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指値を入れるなら。

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は午前中に会議。
昼からは図面描き描き。

今日は娘の誕生日なので
早く帰れるように、
昼からは人と会う約束は
入れておりません。

娘の誕生日なのと、
実は私も誕生日。
ホワイトデーが誕生日って
男性としては色々と複雑。

貰うし返すみたいな?

さて、本日の話題は
土地を買う時のお話です。

そもそも、土地を買う方に
対しては、いつも、
本当にあなたは土地を買って
家を建てなくてはならない
立場の人なのかという事を
まずお尋ねいたします。

建築会社や不動産会社に
訪れた時点で、殆どは
家を建てるか建てないか
という選択肢まで戻る
なんていう事はありません。

建築会社や不動産会社から
したら、自分たちの
飯のタネを根本から覆す
悪手にしかならないから。

しかし、社会全体の事、
そしてあなたの事を考えると
必ずしも土地を買って家を
建てるという選択肢が、
最良という場合ばかりでは
ありません。

だから、あえて聞きます。
あなたが土地を買って家を
建てなければならない背景を。

そのうえで、土地を買うという
選択をされるのであれば、
勿論土地探しからお手伝いを。

土地探しというのは、普通の
買い物とは違う事もあります。

何かというと、土地の売主は
必ずしもプロとは限らない。

どちらかというと、ヤフオクや
メルカリみたいな感じです。

個人の人が個人の人に売る。
というパターンも多い。

それが気をつけないといけない
ポイントになります。

簡単に言うと相手の立場に立つ
というのが大事になります。

あなたが相続した実家の土地を
売る側に回ったと考えてみて。

問い合わせの段階で、
こいつには売りたくないな。
と思ってしまうパターン、
幾つか想像できますよね。

すごく上から目線での交渉や
お金の事しか言わない交渉、
じわじわと金額を下げさせる交渉。

そんな相手なら、買わなくていい。
実際の不動産取引の場においても
そういう事はしばしば起こります。

日本人の感覚だと、どうしても
お客様は神様じゃないのか。
買い手の立場が上でしょう。

となってしまいがち。

例えば、ずっと付き合ってきた
隣の家の人が、土地建物を売りたい。

とあなたに言ってきた時に、
あなたは途端に神様になって
横柄な態度で隣の人に接するのか。

そんなことはないですよね。
普通に人と人として、各種の
取り決めを進めていくはずです。

顔が見えないだけで、不動産情報の
先にはあなたと同じ、普通の誰かが
いるんですね。

どんな商取引であっても、
買う側は安く手に入れたいもの。
売る側は高く売りたいもの。

ある不動産の情報があるとします。
魅力的な物件だけど、出来れば
もう少し安く手に入れたい。

そういう時には、買い手から
この金額で売ってくれませんか?
と金額を指定することができます。
それを指値を入れると言ったりします。

これのやり方が壊滅的に下手くそな
人がたまにいたりします。

値引きを迫るという事は、
相手に不利益を被ってもらう事。
そしてあなたの益が増える事。

あなたは「お願い」をする立場です。
なのに、謎の上から目線。
こっちは客だぞ偉いんだぞ。
売れなかったらお前は困るんだぞ。

そう考えているのが透けて見える。

不動産は替えが利く物ではない。
その取引が潰れたのであれば、
その不動産は永遠にあなたの物には
ならないという事になります。

まずは、お願いの立場だという事を
忘れないというのが大事になります。

次に、金額の指定の仕方。
「いくら下げてくれるんですか?」
言いたくなる気持ちは分かります。
だけどこれは場合によっては
凄く無責任な言葉になります。

売主さんも、全く根拠なく金額を
設定しているわけではありません。
色々考えて、この金額で売りたい。

具体的な金額を言わない価格交渉は
その不動産の価値を軽んじている
と受け取られることもあります。

この物件、なんぼ下げられるん?
あなたは考えなくてもいいし、
責任を負わなくてもいい言葉ですが
その分売り手は悩むんです。

出来れば、具体的な金額を指定する
指値を入れたほうが誠実です。

そして、指値を入れる場合。
2000万円の物件に対して、
1900万円の指値を入れた。

しかし断られた。
じゃあ、2000万円で買います。

え、買うの?

売主の立場になってみましょう。
2000万円で買える支払い能力が
あるのであれば、100万円の
値引き交渉って何だったの?

スケベ根性丸出しのクレクレ君なの?
買えるんだったら最初から2000万で
買えよ。そんな奴信用ならない。

そういう気持ちが湧かないと
あなたは言い切れます?

特に売主が個人の方なのであれば、
指値を入れる時は、断られたなら
この物件は諦める前提で
金額を決める覚悟をしてほしい。

過去にも、交渉事が下手過ぎて、
全く土地が買えないまま、
結局家づくりをやめちゃった
という方がいらっしゃいました。

自分が得したいという気持ちは
誰でもあるものですから分かります。

だけど自分が得をするために
誰かが損をするのが交渉だ。

と思っているのなら違います。
お互いにメリットのある状態に
落ち着かせるのが交渉です。

売り手の気持ちを知りたければ、
フリマアプリや、リアルのフリマで
何かを売ってみるといいです。

自分が大事だと思っていないものを
値切り交渉された時と、
自分が大事だと思っているものを
値切り交渉された時の、
自分の心のざわつき方。

同じ金額の値切り交渉だとしても
ものの言い方ひとつで、
自分の感じ方が変わる事。

いくら下げられるの?
という聞き方をされると
自分がどう思うのか。

その経験は、あなたが個人の方から
不動産を購入する時の交渉の仕方に
生きてきます。必ず。

勿論、売り手の経験をせずとも、
上手に不動産を取得される方も
沢山いらっしゃいます。

売主さんと良好な人間関係を築き
あなたにならその金額で売ってもいい
と言われた例も沢山あります。

売主さんとは、契約の時まで
会わないというのが普通の取引。
仲介の不動産会社さんを通して
ですら、伝わる誠意や人間性。

なんとなくお分かりかと思いますが、
そういう事が出来る人は、
不動産取引のシーンじゃなくても、
人生が上手く行く人ですね。

交渉事は相手の立場に立って。

失敗したくない不動産取引だからこそ
誠意を持って慎重に行きましょう。

#本質的な家づくり #未来コストを考える

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー