凰建設の森です。
本日は改修工事で庭に
小屋を建てるという工事の
着工立ち合いに。
基礎だけ弊社で請け負い、
上物はお客様がキットを
買って作るという、
半分DIYの小屋になります。
今年度、働きすぎて、
会社から強制的に
3月の後半は有給を
取るようにと言われ、
いっちょ小屋でもやってみるか!
という事でご相談をいただきました。
確認申請の不要な10㎡未満の小屋。
庭のどこに建てるのかという
打ち合わせを経て本日着工。
お休みの日に組み立て作業が出来る様
頑張ってまいります。
お昼からは主にZOOMでの打ち合わせ。
新建新聞社さんの空調塾や、
新しい新築計画について。
引き合いがあるのは本当に
有難い事ですね。
さて、本日の話題は、
住宅の要望を作り手に
届けるという事について。
私たち注文住宅を生業とする
設計者は、大なり小なり
お施主様の要望を受け取って
家づくりをしていくものです。
ここ最近の家づくりでも、
お施主様の要望は本当に
多種多様なものがあります。
おしゃれを楽しむための
衣裳部屋がほしいという
ご要望もあります。
針仕事をするための部屋が
ほしいという要望もあった。
こちらの方向に向けて
窓は設けないでほしいとか、
リビングで火を見る生活を
楽しみたいとか、
洗面と脱衣は分けたいとか、
そりゃもう、挙げたらキリが
ないくらい、色々要望がある。
折角の注文住宅ですから、
要望はなるべく沢山出したほうがいい。
実現できるかできないかは別として
こんなことがやりたいという要望は
まず最初に全部出すのが注文住宅の
成功の秘訣だとも言えます。
最初に言えば叶えられた要望も、
後から追加するとできないという
ケースに発展したりしますからね。
そして、要望を出す際にものすごく
重要なのが、なせその要望を
持つに至ったのかという背景情報。
例えば書斎がほしいという要望。
これは非常によくある話です。
しかし、書斎がほしいという
背景の理由はみんなバラバラだし
作るべき書斎のあり方も、
要望の数だけ正解があります。
自分が集中するために閉じこもる
部屋がほしいという方も居れば、
テレワークの時に画面から社外秘の
情報が流れる可能性があるので
閉じこもれる部屋が必要という
方もおられたりしました。
どちらかというと後者の方が、
厳密に閉じた書斎になるイメージが
湧くのではないかと思います。
なので、書斎がほしいという要望
一つとっても、なぜほしいのかという
背景情報まで一緒に伝えるのが、
要望を建築会社に上手く伝える
コツになります。
人は、何かを覚える時に、それ単体で
覚えるよりも何かストーリー仕立てに
した方がよく心に残ります。
歴史の年表と出来事だけを
覚えるのは苦労しますが、
大河ドラマを通しで見れば、
その歴史をストーリーとして
捉えられるのでよく覚えられる。
みたいなものです。
だから、あなたの要望も、
背景となる情報を含めてストーリーに
仕立てるといいんですね。
過去にも、なんだか不思議な要望を
頂くお施主様がおられました。
なぜそういう要望を仰るのかという
事を私は聞くのですが、あまり
要領を得ない答えが返ってくる。
ところが、ある時ご主人と二人で
話をした時に、実はあの要望の背景には
妻のこんな趣味が影響していまして、、、
とお話をしてくださったことがあり、
それまで不思議な要望だと思っていた
事が一気につながったという事もありました。
人にはなかなか大きな声で言いにくい趣味。
宗教関係で必要なスペースや道具。
個人の特性や病気に由来するもの。
夫婦の性生活に関係するもの。
その辺りが言いにくい分野になります。
しかし、きちんと打ち明けていただけたら
表面だけなぞった家ではなく、
真に使いやすい家になるように、
あなたが思い浮かばなかったような
答えを考えてみたりもします。
ちょっと前に流行った小説の
「変な家2」も不思議な要望が
題材になっていたりしましたね。
実際の設計はミステリー小説では
ありませんので、なぜの部分を
隠す必要は全くありません。
ぜひ、ご自身の家づくりに対する要望を
背景情報から設計者さんに伝えてみて
頂けると、家づくりの完成度が
ぐっと高くなっていくかと思います。
ええ、そんなプライバシーの部分、
話すのは恥ずかしい、、、
って思いますよね。
だから、表面的な要望で表面的な
図面を色んな会社で書いてもらって、
中途半端になる家づくりが多いんです。
本当に信頼した設計者であれば、
個人の深いパーソナルな部分も
話せますよね?
そういう設計者さんに巡り合えたら
家づくりは幸せです。
是非、そういう人に巡り合えるよう
依頼先の選定を頑張ってください。
明日から空調講座などで
3日ほど会社を空けます。
風邪をひかぬ様気を付けます。
