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【日刊】結露対策は努力義務

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は新築住宅の打ち合わせ。
午前中はご契約。お昼からは
外装などの打ち合わせ。

どちらも完成が楽しみな案件です。

先にお知らせからになります。
来週末に開催予定の完成内覧会。
おかげさまで沢山のご予約を
頂きまして、残り枠が非常に
少なくなってきております。

寒い時期の暖かい家を体感したいな
と思われる方はぜひお早めに、
お申し込みいただけたらと思います。https://www.ohtori.net/info_list/56345/

さて、本日の話題は結露対策。
今年の4月に断熱は義務化が
なされましたが、水蒸気の
取扱いについては特に何も
取り決めがなされておりません。

1970年代のナミダダケ事件で
北海道の方は、只々断熱だけを
すると湿気の問題が家を襲うと
気が付き、北海道は独自の規格を
発展させてきました。

北海道に遅れる事40年。
いよいよ本州でも断熱が
当たり前になってきましたが、
水の話が不在なのは当時の
北海道と一緒です。

だから、やっぱり本州でも当時の
北海道と同じような問題が出ていますhttps://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/102701877/?i_cid=nbpnxt_pickup_top_build_01

北海道は冬の水、本州は夏の水。
問題なのが、水の話は断熱よりも
もう少し難しいため、決定打となる
対策を絞りにくいんですね。

こういう壁構成であればこう、
ここをこう変えたら水対策もこう変える。
みたいな細かな対応が必要になる。

それを一律のルールに制定すると
「この断熱材は使うな」みたいな
話も登場しかねません。

だから、今のところ法律で何かを
明言するのは避けて、各会社の
努力義務ですよという言い方で
お茶を濁している感じです。

我々実務者は早く対策をしろ、
素人建築会社に任せっぱなしにするな
と口角泡を飛ばしながら国交省に
詰め寄ったりしていますが、
じゃあ、どういうルールを設ければ
業界が混乱しないかという素案を
出そうと思ったら非常に難しい。

私が国交大臣であれば、
結露計算ができない建築会社は
営業許可取り消し!

みたいな事をやってしまいたい。

でも、そんなことやったら業界は
殆どの会社が営業停止になっちゃう。

なので、記事に紹介したような、
犠牲者が出ることは致し方ないと
割り切って、なるべく早く、
最大公約数的な水に関してのルールを
制定するという方向性になる。

国に文句を言うのは簡単。
だけど自分が国の立場だったら
どういう風にすればよいかと
考える人はそんなに多くありません。

これはどんな単位の組織でも
似たような事が起こります。

子どもは親の立場に立って
考えてなんてくれません。

社員さんがそれぞれ自分の立場で
業務をこうしていきたいという
希望を出すことがありますが、
自分の仕事が1減る代わりに、
他の部署の仕事が2増えるみたいな
事が起きたりしますよね。

全体を俯瞰して考えてみると
どんな問題でも一筋縄では
行かないことがよくわかります。

そして、相手を変えようと頑張っても
そんなに簡単には変わりません。

特に国なんかは。

それよりは、その現状を正しく把握し、
自分はどう動くべきなのかを
考えた方がはるかに建設的です。

断熱を高めるほど水の問題が出る。
という事は、断熱だけをやっている
建築会社では危険だという事です。

断熱に加えて水の話もきちんと
理解していただいている建築会社や
設計者さんを探す方が、業界が
変わるのを待つより良いという事です。

どうぞ、あなたの大事な家を
任せるに足る人を探していただければと。

頑張ってください。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー