これまでお届けしてきたお役立ち情報や業界のリアルなお話を振返りでご覧いただけます。最新のメールマガジンは申込後に購読が可能です。

太陽光の最適が変わるかも

エネルギーと暮らし

凰建設の森です。

史上最短の梅雨が明け、
毎日暑いですね。

日中に降り注ぐ太陽の
エネルギーは言わずもがな
夏至が最も多いです。

しかし、夏至前後は日本は
梅雨なので、適度に地面が
冷やされ、暑さの本番は、
梅雨明けへと持ち越されてきました。

今年は7月がまるまる
梅雨ではありません。

このまま地面が熱を持った
まま8月を迎えてしまうと、
この暑さは序章に過ぎない
という事にもなりかねない。

節電のお願いはこれからも
頻発されると思いますが、
それだけでは何ともならないのは
誰もが薄々感じている所かと。

節電ポイントという飴の政策も
打ち出されましたが、うーん、
何ともですね。

今後予想されるのは、DRの導入
DRとはデマンドレスポンスの略。

需要側、供給側、両方に
使われますが、溜めておけない電気を
有効に使うための、電気の制度
全般を指すと思ってよいかと。

例えば本日の電力市場価格は
↓      ↓
%url1%{http://www.jepx.org/market/index.html}

電気の市場価格は
明け方6:30に18円。
17時~19時までは100円。

しかし、私たちは何時に電気を
使ってもほぼ同じ金額。

夕方の時間に電力が
ひっ迫するから希少価値が付き
電気は高くなるんです。

需要をコントロールしたいなら、
17時~19時に電気を使う人から
120円/kWhの電気代を
集める制度にすればいいんです。

多くの人は電気の使用を控える
と思いますので、節電のお願いは
しなくても良くなりますし、
電力会社の赤字も起きにくい。

節電をお願いするよりも
はるかに効率的な市場の
コントロール方法になります。

今までは人間様の都合に合わせて
発電できるように頑張ってきた。

しかしこれからは多分違います。
発電所の作る量に合わせて、
電気が生まれる量に合わせて
人間が生活を変えたり、
工夫をしたりする世の中です。

電力需要のピークは昼過ぎです。
でも、トータルで足りなくなるのは
夕方になります。

なぜ?

日本に存在する再エネの多くが、
南向きの太陽光発電であり、
それらが日中のピークを
支えてくれているからです。

南向き太陽光が息をひそめる
夕方に、電力が足りなくなる
という現象が起きています。

南向きの太陽光のみという、
非常に偏った再エネ導入を
先導してきたツケが来ています。

もし、電力価格が市場価格に
連動する世の中が訪れたら。

最も強い味方になってくれるのは
夕方に電気を作ってくれる設備。

太陽光発電であれば、
西面の屋根に載せたもの
という事になります。

岐阜県岐阜市における
最も暑い時期の4寸勾配屋根の
南と西の日射エネルギーは
こんな感じで変わってきます。
↓      ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2022/06/97d6daab19b0193cfdd250a9e231375c.png}

今後も、総発電量だけを
追い求めていくならば、
南の屋根の太陽光が良いのですが、
需要と供給のバランスに応じて
価格が変わるような事になるなら
恐らく最も得をするのは西側に
太陽光を沢山載せた家になる。

10年後の卒FIT時を見据えて、
西傾斜の片流れ屋根に
家を設計しておくのは、
有りだと言えるかもしれない。

西流れのメリットは
それだけではありません。

南の壁面が増えるんです。
南の壁面が増えると、
冬季の日射取得面が増える。

夏季の日射取得を垂直部材で
しっかり行えば南は
庇に頼らなくても大丈夫。

という事で、
日本版究極のパッシブデザインは
東西に屋根があるこういう感じの
デザインにまた戻るという
可能性も出てきた。
↓     ↓
%url3%{https://www.club-t.com/ct/kanko/guide/kokunai/info/k_196/k_196_000.jpg}

こちら、300年前の
600mm断熱ですからね。

いや、想像しただけでも
胸が熱くなりますね。

#未来コストを考える #エネルギー自立 #電気を使い過ぎない暮らし

登録特典として、小冊子をpdfでプレゼント
+知って得するメルマガを毎日配信

メルマガ

メルマガに登録する

この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

Xアイコン facebookアイコン Instagramアイコン

国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー