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工務店と職人さんの関係

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

明日、上棟作業、
明後日、横浜に出張。
ということで、ひょっとしたら
明日明後日はメルマガが
届かないかもしれません。

届かなかったら、
あ、力尽きたか。
と思ってくださいませ。

本日の話題は、大工さん。
質問箱にこんな質問が。
↓     ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/765dc67e-ba13-48ce-9a1a-2e89bddc12a8}

これは、本当に仰る通り。

大工さんが社員さんだって
言う会社って、本当に稀です。

今の建築会社の99%は巨人軍

どういう意味かというと、
自分の会社で大工さんを
育成するという事をしない。

どこかで育ってきた大工さんを
雇い入れる形で経営します。

だってその方が経営は楽。
お金の無い国が戦争をするために
傭兵を募るのと同じです。

育ち切った20代後半から、
40代くらいまでの大工さんに
仕事を頼み、動きが悪くなったら
仕事を頼まない。

10代後半、20代前半の大工さんの
指導をすることもないし、
動きの悪くなった大工さんの
面倒を見る事もしません。

だから大工さんの数というのは
減り続ける一方です。
↓     ↓
%url2%{https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Images/news/newsrelease/cc/2018/0613/img5.png?la=ja-JP&hash=E422B9178E423F24404E8DA4248E853C9E2C524}

もし、技術力を謳う工務店さんで
その大工さんが、小僧の時から
その工務店さんで修業をしてきた
というのであれば、
それは紛れもない技術力です。

また、技術力という物の中身も
昔とはずいぶん違ってきました。

昔の技術というのは、実際に
正確に物を作れるかどうか。
リアルに目に見えるものです。

しかし、今は家づくりと言えども
目に見えない物が沢山あります。

熱や湿気は目に見えません。

そういったものを上手に扱えるか。
それもまた技術力になります。

昔からの伝統的な技術でない
最新のものは、やっぱり
工務店さんから大工さんに
教える必要が出てきます。

そういう指導がしっかりと
出来ているかどうかというのも
含めて、工務店の技術力?
と言えるかもしれません。

工務店と職人さんの関係について
これもまた難しい話題です。

そもそも工務店とは何か。

工務店とは文字通り、工事業務を
行うことが出来るお店の事です。

工事業務を行うためには、
職人さん、作業車、工具、倉庫などが
必要となってきます。当然です。

しかし、工務店と名乗っているにも
関わらず、作業場もなければ、
職人さんもいない会社もあります。

むしろ、そういう会社の方が多いかも。

工務店と名乗っているにも関わらず
社員で工事出来る人がいない会社は、
いざというときに頼れません。
その技術は会社の物ではないから。

いざというときとは、災害時です。

昨年、東海地方に豪雨や台風が
沢山やってきました。

そういういざという時、設計者や
営業マンは役に立ちません。
残念ながら。

大工さんが社員さんじゃない会社も
いざという時には対応が遅れます。

だから、最終的に工事を行う工務店が
きちんと工務店であるかどうか。
(=工事能力があるかどうか)

は見極めておいた方がいいです。

御社の作業場を見せてください。
これで工務店かどうかは
一発で分かります。

だって、工務店じゃない会社は
作業場無いんですもん。

住まい手さんから見ると、
工務店に頼んだと言えども、
そこから先の下請けさんは
いっぱいいます。

残念ながらほぼ全ての大工さんは
工務店さんからの下請け。
外壁屋さんや屋根屋さん、
設備屋さんも内装屋さんも
ほぼ工務店からの下請けです。

下請けさんの入れ替わりが
激しい所もあれば、
昔からのパートナーで、
ずっとやっている所も。

どちらも一長一短ありますが、
私は、もう職人さんが
入れ替わり立ち代わりの時代では
無いと思います。

何故ならもう職人さんは
数が居ないからです。

バブルまで位は仕事余りで
職人不足でした。

そして5年くらい前までは
仕事不足で職人余り。

これからは、完全に職人不足。

職人さんを大事にする会社
じゃないと、長く続けられない。

職人さんを大事にする会社って
どんな会社かと言えば、
職人さんの雇用と収入を守る会社。

つまり、ローコスト住宅では
商売が長続きしないんですね。

他にいくらでも求人があるのに
あえて収入の少ない所で
働く理由はあると思います?

あらゆる商品の中で、
買ったところが無くなって困る
ランキングがあるとしたら
住宅会社は恐らく1位でしょう。

住宅会社が刹那的ではなく、
長く続けられる体制を
作っているかどうかの
判断をするひとつに、
職人さんを育てているかどうか
というのはあると思います。

先のことを見据えている会社ほど
ちゃんと職人さんを
雇用していますからね。

#本質的な家づくり #未来コストを考える #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー