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【日刊】蹴上高をどうするか。

日本人の暮らし

凰建設の森です。

3連休ですね。
私は新築の打ち合わせ。
ファーストプランの
提示でしたが、
大きな訂正もなく、
進んでいく事になりました。

頑張って考えた甲斐がありました。

お昼からは建て替え予定の家の
下見等々。雨漏りがあるようで
建て替えるまで持つかな?

というのも含めて見てほしい
とのことでしたので。

家電や車でもありますが、
そろそろ買い替えを、、、
って検討した瞬間に何かが
壊れたりするのは家でも
あるあるです。

なんとか建て替えるまで
持ってほしいものですね。

さて、本日の話題は、階段。

2階建て住宅にとって階段は
設計の大きなポイントになります。

階段は、様々な要素がトレードオフに
働く住宅のアイテムになりますから。

まず、平面図で見た時の階段は
面積が少ない方が良いです。

尺モジュールの場合、910✕910の中に
鉄砲階段であれば3~5段が納まります。
廻り階段であれば、1~3段が納まる。
という事は、周り部分が少ない方が
階段に必要な面積は減らせるという事に。

狭小住宅であるほどに、鉄砲階段が
効いてくることになります。

そして階高も非常に大きな要素です。
階高というより天井高さでしょうか。

天井高さを2.1m程度に抑えると、
階高は2.4m~2.5mになります。

13段上がりの階段を作ると、
2.4m÷13段=185mm/暖

天井高さを2.6mにすると
階高は2.9~3.0mになります。

2.9m÷13段=223mm/段
非常に一段の高さが高くなる。

ちなみに1段の高さが230mmを
超えると建築基準法違反です。
(ロフトへの梯子等は除く)

段の高さを200m以下に抑えようと
思うと、15段の階段が必要です。
すると、平面図上ではどんどん階段が
占める面積が増えていきます。

私がよくやる矩計ですと、
1階の高さを2.7mに設定します。
それを13段で上がり切れば207mm/段
14段であれば193mm/段
15段取れるなら180mm/段

弊社、1階の矩計は意匠系の
設計者さんと比べて高め。

これは将来的に熱交換換気等の
設備品が入っても天井高さを
2.1m確保できるようにという
意図で高くしております。

新築の際に施工する内装が、
一生モノだとは思っていない。
40年後か60年後か、おそらく
住み継いだ誰かが内装の
大規模リフォームを行うはず。

その際に熱交換換気の設置
という選択肢を持てるように、
階高を設定しております。

建物のプロポーションを考えると
もう少し抑えたいなと思うのですが
そこは痛しかゆし。

シンケンさんのように11段の階段で
2階に上がれるようにしたら、
階段は楽だろうなと、いつも心が揺らぎます。

また、階段は踏面と蹴上の
程よいバランスがあります。

踏面+蹴上✕2≒60cm。
蹴上が207mmなら踏面は186mm
蹴上が193mmなら踏面は214mm
蹴上が180mmなら踏面は240mm

1段を緩くすると、平面図上での
距離も同時に長くなっていきます。

本日提示させていただいた間取りだと
蹴上は193mm、踏面が227.5mm
まあ、ちょうどいい感じの階段かと。

と、ここまで書いて図面を見たら、
ちょっと間違って表記がなされている
事に気づきました。

危ない危ない、直しておかねばです。

そんな感じで、一軒一軒、違う形の
階段を設計しておりますが、
やはり基本は不要な高すぎる階高を
抑えていく事が良いかと思います。

みんな簡単に天井の高い家が良い
って言いますが、その分高く階段を
上らないといけなくなるんです。

2階に行きやすいバリアフリーと
1階の高い天井高さは矛盾する要素。

そのバランスがどこが良いかは、
それぞれの会社の考え方次第。

私も間取りの打ち合わせで
ご要望があればもっと低い
天井高さを提案することもある。

あまりに低いとレンジフードや、
浴室の換気扇が厳しくなる。

でも、階段の設計は楽になる。

どこを目指していくか、
悩ましいところですね。

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー