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寒さの閾値を下げる?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は新築のご相談のお客様。
家を建てるための土地を探したい。

という事でした。
余計な事とは思いつつ、
お二人のご実家は将来誰が面倒を
見て行かれる予定なのですか?

といういつもの質問から。

私たち住宅業界は、この70年で
空き家問題という社会問題を
作ってしまったという責任があります。

家がこれだけ余っているのに、
それでも土地を買って新築住宅を
建てる事が第一希望の人しかいない。

何故かというと、その辺にある
売られている空き家の質が
めちゃくちゃに低いからです。

寒い、暑い、修繕費高い、
あとどのくらい住めるか分からない。

中古住宅なんて怖くて買えないから
新築住宅を建てる事が第一希望。

あそこに建っている家に
本当は住みたいけど、
住んでる人が売ってくれないなら
新築住宅にするわ。

という人は誰もいません。

国民全員がそう考えて消費行動を
した結果、日本は空き家だらけに。

そして、今現在新築として
建てられている家もまた、
未来の空き家候補である家が、
7割になります。

国として、将来にわたって住宅を
住み継いでほしいと願って作った
基準が長期優良住宅になります。

しかし、その認定に足るレベルの
家は新築されるもののうち、
3割しかありません。

7割は30年後にまた、誰も
住みたくない、寒くて暑くて
修繕費も高くてあとどれくらい
住めるか分からない家になる。

何かが余っているという
社会問題があるなら、それを
これ以上社会に供給させない
というのが最も適切な対策。

お昼ご飯の残りが沢山あるのに
わざわざ夕ご飯を作る?

お昼の残りを食べましょう、
っていうのが普通じゃない?

でも住宅業界は、今度こそ
長持ちする暖かい家を作りました
って、住まい手に嘘をつき続け、
今に至ります。

本日お越しいただいたのは、
昨日の内覧会にもお越しいただいた
お客様になります。

ここ数週間で色んな家を
見に行きましたが、どんな会社の
モデルハウスよりも、引渡し前の
凰さんの家が一番暖かかった。

というコメントを頂きました。

みんなが暖かい家づくりを
始めたら差別化なんて出来なくなる
って、数年前は言われてました。

そう言う面もあるかとは思いますが
今現在においては、岐阜地域では
まだまだ弊社の作る家の暖かさは
誇っても良いレベルなんだなと。

普通は暖かいと言っても、暖房が
ついてて、暖房の風も音も感じながら
暖かいという感じになります。

床暖房であれば風や音は無い。
ただし、床暖房が入っていない
部分との差が物凄く激しい。

玄関土間を裸足で歩くなんて無理。

暖かい家に行き慣れると、
寒さの閾値が下がります。

違いが分かる様になるんです。
弊社お施主様、住んで2週間、
25℃55%の環境でも、
寒さを感じる気がする。

という感覚になったりします。
ほんのわずかな寒さが分かる。

そのほんのわずかな寒さを
どこまで取り除いて行けるか、
そして、同時にそれをどこまで
軽い設備で追求できるか。

夏は夏で大変ですが、冬は冬で
快適を作るのは大変です。

局所不快感という点では、
夏よりも冬の方が難しい。

暖かい家が欲しいと思ったら、
今の時期こそ色んな家を
見に行った方がいいと思います。

出来れば、家の真ん中に
10分くらいじっと座って
足元の冷え感や気流感などが
あるのかないのか、あるなら
許容できるレベルであるのか
という事を感じてほしい。

断熱だけでも限界はあるし、
暖房機器だけでも限界はある。

どうぞ、断熱住宅に対して
舌の肥えたお客様になって
頂けたらと思います。

#本質的な家づくり #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー