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やっぱり計算できる人じゃないとダメ

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

一週間間が空くのに
タイトルなしのメルマガを
送ってしまいましたので、
ちょっと気持ち悪くて、
今日もお届けいたします。

自分で言うのも何ですが、
多分他の設計士さんと比べて
私は同業の方から質問を
頂く機会の多い部類だと思います。

まあ、聞かれるのは断熱とか、
湿度、エネルギー、設備といった
分野に限られておりますが。

新しい住宅商品を開発する際の
断熱構成についてのアドバイスとか
図面の相談などを頂きます。

で、色々と相談に乗るのですが、
ものすごく困るパターンが。

一切数字を出してくれない人。

例えていうのであれば、

「収入が少ないんですよね」

「今いくらくらいなんですか?」

「食べるのにいっぱいいっぱいで」

みたいな感じ。
食べるのにいっぱいいっぱいな
金額って、人によって微妙に
違ってくるんですよね。

月に20万円でやり繰りしてて、、
というのと、月に15万では
やっぱり苦しさが違いますよね。

家に置き換えると
「断熱を良くしたいんですよね」

「どのレベルまでですか?」

「とにかく暖かくしたいんです」

みたいな話になります。

断言してもいいのですが、
このくらいのレベルの話の人で
相談が上手く行く事は無いです。

せめて、20℃まで温めて
月の暖房費が10,000円以内とか
数字で表す、もしくは数字に
置き換えられる言葉が欲しい。

数字で表せられるという事は、
数字を触ったことがあったり、
数字を意識たことがあるという事。

体重が100kgの人が肥満だと
分かるのは、私たちが日ごろ
kgという単位の数字に触れて
慣れているからなんですね。

体重1000オンスならどうでしょう
痩せているのか肥満なのか、
すぐわかる人は居ませんよね。

それは、オンスという単位に
私たちは普段触れておらず、
数字の感覚が無いからです。

100万円なら分かるけど
100万トラル(スロベニア)は
どの程度の価値か分かりません。

私はあなたの専門分野で使われる
数字は分かりません。

直接ビリルビンが、3.0mg/dl
という数字が出てもそれが
適正なのかどうなのかの判断は
私にはつきません。

ビリルビンが何の分野で
使われている物なのかも
分かりません。

ちなみにビリルビンの正体は
↓     ↓
%url2%{https://www.sonysonpo.co.jp/md/i_hch018.html}

で、例えばあなたの専門分野の
数字が分からない私が、あなたの
専門分野について仕事をすると、
凄く危険だと思いません?

住宅業界ですと、実はそんな人が
沢山います。

省エネの数字が分からない人が
設計をしてしまいますと、
経済的に、そして健康的に
生命を脅かす家が出来上がります。

構造の数字が分からない人が
設計をしてしまいますと、
こういう結果を起こします。
↓     ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2020/01/82817045_3312898102118771_7305143581222633472_o.jpg}

これ、何のグラフかというと、
阪神大震災の時に亡くなった人の
年齢と性別を表したものです。

不自然に多い世代が居ますよね。
これ、学生向けアパートの被害者。

世の中に学生向けアパート程、
手を抜いて建てられるものは
ありません。

数年で入居者が入れ替わる、
投資用のアパートに、お金をかける
大家さんはいません。

結果、構造計算も何もなく、
限りなく弱い構造の建物が完成。

いざ、地震があるとこういう被害が
出てしまうんですね。

阪神大震災以前から建っている
学生アパートも全国にはまだ
沢山あります。

やっぱり、建築物を扱うなら
計算が出来ないと絶対ダメです。

計算をしたくないけど建築物を
扱いたいのであれば、
それはインテリアの道に進むべき。

あなたの依頼する設計士さんは
計算が出来る人でしょうか。

その計算は詳細なものでなくても
大丈夫なんです。

図面や仕様を見て、8割の精度で
安全か危険か、光熱費がどの程度の
範囲で納まるのかをさらっと
計算出来れば合格ラインです。

でもそれが出来ない人が多い。
多すぎます。本当に。

デザインがいいとか悪いとか、
高いとか安いとか、それ以前に
技術者として命を守る家を
任せられる人かを本当に
見極めてほしいと思います。

では、また一週間後
メルマガでお会いしましょう。

#本質的な家づくり #災害に強い家 #温熱は物理

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー