凰建設の森です。
本日は移動日。
というのも明日から、
4日間ほど出張。
博多に2日間、羽田まで
移動して御殿場、そして大阪。
体調を崩さぬよう頑張ります。
さて、本日の話題は、
質問箱からになります。
↓ ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/8a83031e-98a2-48e2-bafb-d4833f160677/completed}
非常に鋭い質問ですね。
質問者さんのおっしゃる懸念は
全く正しいものになります。
現在の木造の耐震設計のルールだと、
壁の強さに応じて決まる、
柱の引き抜き応力に応じて、
柱と基礎を緊結する金物を
施工することになっております。
体力面材や筋交などに定められる
壁倍率を足し算して求められますが、
正確な壁倍率の計算と正確な引き抜き応力の
計算は非常に大事なものになります。
付加断熱を施工している家の場合、
付加断熱が持つ地震への耐力は、
今のルールだとノーカウント。
しかし、荒い間隔であったとしても、
ビスで付加断熱を留めている家の場合、
一定以上の耐力が発現するということが
なんとなくわかってきました。
まだ細かな実験などをして、しっかりと
ルールに落とし込まないと、正確な耐力は
分からないと思います。しかし、
現実に幾分かの耐力は出てしまっている。
付加断熱に耐力が無い、と計算すれば、
引き抜き金物が負けてしまう可能性があり、
付加断熱に耐力が有る、と計算すれば、
全体の耐力不足を招きかねない。
質問にあった、プラスターなどの
補助耐力壁についても、来年以降、
計算に入れて行きましょうねという
ルールができますが、現段階だと、
そこに耐力は無いとして、計算する。
厳密にいうと、そういう問題が起きる。
なるべく高い精度で設計施工をしたいけど、
付加断熱についてはブラックボックスが
多いということですね。
じゃあ、付加断熱をしないほうが、地震に
強い家になるのかというと、それはまた別。
付加断熱が優れているのは、地震に対して
びくともしないかどうかを占う弾性域の
強度もさることながら、塑性域の粘りも優秀。
もうだめだ、これ以上は家に住み続けることが
できない!という自身の揺れが起きた時に、
家全体がぐしゃっと潰れる危険な壊れ方から
守ってくれる効果がすごく高いんですね。
計算のルール化がなされていないから、
実情の強度と設計上の強度のアンバランスが
生じて扱いに困るという点が少しあるだけで、
ある無しで言えば純粋にあるほうが強い。
そこは安心していただけたらと思います。
