凰建設の森です。
本日は、打ち合わせ。
午前、午後、夕方に
リノベや新築の相談です。
平日にお越しいただけるのは
非常にありがたいお話です。
さて、本日のお話は、
昨日の上棟についてです。
上棟、建て方、建前、棟上げ
様々な呼び方をされますが、
家の骨組みを組み立てて、
棟の木材を組み上げる事を
上棟と呼びます。
家の一番上の木が納まった
瞬間が棟上げですね。
今でこそ、プレカットで、
殆どトラブルなく一日の
作業が進みますが、
何百とあるホゾや仕口のうち
1か所でもミスがあれば、
作業は止まってしまい、
棟梁は恥ずかしい思いをして
加工のし直しをすることに。
棟上げが終わると、大工の
棟梁はホッとしたものです。
だから、上棟はつくり手にとっても
住まい手に取っても大きな節目です。
昔は骨組みが終わるまでが上棟。
今は屋根を伏せて防水をするまでが
上棟と呼ばれることが多いかと。
弊社の場合、屋根の付加断熱や
通気層もやったうえで防水なので
非常に手間がかかります。
昨日も総勢17人での作業でした。
30代40代の大工さんを中心に
日本人の職方さんをこの人数
集めることができるのは、
今では珍しいと思います。
5人ぐらいの人が来て、
とりあえず木造の骨組みだけ
作ってはいおしまい。
断熱とかそういうのは、
明日以降ですね~。
となる事の方が多いかと。
なんで普通の会社で5人で
終わることに17人も人が
いるのか?
お客様の大事なお金を使って
無駄なことをやっているのでは?
文章を読む限りではそう思う
人が居てもおかしくないかと。
そこは、現場の品質を上げるために
どれだけ真剣に考えているか
というのが差になると思います。
製造業、どんな業種でも、
作る作業の後には、検査という
工程があるかと思います。
間違いのないように、
品質を保てるように。
しかし、殆どの上棟現場において
検査工程というのは存在しません。
大工さんが自分で作りながら、
自分で検査をするという流れ。
当然、検査漏れが出てきます。
後ではもう入れられない場所の
ボルトが入っていなかったとか
野地板の釘が垂木を外れて、
効いていなかったとか、
挙げればキリがないくらい、
上棟時にやらかしている事って
沢山あるんですね。
弊社の場合は、設計担当者が
監理の為に一日現場にいます。
昨日の現場でも、屋根の通気の
取り方について、細かな手直しや
このまま屋根の下に隠れてしまう
付加断熱の断熱施工について、
ちょこちょこ手直しをしてもらい
設計図通り、断熱計算通りの
性能が出るように、むしろ
計算以上の断熱が出るように、
断熱の余りは全部屋根に突っ込む
という事をやりました。
なので、部分的にではありますが、
図面上、桁上200mmの断熱のところ
400mm分の断熱が入っている
という箇所も昨日の上棟現場では
存在したりします。
プラスアルファの200mm分は、
私が自分で突っ込みました。
気密層だって、上棟時に行う
1層目の断熱部分に対して、
プラスアルファの気密工事を
行います。
監理をするというのがメインの
役割ではありますが、検査の
合間に私自身が断熱気密の
施工をすることで、建物の
性能は上がっていきます。
最後の検査項目が終わると、
現場の清掃に掛かりますが、
昨日は新入社員の三輪君も
一緒に清掃に掛かって
くれましたので、早い早い。
全部の土間の掃き掃除まで
終えても17時前でした。
基礎の清掃は今後の工程の
品質にも結び付きます。
土間下の断熱と、
基礎の立ち上がりの断熱は、
型枠と一体で打ち込むため、
既に施工済みなのですが、
土間上に施工する断熱は
これからになります。
上棟の際に、コンクリートを
裸足でも歩けるレベルまで
きれいに施工しておくと、
土間の断熱がとてもきれいに
納められます。熱橋になる
部分が減るんですね。
今回の現場も床下エアコン。
基礎の熱橋は大きな増エネに
つながっていきます。
上棟が予定通りに上手く行くと
よし、この家は大丈夫だ。って
私自身も安心できます。
上棟して1か月くらいは、住宅の
性能部分の工事が続きます。
防水や耐震、断熱気密など。
この期間は私もちょこちょこと
現場に顔を出すことになりますが、
その時期が過ぎると、どちらかと言えば
デザインや使い勝手の部分になる。
様々な性能系の検査が無事に
クリアされると、工務店の社長としては
ほっと一息付ける感じです。
だって、夏冬の快適に暮らしている
お施主様の様子が確定するから。
10年経っても20年経っても、
あったかいです。すずしいです。
って言ってもらえる。
上棟は無事に終わりました。
あとはこの1か月の各種検査を
無事にクリアできるように、
現場で頑張っていただければ。
木造住宅において、上棟は
大きな節目の工事になります。
お忙しい事とは思いますが、
家を建てるのであれば、ぜひ
上棟作業は見てていただけると
良いかなと思います。
