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【日刊】反らない木製ドア

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

今日から北海道。
今度は札幌旭川のルート。
北総研など、一度は行きたい
住宅実務者の聖地がいっぱい。

学びの多い旅になるよう、
今回も頑張ります。

期間中も通常配信を
心がけますが、朝から晩まで
ずっとアテンドをしてますので
配信できなかったらごめんなさい。

さて、本日の話題は、木製玄関ドア。

昨日のインスタライブでも、
玄関ドアの結露に悩むという
相談が来ておりました。

低断熱なドアかと思ったら
D70という超高断熱なドア。

下部が結露するという事です。
玄関はいくら高断熱にしても、
開閉がある以上、どうしても
冷えやすい空間になります。

玄関の土間に溜まった冷気は
そのままずっと滞留をするので
やっぱり玄関ドアの下部や、
玄関土間のドア付近というのは
結露のしやすい箇所になります。

加えて冬に引き渡された新築の
家は建材からの放湿が盛ん。

家の中の湿度が高い状態が
保たれがちになり、結露も
起きやすいんですね。

ドアの表面が金属ではない、
木製玄関ドアであれば、
その辺りの対結露性能は
もっと高くなります。

私であれば、D70クラスの
予算があるのであれば、
木製玄関ドアをお勧めしちゃう。

弊社がよく使う木製ドアだと
ユダ木工さん
ノルドさん
ガデリウスさん

その他にも沢山の
玄関ドアメーカーがあります。

インスタライブ中にも、
木製玄関ドアにすればいいのに
って呟いたところ、
木製玄関ドアは反るから
お勧めしないと言われた
というコメントが入りました。

そこで誰かが突っ込んで話を
するかなと思ったのですが、
みんな大人だったので(笑)

あっ、、、

という反応で終わりました。

あの反応はなんだったの?
という質問がきましたので、
メルマガで書いちゃう。

基本的に木製玄関ドアは
反りやすいというのは、
間違いありません。

玄関ドアが反ると気密が落ちる。
だから高断熱住宅ではあまり
使われない。

というのが世間のイメージかと。

しかし、家づくり百貨やKKBに
集まっている工務店連中というのは
そんじょそこらの断熱気密じゃない
レベルの家を建てているし、
尚且つ木製玄関ドアだって使う。

実は断熱気密と木製玄関ドアは
両立できるんですね。

じゃあ、どうやって両立させるか
という事なんですが、木製玄関ドアが
反らないような設計をする。
に尽きます。

先月の北海道ではユダ木工さんの
社員さんが参加してくれました。

飲みの席でお話を伺うと、やっぱり
反ったというクレームはあるとの事。

歯に衣着せぬ物言いをするならば、
木製玄関ドアでのトラブルが起きるなら
それは設計者が悪いんです。

玄関ドアがなるべく反らないようにする。
仮に反ったとしても、それが生活の
質を落とす原因にならないようにする。

バックアップ体制まで考えて住宅の
設計をしないからトラブルになる。

木製玄関ドアという素材の特徴を
しっかり分かった上で設計しないと
やっぱりダメなんですね。

木製玄関ドアや木製窓、無垢の素材、
そういう特徴が尖った素材を
使いこなせる設計ができるかどうか。
それこそ設計者の腕になります。

大量普及されている、安牌の素材だけで
設計していけばトラブルを考慮する
割合が減るので設計者は楽。

でもそれじゃあ余計な安全を見るので
家は高くなるし、面白くない。

あなたの業界でもそうだと思いますが、
優秀なスタッフがやった仕事の方が、
コストダウンができるみたいな事って
あるんじゃないかと思います。

D70の予算があれば、
更に高性能で見た目も美しい
木製ドアが採用できたはず。

それを、反りますよの一言で
楽をするのは設計者の怠慢だと
言ってしまってもいいと思う。

木製玄関ドアが悪いんじゃない。
そういう尖った製品を使いこなせない
設計者が悪いんです。

ユダ木工さんにもチクリと言いました。
木製ドアを反らせてメーカーに
文句を言ってくるような設計者と
付き合うなと。

反らないための様々な開発は
ありがたいのですが、
その努力はコスパが悪い。
結局製品価格が上がる。

ドアを反らせる人のせいで、
木製玄関ドアの価格がどんどん
上がっていくという現象が
起きかねません。

せっかくの開発は、もっと
木製ドアの良さを活かす方向で
頑張って欲しいんですね。

そして、トラブルが起きないような
形で木製玄関ドアを使いこなせる
設計者さんが増えていくことを
願うばかりです。

木製ドアは反る条件を満たせば反るけど
条件を揃えなければ反らない。

どうぞ、良い設計者さんと
巡り合ってください。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー