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平屋なら耐震不要か

災害とレジリエンス

凰建設の森です。

本日は新築の打合せ。
間取りが決まった後の
実施設計になります。

色を決めたりコンセントの
位置などを決めたりと、
図面が決まった後もやることは
まだまだ沢山。

そして家づくりの中でも
楽しい時期になります。

ぜひ、この時間を楽しんで
貰えたらと思います。

さて、本日の話題は、
家づくりならまずここを
チェックして!
と言っているこちらからの
話題提供です。
↓     ↓
%url1%{https://www.nilim.go.jp/}

今年の1月1日に発災した
能登半島地震は今でも
復旧復興が進まず、
大変な思いをされておられる
方はまだまだおられます。

復旧も急がれますが、
それと同時に、被害の
原因分析を行う取り組みも
進んでおります。

2月に第一回目の被害分析委員会が
開催をされております。

今回、第二回目の委員会が
開催されるお知らせが。
↓     ↓
%url2%{https://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kisya/html/kisya20240607.htm}

4か月の時を経て、
今回の地震の被害が
どのようなものだったのか
というのがもう少し
明らかになるはずです。

前回の速報調査では、
津波関連の被害、
地震関連の被害、
液状化等の被害など
幾つかのジャンルに分けて
能登半島地震被害の
レポートが提出されており
私も興味深く拝見しました。
↓     ↓
%url3%{https://www.nilim.go.jp/lab/hbg/iinkai/notohantouzisinniinnkai/file/240214_sankou3.pdf}

木造の耐震についての
部分だけを簡単にまとめると
・1980年以前の建物は倒壊の危険大。
・それ以降の建物は倒壊の危険小。
(でも倒壊した事例もありそう)
・2007年の地震以降の家は被害軽微か?
・築古平屋茅葺でも被害軽微な建物が!

という事になります。
年代別だけの分析ですので、
まだまだ詳細に詰めていく
必要があるレポートです。

恐らく今回はこのレポートが
もっと細かくなされる事に
なるかと思います。

私の関心としては、
2007年の地震を経験した
建物とそうでない建物で
今回の地震被害の大きな
差が出ていそうなこと。

2007年時点で無被害だったけど
今回の地震では倒壊したという
事例が何軒も報告されている。

新しいからOKというのではなく、
2007年の地震のダメージが
今回の地震に耐えられるかどうかの
分水嶺になっていた可能性が
あるという事です。

という事は、2007年以降の
建物でも、今回の地震で、
かなりのダメージを負ってしまい
今度来る同規模の地震には
耐えられないという可能性がある。

その辺の事が深掘りされると
いいなと思っております。

そしてもう一つが平屋の分析。

来年の法改正でも、平屋は
新3号特例という扱いで、
構造の検討をしないで済む
抜け道が用意されております。

2階建てと平屋では、
地震時に1階の構造材に
掛かる力は半分くらいに
なってしまいます。

お父さんとお母さんが相撲を
取ったら普通はお父さんが勝つ。

しかし、お父さんは小学生の子を
肩車しながら相撲を取ってね。
子どもは自分でしがみつくから
手は自由に使っていいですよ。
という条件が加わるとどうでしょう?

ともすればお父さんは負けます。

建物の荷重が変わる、重心が変わる
というのはそういう事になります。

もし、今回の調査において、
現行法規レベルであれば、
平屋なんて耐震の事を考えずに
建てても大丈夫みたい。

という結果が出るようであれば、
新3号特例は妥当な法律だと
いう事になったりもします。

弊社、平屋の建物であっても
許容応力度計算による耐震等級3
を取得しております。

弊社のポジション的には、
「平屋でも耐震等級3は必須!
できれば構造計算も!」

みたいな調査結果になってくれると
そうでしょうそうでしょうと
言えるのですが、ひょっとしたら
改正建築基準法が言う様に、
平屋は別にどうでもいいよ。

っていう結果が出るのかもしれません。

まだ第二回目の調査報告会なので
結論が出せるとは思えませんが、
能登半島地震の被害がどんなもの
だったのかというのは作り手として
非常に注目しております。

委員会は6月17日に開催。
また結果が出ましたら、
メルマガのネタにさせて
頂こうと思います。

各種メディアでも色んな被害状況が
報告されたりしておりますが、
基本的には時間の関係や紙面の関係上
非常に断片的な情報になります。

公の機関が色んな方の手と目をいれて
しっかりとまとめた報告書には、
情報量も精度も及びません。

情報のきっかけとしては良いですが
それが意思決定のソースになったり
するのは危険な事になります。

近所のおばちゃんの噂話で人生の
大事な決断をするようなものです。
そんな話をちょっと喋ってみましたので
良ければご覧になっていただけたらと
↓     ↓
%url4%{https://youtu.be/DNc-Wt1UlJw}

#災害に強い家

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー