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【日刊】4次元思考が出来なきゃ高額に

日本人の暮らし

凰建設の森です。

本日は図面描き描きの日。
新築のご提案の図面に
一日向き合っておりました。

途中、インスタライブで
気分転換なども。

図面に向き合っていると
一日が過ぎるのが早い。

あっという間に時間が
溶けていきます。

明日からは空調講座。
帯状疱疹がまだ本調子では
有りませんが頑張ります。

シャツが擦れると痛いんです、、
移動、大丈夫でしょうか、、

と、泣き言を言ってても
始まりませんので、本日の話題を。

家づくりにおいてとっても大事な
4次元思考についてになります。

住まいは空間を作る事業になります。
空間とは縦✕横✕高さの3次元で
構成するものになります。

という事で、間取りを考えたり、
家のボリュームを考えたり
というのは3次元で考えていくもの。

と思っている人も多いかと。
しかし、私たち設計者は知ってます。
3次元の思考だけで作った間取りは
実現しない事も多い。と。

どういう事?そもそも3次元と
4次元って何が違うの?
ドラえもんの4次元ポケットの事?

イメージ的にはその通りです。
縦✕横✕高さの3次元に加えて
時間というもう一つの次元を
付け加えると4次元になります。

例えばあなたが今履いている靴。
20年後も同じものを履いてるか?

と聞かれると、多分違うものを
履いているんじゃないかと思います。

という事は、あなたの家には
今履いている靴の収納場所は
必要なんですけども、
20年後にはその収納場所は空くはず。

また代わりの靴を買えば埋まるけど
他の靴で代用できれば、収納場所は
増えるという事になるんですね。

それが4次元で考えるという事。
家の中に様々な物をおきます。

では、あなたの家では、
FAXはどこに置きますでしょうか?

今新築を考えている人なら
ほぼ100%FAXは置きません。
そんなものは置き場所を考える
必要なんて無いと思いますよね。

でも、30年前に家づくりをした人は
FAXの置き場を一所懸命に考えたんです。

FAXの置き場を作った人は今現在、
空になったFAXの置き場を何かに
使っていると思います。

そういう事なんです。4次元で考える
という事は10年後20年後のあなたと
相談をするという事なんですね。
これは10年後20年後も必要な空間か?と。

例えば私であれば、半年に1度やる
仲間内でのサッカーの道具。

サッカーの趣味があと20年続くかと言うと
おそらくもう少し軽い運動の趣味に
シフトしているだろうなと思います。

という事は、サッカーのシューズなどは、
4次元で考えればいずれ無くなる。

カメラはどうか?これは一生続けて
行けそうな趣味になりますので、
4次元で考えても置き場所は
確保しておきたい。ただし、
レンズは増えてもあと2本。
(2本も増えるの?と妻には怒られそうですが)

2本は純増なら場所は必要だし、
今ある2本が入れ替わるなら、
場所は必要ありません。

キャンプ道具は、今の置き場所より
他に広がらないように努力します。

・・・
みたいな感じで考えていきます。

家づくりにおいて4次元思考が、
最もできない事が多く、最も
家づくりに影響が大きいのが、
子ども達関連の物になります。

ベビーカー、遊具、おもちゃ、
学校の道具、習い事の道具、
よくわからないもの。etcetc

それらは10年後20年後、
どうなっている?

ベビーベッドがシンデレラフィットを
する空間を作ったとして、その空間が
使われるのは時間的にどのくらい?

そのくらい極端に考えれば分かりやすいけど
子ども達の為の様々な工夫や仕掛けが
必要なくなった後の事をあまり考えずに
家づくりをする方もおられたりします。

子供部屋、スタディーコーナー、
個別ロッカー、秘密基地、
ブランコ、上り棒、うんてい、
ボルダリング、滑り台。

過去様々なものをリクエストに
お応えして作ってきましたが、
子ども達が使わなくなった後の
事を考えずに作ったものは
使い道に困る事もしばしば。

ブランコやハンモックは、
外せば特に邪魔になりません。

うんていは洗濯物干しに
転用できるようにしておくと便利。

滑り台は乾いた洗濯物のシュートに
なって役に立っている事も。

おもちゃを入れるための収納。
学習道具を入れるための収納。

それらを作り付けたら後でどうするかを
考えねばなりませんが、それらの収納を
後で置く可動の物で良いと考えるなら、
物は収納ごと無くなっていきます。

何だったら子どもたちが一人暮らしを
する際に収納ごと持っていけるので、
将来的にも安く済んだり。

私が一人暮らしをする際には、
机付きのロフトベッドごと
引っ越しをしたので新生活の家具は
殆ど買わずに済みました。

子ども達がいる時代はリビングも、
おもちゃや遊具が所狭しと並び、
狭く感じられたりするものですが、
そんな時代は10年も続きません。

小学生になれば遊具は消え、家具は
大人が使うものと同じになります。

住宅が使われる時間の大部分は、
その状態で使われていく事になる。

家づくりをしている人たちの多くは
子育て世代だから、どうしても今現在
目の前にある子供たち用品の置き場が
気になってしまいますが、それを置くなら
必要なくなった時の事もセットで考える。

よくよく考えれば、遊具や学習道具が
無くなったらすっきりするんだから、
遊具を置いてもゆったり使えるように
作るんじゃなくて、遊具が無ければゆったり、
遊具があればちょっときついかな、
位に作っておいた方がいい。

子ども達の道具を置いてゆったりする。
と考えると家は果てしなく大きくなる。

そしてその分高くなっていきます。

結局夢いっぱい、ボリュームいっぱいで
図面が出来上がり、びっくりするほど
高い見積もりも一緒に出来上がるので
やっぱやーめた。ってなっていきます。

これ、家づくりにおいては本当に
あるあるな話になっていきます。

え、じゃあ凰建設は子ども達の事は
無視して家を作れって言いたいの?

って聞かれることもあるのですが、
いえいえ、そうではありません。
生物が営巣をするのは子育ての為。

人間だって例外ではないので、
子育ての為に家を手に入れると
言っても過言ではありません。

ただ、家を手に入れるのは、子育ての
ゴールではなくあくまでも手段です。

子ども達の為にどんな家を
用意してあげたいと思うのか。

どうぞよく考えていただければと思います。
私たちが思っている、こうあらねば。
という子供部屋のイメージは、
実は100年ちょっと前に作為的に
作られたものになります。https://youtu.be/Bpgb04bAfSw?si=K7z5JqqM4goi9U_K

子どもの物の置き場所をどうするか
部屋をどうするか、居場所をどうするか。

それは単に空間を作る作らないじゃなくて
あなたの家づくりの根幹に関わる
問題にもつながっていくはずです。

おそらく子育て中かつ家づくり中の
あなたは、将来はわが子も自分と
同じように独立した家庭を持ち、
自分達だけで暮らしていけるだろう。

その時に自分たちは定年を迎えて
余力もある状態でいるだろうから、
ちょっとスイスにでも旅行に行こうか。
なーんて事をやれたりするかもね。

って想像していたりするかと思います。
ぜひそういう未来に近い家づくりは
どんなものかを考えていただければと。

ちょっと話が飛躍していきましたが、
家づくりは4次元思考で。
子供たちの事に限らずですが、
その場所、その空間、その収納が、
10年後20年後、50年後、
ちゃんと有効に使われていそうかどうか
ぜひ、よく考えてみていただけると
家づくりはもう少しコンパクトに
納まっていくかもしれません。

参考にしていただければと思います。

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー