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【日刊】それでもやるか、省令準耐火

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は打ち合わせの日。
大きなリノベの計画になります。

どんな感じになるか、
私も楽しみです。

そして、年度末に向けて
モデルハウスの模様替え等
色々やることがありまして、
わたわたしております。

さて、本日の話題は、
定期的に取り上げる、
省令準耐火構造の問題。

これは闇が深い。
なんたって、住まい手と
作り手が「共犯」関係になり
保険会社に対して詐欺まがいの
保険加入例が全国で
多発しているからです。

そして一定の割合で起きる、
「施主は何も知らされていない」
「作り手の知識不足なだけ」
一方、または双方が善意の事例。

省令準耐火というのは
その作り方が明確に定められてます。
↓     ↓
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.flat35.com/files/300187905.pdf

他の種類もありますが、大体
似たようなものになっていきます。

しかし、例えこの通りに
やっていなかったとしても、
保険会社によっては建築会社が
「わが社の建物は省令準耐火です」
と宣言すれば、なんのチェックも
なしに、省令準耐火の建物として
保険をかけてしまう事ができる。

あれ、規定通りやらなくても
省令準耐火構造になっちゃうの?
じゃあ、適当でいいじゃない。
まともに省令準耐火構造を
作っていくと物の価格と施工手間で
50~100万円くらい増えちゃう。

12.5mmの3✕6版の
プラスターボードを
持ち上げて天井にペタッと
押さえつける経験を
一度してみてほしい。

こんなん無理無理って
殆どの人が思いますから。

住まい手も作り手も、安く済む方が
いいし、保険代理店さんも、
それで保険契約がもらえるなら
その方がいい。

一見誰も損をしないように
見えますが、規定とは違う
事をやっているわけですので、
いざ有事の際には、省令準耐火の
基準に適合していないことが
バレてしまいます。

すると、保険金が下りてこなかったり
住まい手さんが詐欺で訴えられる
という事もあり得てしまいます。

有事の際に役に立たないなら、
何のための保険か?ですよね。

また、構造の表しを行ったり、
将来の電気火災の対策として
配線胴縁を行ったりすると、
また省令準耐火を取るための、
設計施工のハードルが上がります。

できないわけじゃないけど、
よりお金がかかることになる。

保険料を安くするために、
省令準耐火にするという人が
殆どだと思いますが、
まともにやると、本当に安くなるか
というのは何とも言えないことに。

弊社、省令準耐火をやるなとは
言いませんが、やるのであれば
まともに省令準大会の基準に
していきましょうと提案します。

他の会社では建築価格の差額なんて
殆どなく省令準耐火にできたのに、
なぜ凰さんはこんなに高いのですか?
企業努力が足りないのではないですか?

と言われたこともありますが、
企業努力云々ではなく、
まじめにまともにやりたいだけ。
不正はしたくないという事です。

不正を受け入れて提案を
してくれる建築会社を
選びたいのであれば、
それで構わないと思います。

もしくは、全くの勉強不足で
不正をしている意識すらない
建築会社であるならば、
ある意味向こうも良心が
傷むわけではありませんので、
やってくれると思います。

省令準耐火の建物が
燃えにくいという事に
異を唱えるつもりは
ありませんが、
2025年に建てられる家が
火事の脅威に晒されるという
ケースを考えた際、
省令準耐火の建物が
最適だとは思えない。

外壁は弱いし、室内は過剰、
そして電線を壁体内(断熱材)
に埋め込むのがデフォルトの
設計仕様という点で、
大丈夫かなぁと思ってしまう。

省令準耐火は火災保険を
安くするためになります。

火災保険の目的は、火事が
起きた時の安心を買うため。

結局省令準耐火の家って
火事に強いようにしましょう。

というのが目的になるんです。
絶対火事にはならない
という自信がある家なのであれば
そもそも保険に入る必要が無い。

そんな家は無いので、保険には
入るのですが、最低限の保険で
済むようになりますよね。

どうしても省令準耐火のほうが
良いのであればそれでいいけど、
もうちょっと、こう、、
実質火事に強い家の方が、
いいと思いません?

結局どうすればいいのよ?
って声も聞こえてきそうですが、
それは直接お会いした人にしか
なかなか言いにくい部分です。

それでもやるか、省令準耐火。
よくよくお考えになって
頂ければと思います。

間違っても、建築会社の
悪意や知識不足に付け込んで
保険会社を騙すような
省令準耐火のやり方は
されないようにお願いします。

定期的に業界でも注意喚起の
記事が出るトピックなのが
省令準耐火ですからhttps://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03081/020700004/

#本質的な家づくり

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー