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【日刊】こいつが信用ならない

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は内覧会二日目。

今日も外は暑かったですが
家の中は快適でした。

断熱等級7で第三種換気。
一般的に言えばあまり湿度が
下がりにくい仕様なんです。

なので、こういう場合は、
様々な空調手法を使って
湿度を下げていかねば
快適な家にはなりません。

その中でも最も手軽に
誰でもできるのが、
再熱除湿エアコンを使う
というものになります。

日立、三菱、富士通、コロナの
4社が再熱除湿エアコンを
発売してくれています。

それ以外のメーカーが
出しているものは、
偽物です。

実際カタログにもちゃんと
こうやって書いてあります。

再熱除湿ではないエアコンが
信用ならないという話、、、
ではないんですね。

再熱除湿ではないエアコンが
除湿やドライというボタンを
搭載していたらそれはもう
論外だと思っていただければ。

高性能住宅ではまるでダメです。

信用ならないのはそっちじゃなく
再熱除湿エアコンの方です。

再熱除湿を搭載しているメーカーでも
殆どのエアコンメーカーでは、
普通の除湿と再熱除湿を
住まい手側が設定することはできない。

除湿ボタンを押すと、後はエアコンが
勝手に判断して冷房や除湿、再熱除湿を
切り替えていくという仕組みです。

これが信用ならない。

実際に挙動を見てみると、
殆ど再熱除湿になっておらず
止まっているという例が
多すぎる。

除湿ボタンを押したのに
室外機から一滴も結露水が
出てきてないじゃない。

っていう状況もよく起きます。

また、エアコンの除湿能力は
冷房時にこそ最大発揮される。

2.2kWのエアコンであっても、
まともに動いていると1時間に1L
程度の結露水を発生させて
外に流すことができます。

再熱除湿の場合、全力で
除湿をしたとしても、
室内機の熱交換機の半分が
ヒーティングで使われるので
除湿量もやっぱり半減です。

1時間に0.5L程度の除湿量に。

実際、夏の換気から入ってくる
湿度量はもっと多いので、
(第三種換気の場合)
それで家の中の湿度を十分に
下げることは難しいんです。

普通の第三種換気で、建築的に
湿度を下げる工夫を施さない場合
再熱除湿に頼るしかないのに、
最近の再熱除湿はあまりにも頼りない。

再熱除湿が欲しい時期なんて、
本当に僅かな期間なのですから
省エネ性とか気にしてないで
ガンガンやってほしいのに。

2025年は比較的どのメーカーも
エアコンの挙動や制御を大きく
変えてきている印象ですが、
再熱除湿の挙動に関しては、
ちょっと日和ったなと
思える感じになった気がする。

2027年に向けて、省エネ性が
低いエアコンは淘汰される予定。

しかし、省エネ性を犠牲にして
除湿量を確保してくれていた、
私たちの守り神みたいなエアコンが
3年後も生き残ってくれているか、
とても心配な状況なんです。

頼むからさぁ、お前しか
頼れないんだよ。
何とか頑張って動いてくれよ。

と、この夏は2025年モデルの
再熱除湿に何度語りかけたか。

新築はまだその他の工夫が
色々できるけど、リノベは
再熱除湿エアコンが最後の
砦になる事も多い。

ぜひ、再熱除湿エアコンを
作っているメーカーさんは
頑張ってほしいと思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー