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【日刊】地盤改良の杭は将来どうなる?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

昨日、無事に空調講座東京版が修了。
15名の参加のうち10名の方が
修了証を受け取っていただきました。

合格された10名の方はこの1か月
リアルやZOOMで合宿を繰り返し
それぞれの空調設計をブラッシュアップ。
全員合格全員優勝の合言葉で結束力を
高めてこられたそうで、
非常にまとまった発表が多かったです。

修了証をもらえなかった方も、
発表に臨んでいただ事に感謝です。

途中までは東京講座、大丈夫かなと
心配をしていたものですが、
とても良いチームになりました。
皆さんの自主性と積極性の賜物ですね。

今日は少し時間がありますので、
前々から行ってみたかった、
森美術館の藤本壮介展に。

太宰府天満宮の仮殿や、
万博の大屋根リングでおなじみの
今日本でもっとも有名な建築家の
一人だと思います。

3年後には岐阜県の飛騨市にまた
特徴的な建物が完成する予定なので
ぜひ足を運んでみたいと思います。

藤本さんに限らず、有名建築家は
大きな建築のプロジェクトでは
すごい発想だなと舌を巻くのですが、
住宅になると、作りたくないし
住みたくない家ばかりなのは、
見ててなんとも言えない気持ちになります。

特に、北海道旭川生まれの藤本さんが
ものすごく寒そうな家を設計するのを
見てしまうのが寂しかった、、

住宅に関しては、やはり住宅作家さんの
家が一番いいなと感じますね。

さて、本日の話題は、
住宅を建てる前に施工される、
地盤改良の杭についてになります。

2000年の品確法施行以来、
住宅と言えども地中に杭や
地盤改良が施工されている建物が
全体の半分以上になってきています。

今年で法律施行から25年。
杭を打ってある家が建て替えられる
という話もそろそろ出始めるころ。

昔施工された杭や地盤改良が
どうなるのか?と気になる人や、
今から建てる家で施工される杭や
地盤改良はどうなるのかと気になる人も
一定数おられるかと思います。

基本は杭や地盤改良は全部抜く。
そのうえで新たな杭や地盤改良を行う。

ますます解体工事が大変になりますね。

しかし、上物の解体と違って、
杭を抜くというのはなかなか大変。
それに地中の杭は全く強度が損なわれている
という風に考えるのも無理があります。

どう考えたって、まだ耐力は残っている。

そこで、地中に残った杭などを、
有効なものとして再利用するための
設計方法が研究されています。https://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/rpn/rpn0076.htm

何でもかんでもOKというわけには
行きませんが、ある程度は、
既存の杭を利用して新たな建物を
設計していく事が可能に。

とはいえ、普通に何もない敷地で
設計をしていく方がずいぶん楽なはず。

イメージ的に、既存の杭というのは、
よくアクションゲームなどで登場する
踏むと抜けて落ちる床みたいなもの。

どの杭がしっかりしていて、
どの杭がしっかりしていないのか
確たるものが無いまま基礎の設計を
していく事になります。

当然基礎梁の構造は安全を見ることに。
構造計算もおっかなびっくりですね。

今言えることは、杭を打つような建物は
とにかく長期間の使用に耐えられるものに
しておかねばならないという事。

最初に設計された上部構造と基礎と杭が
最もバランスよく設計されているはず。

だからその状態の建物をとにかく永く
存続させることを考えていかなきゃ。

100年、200年直しながら使っていくのが
当たり前の状態で新しく作っていかなきゃ
杭や地盤改良を施す住宅の建て替えが
短いサイクルで行われるなんて、どんだけ
お金が合っても足りません。

地盤改良や杭を打つ建物を建てるなら
200年くらい住んでいけるような、
上部構造を目指していただければと。

是非参考にしてくださいませ。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー