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【日刊】台風に備える家

災害とレジリエンス

凰建設の森です。

台風、静岡県を中心に
被害が出てしまいましたね。

私も空港はよく利用しますが
空港の駐車場が水浸しで
帰れなくなるとか、本当に
予想外でいたたまれません。

本日、明日と内覧会。
大人だけで住む平屋の家。

将来的にはこういう家の
需要がすごく高まるはず。

今、日本中にある家は
子育て世代の為に作られた
ものが9割以上ですから。

どんなに良い物でも供給過多だと
値が崩れるし、需要過多だと
どんなものでも売れるんです。

新築市場を中心に情報を
集めている作り手も住まい手も
世の中の大きな流れの中では
子どものいる核家族が少数派に
なりつつあることを、
よく自覚したほうが良いと思います。

さて、本日の話題は、
台風がやってきましたので
台風に備える家について
考えていきたいと思います。

台風の被害と聞いて、
あなたはどんなことを
想像するでしょうか?

おそらく最も多いのが、
瓦が飛んできて窓を割る。

じゃないかと思います。

確かに台風のたびに窓が
割れる映像や画像が出ます。

しかし、台風については、
もっともっと重要なのが、
屋根葺き材の固定です。

既往の台風被害の研究においては
台風被害と言えば屋根葺き材の
損傷が最も重要なトピックで、
実は窓ガラスの割れ方について
詳細に研究されたものはありません。

強いて言えば、住宅密集地の方が
飛んでくる物の量が増えるためか
開口部に被害を受ける割合が
多そうだというくらいのものです。

詳細な研究が無いものですから、
シャッターをはじめとする、
窓を守る部材について、何らかの
性能値が定められているなどの
指針などもありません。

シャッターメーカーが独自で
調べている社内基準がぽろぽろと
出てくるだけです。

例えば3㎏の木材が時速55㎞で
衝突しても大丈夫、などですね。

時速55㎞と言えば風速15.3m/s程度。

今回の台風15号は最大風速15m/s
最大瞬間風速で23m/sでした。

風台風でない今回の台風ですら、
耐えられるかどうかのレベル。

ないよりはあった方が良いのですが、
いざシャッターに物が当たった際に
絶対に守れるかというと、
絶対ではないんですね。

今回の台風では突風で車が
浮き上がる映像も沢山です。

そんなのが外壁に当たったら、
シャッターは当然、外壁部材ですら
どうなるかわかりません。

また、台風の際にガラスが割れる
最も大きな原因は、ガラスそのものの
厚さ不足による破損になります。

風の圧力が生む力だけで負けるんです。
飛来物がそうそう簡単に飛んでくる
訳じゃない。そうでなければ、
街中のガラス張りのビルや店舗などは
台風のたびに穴だらけになって
いてもおかしくない。

今回の台風だと
こんな感じの被害が
出ているようです。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250906/k10014915001000.html

窓なんてサッシごと持ってかれている。
これが起きてしまっては、シャッターの
有無はもうそんなに関係ありません。

台風に備える家を作ろうと思ったら
まずは屋根葺き材が飛ばないようなものに
することが最優先になります。

それが終わってから開口部の補強。
まず、ガラスは耐風圧性能の高い
物にしておくこと。

次にシャッターなどの防御策。

シャッターを付けないでとは言いません。
付けたら付けた分だけリスクは減るし、
精神的な安心感も増しますから。

しかし、シャッターを付けるのが
最も優先順位の高いものとは
言い切れないという事だけ
覚えておいていただけると
良いかと思います。

#災害に強い家

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー