温度が20℃から
スタートする場合、
水の分だけでも、

4L×(1.16×80℃+640)
=2931Whのエネルギーを
洗濯物に投入しなくては
なりません。

衣類も一緒に暖めるし、
機器外への放熱もあるから
約3000Wh強程度
必要だと思ってもいいかと。

ミーレの場合、4kgの洗濯物を
49分で洗う事が出来るそうです。
という事は1500Whを49分で
つくる事になるので出力は
1800W強程度という事ですね。

乾太くんの場合は、ガスを
燃焼させて2000W~の
強い熱を作るので、ミーレより
少し早く乾燥させることが
可能になります。

乾太くんの方が2割程度時短に
なる計算ですが、国産の
乾燥機程絶望的な時間の違いには
なりませんので、乾燥時間よりも
他の部分で検討をした方が
良い事になります。

すごく文章の量を書いてしまいましたが、
そんなのカタログを見れば分かるよ。
っていう事ですね。

で、違いは何かという事ですが、
まずは家の中に残る熱について。

乾太くんの場合は作った熱のうち
2割程度は排熱されていきます。
2000Wのうち1600Wが家に残る。

ミーレの場合はHPなので行ってこい。
という事はHP出力の1100~1400W
程度が家に残ることになります。

ほんの僅かながら、乾太くんの方が、
置いてある部屋は暑くなります。

続いてエネルギーの種別について。
乾太くんはガス、ミーレは電気。

電気の場合は、太陽光の自家発電などを
上手く組み合わせれば、乾燥に掛かる
エネルギーを自分で賄えます。

ガスの場合は、ほぼ100%エネルギーを
購入することになりますので、
今現在でのエネルギー変動リスクへの
レジリエンス性はミーレの方がいいかも。

という事を考えたりしておりますが、
試しにクオホームの本田さんに、
こんな質問きましたけど、どう思います?

って確認したところ、
「ミーレ高いですよねー。」
の一言でバッサリやられました。

そう、乾太くんとの価格差を
ひっくり返せるかどうかというと
ちょっと微妙な所なんですよね。

他の衣類乾燥機だと、
こんな感じの物がありますが、
↓     ↓
%url11%{https://www.haier.com/jp/washing-machines/jz-k90a.shtml}
純粋にミーレの4割くらいの
消費電力ですので、
乾燥時間は2.5倍程度。

ドイツや中国製品もいいかもですが
国産品でも良い乾燥機が沢山
出て来てくれるといいですね。

どうぞ参考にしていただければと。

#設備より建築 #エネルギー自立 #電気を使い過ぎない暮らし

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー