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【日刊】風を読む

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

終戦記念日ですね。
戦後80年、世の中はきな臭い
話が多いですけども、
平和が続いていく事を
願い続けていけたらと思います。

本日も引き続き高知に。
昨日は街を、本日は海を堪能。
私も人生初の室戸エリアです。

高知市から生見まで。
地元の方であればピンと
来たかもしれませんが、
めちゃくちゃ大きな車で、
国道493号を通ってしまった、、、

予備知識なしであの道は、
生きた心地がしませんでした。

本日の話題は風です。

陽が沈むまでは海風。夜は陸風。
浜で育った方には当たり前の
ことだと思いますが、内陸部の
人間からすると、やっぱり
そうなんだと体感する
いい機会になりました。

風とは大気の気圧差による対流です
気圧差は様々な要因で起きますが、
温度差はかなり大きな要素になります。

海風陸風も地表面と水面の温度差が
起こすものになります。

普段、高断熱の家に住んでいると
風の動きというものはあまり
意識せずに過ごしてしまいますが、
キャンプなど、お出かけの機会には
風を読んで設営を行ったりします。

風向きを読んで設営したからね!
今夜は涼しく過ごせるよ!
と言った私が一番先に、外で
寝てしまい、家族は暑い暑いと
言いながら中で寝ていました。

夜中に目が覚めた時に、風が
うまく抜けるように開口部の
設定をしてあげましたが、、

この、風を読むというのは、
いかに高断熱な家であろうと、
やっておいた方が良いと、
私は思っております。

もし、エアコンが使えないという
事態になったり、そういう時代が
やって来た時に、建築物のパッシブな
性能だけでいかに夏の室温上昇を抑え
冬の室温を上げるかは死活問題に。

夏の室温は少なくとも外気温と
同等程度にしておく必要がある。

外気温が35℃の時に家の中が40℃では
そこに人は暮らせません。

ηAc値に外皮面積を掛けると
総日射取得熱量になります。
ηAcが2.8で外皮面積が400m2
だとすると、日射取得熱は
1120Wみたいなイメージ。

少し乱暴な計算ですが、
そんな感じで考えていただけると
良いかと思います。

日射熱が家の中に1000W入るなら、
家から外に1000Wの熱を逃さないと。
家が36℃、外が35℃で1000Wの
熱を空気の温度差だけで逃がすなら
約3000m3/hの風量が必要になる。

出入り口に0.5m2の窓があり、
1.7m/sの風が吹いていれば、
ちょうどいい感じになります。

温度差だけで1.7m/sの風を
作ることは非常に困難なので、
やはりその土地に吹く風を
読む工夫が必要になります。

家の中に入る熱を抑えること、
効果的に排熱すること。

どちらも非常に重要です。
大きな風を求めて開口部を
大きくするとそれだけ
日射熱が沢山入る事にもなる。

つける部位を間違えると
一向に冷えないという事も
起こり得たりします。

高断熱住宅は基本ですが、
どれだけ高いレベルで
通風性能を確保出来るかで
中間期や非常時の快適性や
経済性が決まります。

どうぞ、設計士さんに
風を読んでもらい、
良い家を建ててください。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー