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【日刊】暖かい暮らしとは何か?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日、岐阜に帰って来ました。
今年の北海道断熱修行の旅、
小樽コースは、天候にも恵まれ、
遅れもなく、終了できました。

強いて言えば帰りの飛行機が、
1時間弱遅れたことくらい。

冬の北海道でそのくらいのトラブルは
トラブルのうちに入りません。

今年の小樽コースは、
北広島のピーエスさん見学ののち
輻射暖房を贅沢に使った家に宿泊。

北海道大学での二人の先生の特別ゼミ。
小樽に移動してニシンで財を成した方が
建てられた、現在の貨幣価値にして、
30億円で建てられたという豪邸の見学、
その合間に観光地を車で素通り。
無断熱の築50年くらいの民泊に泊まり
遅くまでずっと建築談義。

45年前の断熱等級7、旧荒谷邸と
山本亜耕さんの手がけられた2件の
お家を拝見させていただき、近所の
スーパー銭湯の朝までプランでごろ寝。

個室のホテルなどに泊まらず、
ずっと合宿しながらあちこち移動。

例年通りの過酷な日程でしたが、
今年は脱落者が出ることなく、
全員でゴールを迎えられました。

よかったよかった。

設備メーカーの見学から始まって、
理論理屈を学んだ後、断熱住宅の
体感で終わるという流れになりますが、
冬の北海道は、どこに行っても、
同じように快適な暮らしができる。
ということをこれでもかと、
肌で感じるのがこの旅の目的。

仮に、断熱が不足していても、
快適性を補うのに十分な設備が、
「正しく」設計されていれば、
寒さを感じることはありません。

断熱だってしっかりされてなくて
適当な設計の設備であったとしても、
暴力的な出力の暖房があれば、本州で
暮らす私たちの一般的な環境よりも
暖かかったりします。

3日間で、様々な建物に入ったり、
屋外を歩き回ったりしましたが、
寒いと感じるタイミングはなかった。

暖房と断熱が当たり前に身の回りに
ある、寒さを感じないで冬に過ごせる
北海道の暮らしというのは、住んだことが
ある人じゃないと想像すらできない。

ホテルに泊まってバスやタクシーでずっと
移動するような観光だとあまり体感が
できないような事を体感しに行く。

電車移動地下鉄移動がメインです。

暖かい暮らしとはなんぞや?
性能数値はものすごく大事ですが
もっとおおらかに、暮らし全体を
豊かなものにしていこうという、
根底にあるマインドが全ての源。

今回も十分にそれを感じ取って
いただけたのではないかと思います。

日本の建築界を引率して来たのが、
東大の内田研になりますが、
北海道の住まいの在り方を
創って来たのは北大の六講。

今回の旅の訪れた先々でも
六講のOBOGが北の住まいについて
丁寧に、気さくに教えてくれました。

体力的にもかなりきつい
3日間だったと思いますが、
北海道の家づくりのマインドは
しっかりと本州の実務者さんに
伝わったかなと思います。

来月ももう一回、北海道の旅があります。
次回も思い出深いものになるはず。

山本亜耕さんをはじめとする、
北海道の皆様、どうぞ来月も
よろしくお願いいたします。

そして、本州の住宅実務者の皆さん、
ぜひ北海道の冬の暮らしを体験して、
暖かい暮らしに思いを馳せてみて
いただければと思います。

ドイツやスウェーデンに行くと、
1週間で100万円とかかかりますが、
北海道はその2割弱で十分に
足りますので。

ぜひ経験してみたくださいませ。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー