凰建設の森です。
本日は、学校の日。
今期の授業も残り2回。
本日は換気のお話を。
来年以降、プロの立場で
働くことになる予定の
学生さんの前で、どんな
事を話すのか。
既にプロになっている方の
前で話す空調講座の換気の
お話みたいなことはしません。
数字は極力伝えず、定性的な
お話をメインにしていきます。
結論の部分だけは数字を
使わないと比較ができませんので
数字を使ったりしますが、
まずはプラスマイナスを間違えない
というのがとても大事です。
これはプラスになる事なのか、
それともマイナスになる事なのか。
それを間違えてしまっては、
顧客に対して大きなミスリードを
起こしてしまいます。
プラスマイナスを間違えずに覚えた後は
同じプラスの物で比べた際に、
どちらがどの程度プラスの値が大きいか
を間違えないようにするのが大事。
プラスマイナスを間違えない、
というレベルで物事を把握していない
プロがいたりするものか??
はい、意外とどんな分野の人でも
やってしまいがちな事ですね。
分かりやすいところで言うと、
太陽光は住宅の屋根に載せる場合、
気候変動の抑制に寄与する。
というテーマでは未だに少なくない人が
住宅の屋根に太陽光なんて載せたら
地球温暖化が加速すると考えています。
過去30年ほどくらいの論文を
ざっと検索してみて、住宅用の
太陽光発電が否定的に書かれている
ものがどれくらいあるか、ぜひ
見てみてほしいと思います。https://scholar.google.co.jp/scholar?hl=ja&as_sdt=0%2C5&q=%E4%BD%8F%E5%AE%85%E3%80%80%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%E3%80%80&btnG=
それでも否定したいと思うなら、
是非そういう論文を書いて、
何らかの機関にでも発表をして
意見を戦わせてほしいです。
こんな感じで、プラスの物と
マイナスの物を間違えるというのは
プロとしては落第物だと思います。
それだけは間違えないでね。
というお話をしてきました。
よくメルマガでもお話をしますが、
熱交換換気は、一定以上の断熱性能を
確保してからじゃないと入れる
意味がありません。
一定以上の断熱性能とは、
ざっくりと言えば、全館連続暖房を
してもびっくりしない光熱費に
なるレベルの断熱性能を指します。
熱交換換気は、家の中と外の
温度差が開けば開くほど、
無駄に捨てる熱を回収してくれるので
効果的になってまいります。
全館連続暖房をしたら、
びっくりするほど光熱費が高いから
2階は暖房やめておこう。
みたいな事が起きる家だと、
そもそも回収する熱がない。
春や秋の中間期で、外と中の
温度差が無ければ熱交換換気は
意味が無いのと同じで、冬に
寒いまま住んでいる家や、
夏に暑いまま住んでいる家は
熱交換換気なんて入れても
省エネ的には全く意味が無いんですね。
だから、熱交換換気を入れるなら
全館連続冷暖房ができるレベルの
外皮性能を確保してから。
そうお伝えしております。
毎年毎年折に触れてメルマガでも
繰り返し伝えているにも関わらず、
断熱等級6にも届いてないのに、
熱交換換気を入れる家は
日本中に建ち続けています。
熱交換換気や断熱性能などを
トータルに定量的に計算して
判断したのであれば、
そんなバランスの悪い家の
つくり方はとてもできないはず。
学生さんたちが将来的に
間違ったことをしないように。
そう思って教壇に立っております。
