凰建設の森です。
本日は検査とお引き渡し。
それぞれ違う物件です。
4月から始まった大型の
リノベ案件が終わりました。
RC造を外断熱化するお仕事。
外壁はEPSを150mm、
屋根はグラスウールを400mm
欲を言えばもっともっと
分厚くてもいいと思ってる。
外壁が暑くなる分窓の彫りが
濃くなってかっこいいですから。
大きな家の全体断熱改修なので
予算も大きなものになりましたが
是非快適にお住まいいただければ。
さて、本日の話題、、
の前にお知らせです。
内覧会が終わりましたので、
また次の内覧会のお知らせを。
長良川のほとり、
風光明媚な観光地での
平屋の計画となります。
来月の土日で2日間限定。https://www.ohtori.net/info_list/55994/
どうぞ沢山の方に
ご覧いただけたらと思います。
11月も12月も、内覧会を
開催させていただく予定でいます。
事務所のスタッフが増えて、
毎月内覧会を開催する
余裕が出てきました。ありがたい。
そちらもどうぞお楽しみに。
という事で今日の話題になります。
昨今、建築物の評価は環境性能
それも建物のライフサイクルを
通じた環境性能を低く抑えることに
主眼が置かれるルールへと、
変革をする時期になってきています。
業界紙でもそういう話題は定期的に
出てきております。https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/02550/?i_cid=nbpnxt_pickup_top_build_05
環境負荷の低い素材を使って
建築物を作っていくという事が
良い事であるという時代が
やってくるわけですね。
環境負荷の低い素材ってなんだ?
簡単にイメージできるのは、
石油を使わずに輸送が行われて
いた時代に建てられていた建物。
世界各地で建築物は、その土地で
手に入れられる素材を使って
建てられておりました。
石、木、土、草、葉
などですね。
日本などですと、基礎は石、
構造は木、壁は土、屋根は草か土
で建物が構成されていました。
今の時代でこそ、お金さえ払えば
どこのどんな材料でも手に入る。
しかし、輸送手段が今ほどパワフルでは
なかった時代は、環境負荷の小さな
材料=低コストでできる建築。
そういう事を考えて家を建てる時代が
また遠くないうちにやってきます。
となると、構造材をスマートに
作っていく事が非常に重要。
大空間を作れば作るほど、
構造材は環境負荷の高いものになる。
木造であれば、梁が大きくなる。
ある一定のところで無垢材では
無理になり、集成材になる。
それでも無理だと鉄骨との
ハイブリッドな素材を使っていったり。
更に大きくしようと思うと、
木造ではもう無理で、鉄骨の
梁を使った建築物になる。
そうなればなるほど
「悪い建築」という評価を
受けることになっていきます。
私もその考え方には全く同感。
自分の生業を「家を建てる」
でしか捉えていないと、どんな
材料を使ってどんな家を建てたって
いいじゃないかと思えるかと。
そうじゃなくて、豊かな社会をつくる
豊かな未来を後世に残す。
そのために家を通してできることを
社会に提供するという風に
思うのであれば、今はまだルール化
されていないから好き放題
やってしまえとはならないはず。
岐阜で取れる木材をできるだけ
無垢材のままで使って家を建てたい。
特別に強度の高い材料じゃないと
構成できないような構造しか
設計できない設計者で在りたくない。
私はそう思います。
どうせ、そういう事が今後
ルール化されていくのが
分かっているのであれば、
先取りして今のうちから
環境負荷の低い建物の
設計技術を磨いておくべき。
制度の改変について行けずに、
文句を言いながらしぶしぶ
周回遅れでなんとか
適応してきた実務者が大半。
今まで大変な思いをしてきたなら
今度くらいは今から準備をして
法律やルールの改変に備えたら?
って思うのですが、やらない。
というよりも、どんな風にルールが
変わっていくのかという事を
知らない。知る努力もしない。
彼らにとってはいつでも、
制度の改変は寝耳に水。
それでもやってこれてしまったのが
私たちがいる住宅業界です。
LCCM関連の技術体系は、
私たちが今まで取り組んできた
「良い」と思っていたものが
「悪い」に変わる要素も含んだ
大きなゲームチェンジ。
昔は、大きな梁を使っている家を見ると
「うわぁ、立派な構造の家だねぇ」
っていう誉め言葉しか出てこなかった。
しかし、遠くない未来に、
立派な太い梁を使っている家を見ると
「うわぁ、へったくそな設計の家だねぇ」
っていう評価になっていきます。
大きな梁になってしまう間取りしか
掛けないという点でへったくそ。
不必要に大きな梁を入れる場合も、
構造計算をせずお施主さんの予算を
無駄にしているという点でへったくそ。
岐阜県だったらこちらの材料http://tono-hinoki.jp/service/sugi
その他の地域であればこちらhttps://www.precut.jp/support/mat
このリストにある材料だけで
住宅を設計する事が出来るか?
(岐阜縛りの方が厳しいです)
そういう事が、これからは
求められていくんですね。
あなたの依頼先、お金さえ払えば
大断面の材料を買えるからいいじゃない
って思っている会社さんだったり
しないでしょうか?
確かめる方法はありませんが、
出来上がった家が40cm以上高さのある
梁を何本も使っていたりするのであれば、
結構なパワープレイの依頼先です。
今はまだ違法でもなんでもないですが、
将来は苦労されるかもしれません。
将来の苦労は将来の経営の安定性が
悪いかもしれないという事です。
どうぞ、お気をつけて。
