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【日刊】吹き抜けが寒いのは嘘?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は新築の完成内覧会。
薪ストーブのある、岐阜の家。

岐阜の家の意味は、
岐阜でとれる材料で
極力作ったというものです。

見えている木は全部
岐阜県産材の物だと
思っていただいていい。

特にこだわりがないなら、
岐阜県産材を使ってみませんか?
いつもそう言っておりますが、
今回の建物ほど使っていただくと
とても岐阜らしい家になります。

私もとても満足しております。
お引き渡しが楽しみですね。

さて、本日の話題は、
吹き抜けの寒さについて。

本日の家も大きな大きな
吹き抜けがあります。
大屋根プランですので、
約18畳ほどの空間が、
屋根まで抜けております。

世間一般の常識では、
吹き抜けがあれば寒い家。
吹き抜けが大きいほどに
寒い家という事になります。

これは、間違いありません。
空気というのは同じ空間に
あれば暖かい空気は上に行き
冷たい空気が下に下がります。

なので、家の中に温度差が
ある場合は、吹き抜けが
あるほどに寒いという事に
なるわけですね。

じゃあ、本日内覧会の家が
寒かったかというと、ご参加を
頂いたどなたもが、暖かいですねと
仰っていただいております。

家の中に温度差を無くせば、
吹き抜けは寒くなくなります。

温度差を少なくする方法は、
やっぱりまずは断熱。そして気密。
最後に暖房方法になります。

それぞれのレベルが上がるほどに、
家の中の温度差は軽減され、
吹き抜けがあっても寒さを
感じにくいものになっていきます。

それぞれの地域における
断熱等級6程度は必須かなと。

それに満たない性能の家で、
上下階をつなぐ吹き抜けを
作ったとすると、どうしても
温度差が大きくなっていきます。

どこまでが許容できるのかは、
人それぞれになりますが、
上下階の温度差が3℃を超えると
どちらに合わせて暖房をするのか
というのが難しくなり始めます。

上を20℃にするなら下は17℃
ちょっと寒いかな?
下を20℃にするなら上は23℃
ちょっと暑いかな?

それでも今までの日本の家よりは
随分と暖かい感じにはなりますが
本当はもっといい感じで
調整できるといいのにな。

と思うシーンも出てくるかと。

吹き抜けを作ったら寒いという
事例は令和の今でも枚挙に暇がない。

だって、断熱等級6が制定されて
まだ5年も経っていないんですから。

高断熱なら吹き抜けでも寒くない。
みたいな定性的な情報だけが
独り歩きしてしまって、
後悔する人は沢山いらっしゃいます。

そもそも吹き抜けは寒さを
助長するリスクがあるという
事を理解したうえで、
断熱等級6以上、できれば7の
家を建てていただければと思います。

ちなみに本日の家は、
朝に暖房を止めましたが
日中は1階も2階も25℃。
陽の当たっているリビングは
26℃の状態でした。

断熱等級7であれば、
そんな感じの温度も
できてしまうんですね。

どうぞ、参考にしていただければ。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー